ワキ毛の処理をした方がワキガの臭いを抑えられるといわれています
ワキ毛を生やした状態にしておくよりも、きちんとワキ毛を処理した方がワキガの臭いを抑えられるといわれています。鼻にツンとくるワキガ独特の臭いは、ワキの下にいる雑菌が汗の成分を分解することによって起こります。
ワキ毛が生えていると汗の成分がワキの下に残りやすく、雑菌が増えて臭いを強めることになるので、ワキ毛はできるだけ処理するのが望ましいです。
ただしワキ毛をすべて処理したからといってワキガが完治するわけではありません。ワキガを治すには、専門のクリニックで適切な治療を受ける必要があります。
目次
ワキガの臭いを抑えたい方は、脇毛をきちんと処理しましょう
ワキガの臭いを少しでも抑えたい方は、脇毛の処理をきちんとした方がワキガの臭いが軽減されやすいです。臭いを抑える効果が期待できるといわれる理由は、いくつかあります。
脇毛の処理をしておくと、かいた汗が脇毛に残ることがないので、雑菌の繁殖を抑えることができます。ワキガの臭いは雑菌が汗に含まれる成分を分解する際に発生するため、雑菌を増やさないようにするのは大切な心がけです。
脇毛が密集して生えているとワキの下の通気性が悪くなり、汗をかく度にワキの下が蒸れやすくなります。湿度が高い環境は雑菌が繁殖しやすいので、脇毛を処理して通気性を良くするのも有効な方法です。
脇毛が生えているとかいた汗が蒸発しても、汗の成分は脇毛に残り、毛穴に詰まってしまいます。毛穴の詰まりがなくなれば雑菌の繁殖が抑えられるだけでなく、脇毛がないので汗の拭きとりがしやすくなる点もメリットです。
脇毛がない方がワキの下の温度が低くなるので、脇毛が生えている時よりも汗をかきにくくなります。汗の量が少なければ雑菌のエサも減少するため、ワキガの臭いが強くなるのを予防できます。
▲汗をかいた時に対処しやすい
汗をかいた時にそのまま放置するとワキガの臭いが強くなりやすいので、できるだけこまめに対処した方が効果的です。脇毛がなければ肌に直接汗が伝わるので汗をかいたことに気づきやすく、ワキガへの対処が行き届きます。
脇毛の自己処理する時は肌を傷つけないようにしましょう
ワキガの臭いを抑えたい方にはワキ毛の処理がおすすめですが、脇毛を自己処理する際に気をつけたい点がいくつかあります。脇毛は正しい方法で処理をしないと、肌トラブルを引き起こすリスクがあるからです。
とくに脇毛をピンセットで抜く方法は要注意です。肌トラブルが心配な方や、キレイに脇毛の処理をしたい方はレーザー脱毛なども検討してみましょう。
脇毛を抜く方法は次の脇毛が生えてくるまでに時間がかかるので、カミソリで剃るよりも脱毛の効果を実感できます。ただしムリに脇毛を抜くので痛みを伴い、肌への負担が大きいのが悩みどころです。
毛抜きを続けると毛穴が炎症を起こしてしまったり、脇毛が皮膚の中に埋没してしまったりすることがあります。皮膚を押さえながら脇毛を抜き、抜いた後はワキの下を冷やしておくと炎症を抑えられます。
ワキガは専門のクリニックで治療することができます
脇毛の処理はワキガ対策のひとつではありますが、脇毛を処理してもワキガが治るというわけではありません。ワキガの臭いを少しでも抑えたい、完全に治したいという方は、ワキガ治療を専門とするクリニックに相談しましょう。
遺伝的要素もあるワキガ体質は、自然に治ることもなく、適切な治療を行わないうちは臭いを抑える努力を続けるしかありません。
専門のクリニックによるワキガ治療であれば、ワキガの原因に根本的に対処できるので、臭いの悩みから解放されます。
ワキガの治療をしたことがない方や、手術の傷跡が心配な方も、一度カウンセリングを受けてみましょう。治療方法の中には切らない施術もあるので、ワキの下に傷跡を残すことなく、治療を終えることができます。
(まとめ)ワキ毛を処理すればワキガの臭いを抑えられる?
ワキ毛を生やしたままにしておくと、ワキの下に雑菌が繁殖しやすいので、ワキ毛は処理した方が臭いを抑えられます。
ただしワキ毛を処理しただけではワキガを治すことはできないので、専門のクリニックで治療を受けることを検討しましょう。
ワキガの臭いが気になる方は、普段からワキ毛の処理をした方がワキガの臭いを軽減しやすいです。
ワキ毛がなければ臭いの原因となる雑菌の繁殖を抑える効果が高まるだけでなく、汗をかいた時に対処しやすくなります。
ワキ毛を処理するのはワキガの臭い対策として有効ですが、ワキ毛の自己処理は肌トラブルのリスクを伴います。
とくに毛抜きで処理する方法は肌トラブルを起こしやすいので、注意しましょう。
ワキ毛の処理はワキガの臭いを抑える効果は期待できても、ワキガを治すまでには至りません。
ワキガを治すためには、専門のクリニックでワキガ治療を受けるのが確実な方法です。