洋服のワキ部分に黄ばみがある場合、ワキガの前兆だと考えられます
脱いだ洋服のワキ部分に黄ばみが見られる場合は、ワキガの前兆かもしれません。洋服の黄ばみは、皮脂やエクリン汗腺から分泌される汗に含まれるミネラルが繊維に染み込むためにできます。
またアポクリン汗腺から分泌される汗に含まれる色素成分や鉄分も、黄ばみの原因になります。ワキガの前兆だと考えられる症状は他にもいくつかあるので、洋服の黄ばみが気になる場合は他にワキガの前兆が現れていないか確認をしましょう。
ワキガの前兆だと思われる症状がないかセルフチェックをしましょう
ワキガの前兆だと考えられる症状は、洋服の黄ばみ以外にもいくつかあります。普通の汗臭さと違い、ワキガのニオイには独特な強さがありますが、ワキガ体質の人は自分のニオイに気づきにくいといわれています。
人からワキガを指摘されることを防ぐためにも少しでもワキガの前兆を感じたら、セルフチェックをしてください。ワキガの前兆だと判断できた場合は、きちんと治療していくことを考えましょう。
ワキガのニオイの原因となる汗は、アポクリン汗腺から分泌される汗です。アポクリン汗腺は耳の中にもあるので、耳垢がベタベタとした湿っているのはワキガの前兆だといえます。
お風呂上りや運動後を避け、綿棒を使って耳垢の湿り具合を確認してみましょう。
ワキ毛が濃い人にはアポクリン汗腺が発達している人が多いため、ワキ毛の濃さもワキガ体質かどうかを判断する目安になります。密集して生えたワキガには汗が絡みやすく、雑菌が繁殖してニオイの原因となることが多いです。
ワキガになる原因の多くが、両親からの遺伝です。両親のどちらかがワキガ体質だった場合、かなりの確率でワキガが遺伝します。
両親がいずれもワキガ体質であれば80%、片方がワキガであっても50%と高い確率となっています。
汗かきだからといってワキガだとは限りませんが、ワキにかく汗が多いのもワキガの前兆です。ワキガの汗と普通の汗が混じり合うことで、余計にニオイが強くなります。
ワキガのニオイは人によってタイプが異なります
ワキガの症状は人によって違いが見られるため、ワキから汗のニオイがしたからといってワキガだと断定できません。同じワキガのニオイでも、ニオイの強さや種類には個人差があります。
ワキガのニオイはツンとする刺激臭が多いですが、他にもさまざまなタイプのニオイがあります。
ワキガのニオイといえば、カレーやスパイスのようなニオイを思い浮かべる人が多いです。スパイシーな刺激臭は、ワキガのニオイに多く見られます。
ワキガのニオイは人によっては、鉛筆の芯に似たニオイがすることもあります。鉄臭いニオイが特徴です。
ネギに含まれる刺激臭とワキガの刺激臭が似ているため、ワキガはネギのニオイに例えられることもあります。このニオイがする場合は、食生活の見直しをした方がよいです。
ワキガの前兆に気づいたら、なるべく早く医師に相談しましょう
ワキガの前兆はさまざまなところに表れます。もしなんらかのワキガの前兆に気づいた時は、なるべく早いタイミングで医師に相談するのがおすすめです。
ワキガのニオイは周囲から指摘されてしまうことで、さらに大きなストレスとなります。少しでもワキガの前兆を感じたら、ワキガ治療専門のクリニックを受診しましょう。
- ボトックス注射
- レーザー治療
- シェービング法
- 完全摘出法
ワキガを治療する方法は、自分の希望に合わせて選ぶことができます。すぐにでもワキガのニオイを抑えたい方や、切らずに治療したい方はボトックス注射かレーザー治療を選びましょう。
ワキガの強いニオイに悩まされている方や、ワキガを再発させたくない方には、汗腺を取り除くシェービング法や完全摘出法がおすすめです。
(まとめ)ワキガの前兆とは?
洋服を脱いだ時にワキ部分に黄ばみがあるのは、ワキガの前兆である可能性が高いです。汗にはさまざまな成分が含まれているため、洋服の繊維に汗が染み込むと黄ばみになります。
洋服の黄ばみ以外にも、ワキガの前兆が現れていないかチェックしてみましょう。
ワキガの前兆だと考えられる症状は、洋服の黄ばみ以外にもいくつかあります。耳垢がベタベタしている人、ワキ毛が濃い人はワキガ体質の可能性が高いです。
両親にワキガの人がいる場合や、ワキにかく汗の量が多い人も、ワキガの疑いが高まります。
ワキガの症状は人それぞれで、ニオイの強さや種類には個人差が見られます。多いのはカレーやスパイスに似たニオイで、ワキガの人の多くはこのニオイがします。
他にも鉛筆の芯やネギのニオイなどに、例えられることがあります。
ワキガの前兆に気づいたらなるべく早く医師に相談して、治療を前向きに検討しましょう。切らずに治療をしたい方には、ボトックス注射やレーザー治療がおすすめです。
汗腺を取り除く治療を考えている方には、シェービング法や完全摘出法が向いています。