ワキガにはお酢が効果的なの？

お酢にはある程度ワキガの臭いを緩和させる効果があるとされています

お酢には、クエン酸が含まれています。クエン酸にはワキガの臭いの元である、アポクリン腺の汗に含まれるたんぱく質などの成分を減らす作用があるとされています。

さらに殺菌作用もあるので菌の繁殖を抑え、ワキガに臭いを軽減させる効果が期待できます。お酢は毎日大さじ1杯程度飲んだり、お風呂に入れて入浴したりといった取り入れ方がよいとされています。

ただワキガをきちんと治すにはお酢では不十分なので、美容外科でレーザー照射などの施術を受けるのが効果的だと言えます。

お酢のクエン酸や殺菌作用が、ワキガ軽減によいとされています

そもそもワキガは、アポクリン腺という汗腺から出る汗に常在菌が繁殖し、臭いが発生することで起こります。

アポクリン腺からの汗には、タンパク質や脂質などが含有してベタベタしており、菌が増殖してきつい臭いが出やすい環境が整っているのです。

またお酢は主にクエン酸からできています。クエン酸は、体を動かすエネルギーを生成したり、疲労物質である乳酸を分解したりするなどの作用があります。

クエン酸によりスムーズにエネルギーが作られ、汗にタンパク質などが混じりにくくなるので、ワキガの臭いがある程度抑えられるという効果が期待できるのです。

さらにお酢には強い殺菌力があることでも知られています。ご飯にお酢を入れて炊くほか、クエン酸を含む梅干しをお弁当に入れるなど、とくに夏場、食品の腐敗を防ぐのに用いられています。

つまり皮膚の常在菌の増殖を抑えるのに効果的だと言えるでしょう。菌の繁殖を抑制することで、ワキガのきつい臭いの発生もある程度防げると考えられます。

お酢を使ったワキガの緩和法を実践してみましょう

お酢には、ワキガを抑えるのによい効果があるとされているので、生活に取り入れてみましょう。まずお酢を飲んで体の内側から効果を発揮させていくことが大事です。

大さじ1杯程度の少量でよいので、毎日欠かさず飲むようにしましょう。そのまま飲むのがつらい場合は、スープに入れる、お米と一緒に炊くなど料理に使うと取り入れやすいと言えます。

さらにクエン酸は梅干しやレモン、ミカンなどの柑橘系の果物にも含まれるので、食事に取り入れながら効率よく摂取しましょう。

そしてお酢の殺菌力を発揮させるのは、直接肌にお酢を触れさせるのが効果的だと考えられています。

しかし直接肌に塗るのは、お酢独特のつーんとした香りが気になる方もいるでしょう。お風呂にコップ1杯ほどのお酢を入れて、ゆっくり浸かることで、お酢の成分が肌にしみ込みます。

ただお酢を使ったワキガ対策は、ある程度のワキガの臭いを軽減させる効果は期待できます。しかしワキガが治るという根本的な解決には残念ながらならないのです。

ワキガの根本的な解決には、専門医のケアを受けるのが効果的だとされています

ワキガをきちんと改善するには、どうしてもお酢では不十分だと言えます。

美容外科で、専門医によるワキガ専門の施術を受けるのが効果的だとされています。

症状に程度に応じてさまざまな施術が行われています。軽度なら汗腺の動きを抑制し、汗の分泌を抑えるボツリヌストキシンという注射を行う方法があります。

施術は短時間で、1回の施術で４ヶ月程度は効果が持続するのが特徴です。さらに中程度のワキガならシェービング機などを用いて、脇のほんの小さな傷から機械を入れて、アポクリン汗腺を除去する施術もあります。

傷も小さくて目立たず、短時間で施術が終わり効果も1年以上は持続すると言われています。また重度のワキガにもミラドライというレーザーを照射し、熱により汗腺を破壊する施術が受けられます。

一度壊れた汗腺が再生されることもなく、ワキガに嫌な臭いに悩まされることもなくなります。

ワキガの臭いがかなりひどいケースで、アポクリン腺を専門医が一つずつ確認しながら完全に摘出するという方法で、ワキガ改善が目指せます。

まずは専門医に相談するところから始めてみましょう。

（まとめ）ワキガにはお酢が効果的なの？