敏感肌の人にはワキガ治療がおすすめです
敏感肌のせいで制汗剤やデオドラントスプレーを脇に使えず、ワキガ対策にお手上げ状態の人には、専門のクリニックで受けられるワキガ治療がおすすめです。専門のクリニックでは、肌になるべく負担をかけないワキガ治療を取り扱っているので、敏感肌であっても大きな不安はありません。
カウンセリングの段階で敏感肌であることを医師に伝え、適切な治療について意見を聞いてみましょう。もちろん、敏感肌ではない人にも、専門的なワキガ治療はおすすめです。
敏感肌の人は医師と相談しながらワキガ治療を検討しましょう
敏感肌で皮膚に炎症やかゆみを起こしやすい人は、自分でできるワキガ対策に限界があります。市販の制汗剤やデオドラントスプレーが肌に合わないことが多いので、手軽な方法でワキガのニオイケアをするのが難しいです。
実は市販の制汗剤などでは、ワキガのニオイをしばらく抑えることはできても、ワキガ体質そのものを治すことができません。敏感肌の人は肌に合わないリスクが高い市販の制汗剤などより、効率的に確かな方法でワキガのニオイの改善が期待できる、ワキガ治療がおすすめです。
敏感肌の人におすすめのワキガ治療は、汗の分泌を抑えたり、汗を分泌する汗腺の働きを止めたりできる施術です。敏感肌の程度やワキガの症状には個人差があるので、医師と話し合いを持った上で、どの方法でワキガを治療するのか決めていきましょう。
- ボトックス注射
ボツリヌス菌から抽出した「ボトックス・ボツリヌストキシン」を注射して、過剰な発汗を止める治療法です。もっとも手軽なワキガ治療になります。 - レーザー治療
汗を分泌する汗腺をマイクロ波の熱で破壊して、汗腺の働きをストップする治療法です。ダウンタイムが短いのが特徴です。 - シェービング法
汗を分泌するアポクリン汗腺をシェービング機で削り、吸引機で吸い取って除去する治療法です。軽度から中度のワキガの人におすすめです。 - 完全摘出法
医師の手でアポクリン汗腺を一つひとつ取り除いていく治療法です。丁寧な施術になるので時間はかかりますが、入院の必要はなく日帰りできます。
敏感肌に明確な定義はありません
皮膚科学的にいうと、実は敏感肌についての明確な定義はないといいます。敏感肌のレベルは個人差が大きいこともあり、スキンケアやメイクなどをした時に刺激や肌のつっぱりなどを感じるのが敏感肌だと位置づけられています。
定義のない敏感肌ですが共通する症状として、肌のバリア機能の低下が見られるのが特徴です。敏感肌でない普通の肌状態であれば、肌の表面は皮脂膜で覆われています。
皮脂膜の下の角層と角化細胞では水分が維持されて、外部からの刺激に強い健やかな肌状態をキープしています。ところが敏感肌の場合は、角層がダメージを受けやすく、すぐに肌内部の水分が逃げていってしまうのです。
こうしたバリア機能の低下が起こった肌は、汗や雑菌などの外部の刺激から身を守れないため、さらなる肌トラブルを招くことになります。敏感肌の人は顔の肌だけでなく、脇の皮膚でも同じ現象が起こりやすいです。
汗に弱い敏感肌には適切なスキンケアが必要です
敏感肌の人は脇の下にたくさんの汗をかくと、かゆみなどの肌トラブルを起こすことがあります。肌のバリア機能を高めるためにも、日頃からスキンケアをして労わってあげましょう。
トラブルのない健やかな肌は弱酸性の状態を保っていますが、大量の汗をかくと雑菌が繁殖して肌バランスが崩れます。肌に炎症が起きてしまうのと同時に、ワキガのニオイも発生しやすい状態です。
大量の汗はあせもができたり、肌が乾燥したりする原因となります。敏感肌の人は汗をかいたらこまめに拭きとり、肌にやさしい化粧水やクリームを使った保湿を心がけましょう。
どんなにかゆいと感じても、決して掻かないようにすることも大切です。ワキガの汗にお悩みの敏感肌の人は、バリア機能を上げるスキンケアに取り組んでください。
(まとめ)敏感肌向けのワキガ対策とは?
敏感肌のために制汗剤が使えない人は、専門的なワキガ治療を検討してみましょう。肌に負担をかけない施術も選べるので、医師に相談すれば敏感肌でも不安なく治療を受けられます。
敏感肌ではない人にも、専門のクリニックを受診することをおすすめします。
敏感肌の人の場合は制汗剤の使用はリスクが高いので、セルフケアでできるニオイ対策にはどうしても限界があります。医師に敏感肌とワキガの症状を伝えた上で、自分に合ったワキガ治療について考えてみましょう。
敏感肌について皮膚科学的な定義はされていませんが、日常のスキンケアなどで肌に刺激や違和感を抱く状態を敏感肌としています。バリア機能が低下した敏感肌は汗などの刺激に弱く、肌トラブルを招くことがあります。
ワキガの汗に悩んでいる敏感肌の人は、化粧水や保湿クリームを使って肌のバリア機能を高めるスキンケアをしていきましょう。大量の汗を放置するとあせもやかゆみの原因になるので、こまめに拭くことも忘れず行ってください。