ワキガに悩む人の男女比は女性の方が高いです


ワキガの男女比を見てみると、ワキガに悩む人は7:3の割合で女性の方が高くなっています。遺伝子的にはワキガになる確率に男女に差はないのですが、女性の方が男性よりもがワキガを気にするため、男女比で見ると女性の割合が高くなります。

ワキガは遺伝で引き継がれる体質なので、性別による違いは本来ないはずです。それでも男女比に差があるのは、女性がワキガに対して敏感になっている表れだといえます。

ワキガになる原因に男女比はありません

ワキガになる原因にはもともと男女比はなく、ワキガを発症する理由は男女ともに同じです。両親からの遺伝の影響が大きいため、性別による違いはありません。

ワキガ体質の人には、いくつかの前兆が見られます。

両親がワキガ体質である

両親のどちらかがワキガ体質だった場合、自分がワキガになる可能性はかなり高いです。兄弟や姉妹の中にワキガ体質の人がいる場合も、自分自身もワキガ体質であるかもしれません。

耳垢がベタベタしている

耳垢がベタベタと湿っている人も、ワキガ体質だと考えられます。アポクリン汗腺は耳の中にもあるため、ワキガ体質の人の耳垢は乾燥せず、常に湿った状態です。

ワキからなんらかのニオイがする

ワキガのニオイには個人差があるので、人によってニオイの種類はさまざまです。ミルクのような甘いニオイや、酸っぱいニオイなどがする場合は、ワキガのニオイだと考えられます。

思春期を境に汗のニオイが気になる

思春期を迎えたのを境に汗のニオイが気になり始めた人も、ワキガ体質の疑いがあります。ホルモンバランスが変わるこの時期は、アポクリン汗腺が刺激されてワキガのニオイが強くなることがあるからです。

自分のニオイは自分ではわかりづらいため、ごく普通の汗のニオイだと思っていたのがワキガのニオイだったという場合もあります。

女性はホルモンバランスの影響でワキガのニオイが変化します


女性の場合は男性と違い、ホルモンバランスの変化によってワキガのニオイが強くなることがあります。月経や妊娠、出産の影響で女性ホルモンのバランスが変化し、一時的にワキガのニオイが悪化するのです。

女性ホルモンが分泌されるとアポクリン汗腺が刺激されて、ワキガの原因となる汗の量が増えます。アポクリン汗腺から分泌される汗にはタンパク質や脂質が含まれているため、常在菌が繁殖してワキガのニオイを発生させます。

また女性は下着の締めつけが原因で汗が蒸れやすいので、ワキガのニオイが悪化しやすいです。ホルモンバランスが変化している時は、皮脂の量も変化するので、皮脂が酸化した脂っぽいニオイが強まることがあります。

ニオイが気になるからといって洗い過ぎてしまうのも良くありません。常在菌があまりに減少するとかえってニオイが強くなる恐れがあるからです。

ワキガは男女比だけでなく年齢による差もあります

ワキガは男女比の差以外にも、年齢による差も見られます。年齢が高い人よりも若い人に、ワキガの症状を自覚している人が多いという統計があります。

ワキガは思春期を迎える若い世代にもっとも多く見られ、30代以降になると徐々に減少していくのが特徴的です。年齢を重ねればワキガが治るというわけではなく、ニオイの強さが少しずつ弱まっていくことを表しています。

ただし30代以降でも強いワキガのニオイに悩まされている人は少なくないので、時間の経過だけではワキガの悩みは解決できないといえます。ワキガは両親からの体質遺伝が原因である以上、専門的な治療を施さなければ治すことはできないのです。

専門のクリニックでは、さまざまな治療法を取り扱っています。無料でカウンセリングを受けられるので、気軽な気持ちで相談してみましょう。

ワキガ治療に対する希望は、人それぞれです。ワキに傷跡を残したくない人もいれば、しっかりとニオイを抑えたい人もいます。

信頼できるクリニックであれば、自分に合った治療法が見つかります。医師と相談しながら、納得できる治療を受けましょう。

(まとめ)ワキガに悩む人の男女比はどのくらい?

1.ワキガに悩む人の男女比は女性の方が高いです

ワキガに悩む人の割合を男女比で見てみると、7:3で女性の方が割合が高くなっています。遺伝で引き継がれるワキガ体質に、本来男女の差はありません。

女性の方がワキガを気にする傾向があるため、男女比に差が出ていると考えられます。

2.ワキガになる原因に男女比はありません

ワキガになる原因に男女比はなく、多くの人が両親からの遺伝でワキガ体質になっています。耳垢がベタベタしている人や、ワキからなんらかのニオイがする人などは、ワキガである可能性が高いです。

3.女性はホルモンバランスの影響でワキガのニオイが変化します

女性は男性と違い、ホルモンバランスの変化によってワキガのニオイが一時的に強くなることがあります。女性ホルモンがアポクリン汗腺を刺激し、発汗量を増やして常在菌の繁殖を促すからです。

4.ワキガは男女比だけでなく年齢による差もあります

ワキガは男女比だけでなく年齢による差も見られ、年齢が高くなるほどニオイが弱まる傾向があります。ただし時間の経過でワキガが自然に治ることはないので、適切な治療を受けましょう。

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