手術不要の脂肪除去治療として注目されている「クールスカルプティング」。
その脂肪減少効果と安全性は医学的にも証明され、厚生労働省から承認されています。「クルスカ、気になるけど実際はどうなのだろう?」と、関心はあるけれど、最初の一歩を踏み出せていない方も多いのではないでしょうか?
ここでは、クールスカルプティングの仕組みや、メリット、デメリットを徹底的に解説します。
目次
クールスカルプティング(クルスカダブル)とは
クールスカルプティングは、脂肪を冷却し、脂肪細胞の数そのものを減らす医療ダイエットです。その脂肪減少作用や安全性は医学的にも証明され、厚生労働省から承認されています。部分痩せに効果があり、気になる部位を冷却し、脂肪細胞の数を減らしていきます。
日本では、厚生労働省から2017年に「冷却による脂肪減少装置」として承認されましたが、元はアメリカで頑固な脂肪を除去する方法として開発されました。手術不要の脂肪除去治療として注目され、現在は80ヵ国以上の国で導入されています。アメリカでは、FDA(米国食品医薬品局)の認可を受けています。
クールスカルプティング(クルスカダブル)の仕組み
クールスカルプティングは、脂肪の性質を利用した脂肪除去治療です。ヒトの身体のほとんどは水でできていますが、皮下脂肪などの脂肪には油が多く含まれています。この水と油(脂肪)は、水が0℃、脂肪が4℃というように、凍り始める温度がことなります。クールスカルプティングではこの氷点の違いを利用して、身体に必要な水分は残し、脂肪だけが凍る温度で皮膚を冷却し、脂肪細胞を破壊します。一度冷却によって破壊された脂肪細胞は、常温に戻っても細胞として機能しないので、自分自身の代謝により、老廃物とともに体外に排出されます。
施術にはメスや注射器は使用せず、アプリケーターと呼ばれる専用の機器を使用します。アプリケーターで気になる部位の脂肪だけを冷却するため、部分痩せの実現が可能です。クールスカルプティングの特徴は、ダウンタイムや施術中の痛みがほとんどなく、リバウンドが起きにくいことです。結果に個人差があるものの、1回の施術で冷却した脂肪層の厚みの約20%を減らすことができます。
冷却した脂肪細胞が体内で破壊される仕組みは以下の通りです。
- 脂肪細胞の冷却により細胞膜が崩れる
- 細胞が自然死(アポトーシス)を起こす
- 貪食細胞(どんしょくさいぼう)マクロファージによって脂肪細胞が分解される
- 老廃物とあわせて代謝によって体外へ排出される(※2~3ヵ月程度)
クールスカルプティング(クルスカダブル)のメリット
効果と安全性が医学的にも証明されているクールスカルプティング(クルスカ)のメリットには、部分痩せができる・リバウンドが無いなど、大きく分けて5つのメリットがあります。ここでは、それぞれを詳しくご紹介します。
狙った箇所の部分痩せができる
1つ目のメリットは、狙った箇所の部分痩せが可能なことです。
クールスカルプティングでは、専用のアプリケーターを気になる部位にあて、冷却をおこない、脂肪細胞を破壊していきます。また、アプリケーターは複数の種類があるため、施術部位や脂肪の付き方などから総合的に判断し使い分けます。多種多様なアプリケーターの使い分けができるため、より細やかな部分痩せが可能です。
アプリケーターの装着できる位置も、腹部・太もも・二の腕・アゴ下・ふくらはぎなど、大きな部位から小さな部位まで幅広く、冷却時間も施術部位や脂肪の付き方に合わせて調整できるため、担当医師と相談しながらご希望の箇所を部分痩せさせましょう。
ダウンタイムがほとんどない
2つ目のメリットは、ダウンタイムがほとんどないことです。
クールスカルプティングでは、メスや注射を使用した手術をおこなわないため、身体への負担は少なく、ダウンタイムがほとんどありません。使用するアプリケーターには冷却温度を正確にコントロールする「Freeze Detect Sensors」というシステムが搭載されているため、皮膚や血管などの周辺組織の凍傷も防ぎます。
クールスカルプティングの施術直後は、アプリケーターで冷却された箇所が冷たく、一過性の発赤やヒリヒリ・チクチク感、アゴ下の施術の場合は、のどの奥がつまったような感覚が出ることもありますが、通常は直後~1週間のうちに消失します。
