タバコを吸うとワキガの匂いが強くなる？

タバコを吸う習慣がある人はワキガの匂いが強くなる可能性が高いです

タバコを吸う習慣がある人は、タバコを吸う習慣がない人と比べて、ワキガの匂いが強くなる可能性が高いです。

なぜならタバコに含まれるニコチンには汗腺を刺激する作用があるので、汗の量が増えてワキガの匂いがますます強くなります。

ニコチンは発汗を促すだけでなく、人体に健康被害をもたらす物質として知られています。ワキガが気になる人も、ワキガに悩んでいない人も、健康を損なわないためにタバコを控えるのが望ましいです。

タバコの煙には三大有害物質が含まれています

タバコの有害性についてはニュースなどになることが多いので、「タバコ＝身体に悪いもの」というイメージを持つ方は多いでしょう。

ニコチンなどの有害物質が含まれているため、タバコの煙は喫煙者だけでなく、周囲にいる人々にも悪影響を及ぼすことがわかっています。

タバコにはどのような有害物質が含まれているのかを見ていきましょう。

ニコチンはタバコに含まれる有害物質の中で、もっとも知られている成分になります。禁煙したくてもなかなかタバコをやめられない人が多いのは、ニコチンの依存性が高いからです。

タバコがワキガの匂いを強くするといわれるのは、ニコチンが中枢神経に働きかけて、アポクリン汗腺を刺激して発汗を促すためです。

アポクリン汗腺から分泌される汗は、皮膚の常在菌に触れると強い匂いを発するので、ワキガ特有の匂いが気になるようになります。

タールは発ガン性物質なので、タバコの吸いすぎはワキガにとどまらず、ガンのリスクを上昇させる原因になります。油のようにベタベタしているため、喉や肺に付着しやすいです。

タバコを吸うと息切れしやすくなるといわれるのは、タバコに含まれる一酸化炭素によって酸欠を招くからです。環境衛生基準許容量の2,000倍もの一酸化炭素が、タバコの煙に含まれるといわれています。

自力で禁煙するにはコツがいります

タバコは依存性が高いので、自力でタバコをやめるのは容易なことではありません。

禁煙しようと決心したその日から本数をゼロにするのは難しいですが、自分の意識をコントロールしてタバコを減らすことは可能です。

禁煙できない人に多いのが、事前の準備が不足しているために禁煙が長続きしないことです。

比較的スケジュールに余裕がある日を選び、タバコをやめる日を具体的に決めておきましょう。

家族や友人など、身近な人に禁煙宣言をしておくのも効果的です。

はじめから1本も吸わないつもりでいるよりも、プチ禁煙から始めた方がうまくいくことがあります。まずは半日だけタバコを断って様子を見て、徐々にタバコを吸わない時間を長くしていくのがおすすめです。

タバコを断って2～3日ほど経つと、多くの人が強い離脱症状に襲われます。離脱症状のつらさに負けないためにも、禁煙にどれだけ耐えられるか知っておくのもよいでしょう。

「ワキガの匂いを抑えるために、タバコをやめよう。」という気持ちを強く持つことが大切です。目的を明確にしておくと、タバコを吸いたい衝動に打ち勝ちやすくなります。

気になるワキガの匂いは専門のクリニックで治療できます

ワキガは体質が影響しているので、タバコをやめられてもワキガの匂いが完全に防げるわけではありません。

気になるワキガの匂いは専門のクリニックで治してもらえるので、まずはカウンセリングを受けて相談に乗ってもらいましょう。

専門のクリニックではその人の体質や予算などに合わせて、適切な施術を提案してくれます。もし不安に感じることがあれば正直に医師に伝えて、自分に合った治療法を見つけていきましょう。

脇に傷跡が残らない治療法や、施術時間が短い治療法など、さまざまな施術を行っています。自分がワキガなのかどうか判断がつかないという人も、一度来院して医師と直接話してみてください。

（まとめ）タバコを吸うとワキガの匂いが強くなる？