ダウンタイムはほとんどないため、施術後は、そのまま帰宅することができ、運動・入浴・飲酒など日常生活に制限はありません。
施術中はほとんど痛みを感じない
3つ目のメリットは、施術中はほとんど痛みを感じないことです。
開始直後は、冷たく、つままれたり吸われたりする感覚はありますが、特に痛みを感じることはありません。また、10分ほど経過すると、開始直後に感じた感覚もなくなっていきます。施術後の痛みに対しては、冷却時に凍傷をおこさないように皮膚を覆うゲルシートを使用します。
ただし、施術後にはアプリケーターを外し、看護師が効果を高めるためのマッサージをおこないます。この際、痛みがともなう場合があるため、不安な方はカウンセリングにて医師へ相談してみましょう。
リバウンドしにくい
4つ目のメリットは、施術後にリバウンドしにくいことです。
クールスカルプティングでは、専用のアプリケーターで脂肪細胞を冷却し、破壊していくため、脂肪細胞の数そのものを減らすことが可能です。脂肪細胞の数自体が減っているため、リバウンドする可能性が低くなります。
通常のダイエットは、脂肪細胞の大きさを小さくすることで痩せる方法です。これでは、一時的に脂肪細胞が小さくなるものの、日常生活のなかで再び脂肪細胞が大きくなってしまい、リバウンドしやすいのです。
代謝機能によって脂肪を落とせる
5つ目のメリットは、自分自身の代謝機能によって脂肪を落とせることです。破壊された脂肪細胞を自分自身の代謝をつかい、体外へ自然に排出していくため、身体への負担を抑えられます。
クールスカルプティング(クルスカダブル)のデメリット
どのような施術にも、メリットとデメリットがあります。ここでは、脂肪細胞の数を減らすことができるクールスカルプティングのデメリットを2つご紹介します。
効果を感じるまでに時間がかかる
1つ目のデメリットは、効果を感じるまでに時間がかかることです。
クールスカルプティングは、先述のとおり、施術後2~3ヵ月かけて、自分の代謝機能を利用して脂肪細胞を体外に排出するため、効果を感じるまでに時間がかかります。
多くの方が見た目での変化を感じるまで施術後1~2ヵ月程度を要するため、施術後すぐに効果を実感できるわけではありません。ダイエット効果をすぐに感じたい方にとってはデメリットといえるでしょう。
状態によっては複数回の施術が必要になる
2つ目のデメリットは、状態によっては複数回の施術が必要になることです。
脂肪の量や付き方には個人差があり、目標とする部分痩せを実現するためには、1回の施術では叶わず、複数回の施術が必要になる場合があります。
クールスカルプティングは、治療回数を重ねるごとに効果が高まるため、施術部位や脂肪の付き方によっては数回の治療をおすすめしています。ダイエットは1回の施術で終わらせたいという方にとってはデメリットといえるでしょう。
湘南美容クリニックの無料カウンセリングで疑問を解消
湘南美容クリニックでは、施術に関する疑問を解消する無料カウンセリングをおこなっています。
施術後の完成イメージやどの程度の部分痩せをしたいのかを具体的にしていくため、効果がどのくらいで現れるのか、何回程度の施術が必要になるのかなど、治療の効果についての説明を受けることが可能です。
なお、施術を考える前の段階での相談もお受けしています。クールスカルプティングのことをもっと詳しく知りたいという相談でも大丈夫です。専門ドクターとのカウンセリングは無料で実施しているため、初診料や診察料もかかりません。
また、専門ドクターに聞けなかった内容をカウンセラーに相談することも可能です。施術の具体的な金額や支払い方法、施術後の過ごし方など、気になることを何でもお話しください。施術を希望される場合には、治療日の予約などもカウンセラーとともに進めることができます。
湘南美容クリニックでは、施術前の不安を徹底的に取り除き、安心して、施術に臨めることを大切にしています。まずはお気軽に無料カウンセリングをご利用ください。電話、メール、Webからのご予約が可能です。