シャープな輪郭が欲しい、切らずに小顔になりたいという方は、小顔治療として「インモード」を検討しているかもしれません。しかし、痛みやダウンタイムもあるため、実際の効果やメリット・デメリットを考慮して決めたいところです。本記事では、インモードと効果が類似するハイフを比較し、それぞれのメリット・デメリットを含めて違いを解説していきます。
目次
インモードとは?効果について
インモードとは、小顔リフトアップ効果が期待できる施術のことを指します。厳密にいうと、インモードは美容医療機器の名前、または企業名です。インモード社はイスラエルのヘルスケアカンパニーで、「インモード」という医療機器を製造・販売していることから由来しています。
小顔治療として、韓国では「インモードリフティング」、日本では「インモードリフト」などと呼ばれます。美容医療機器のインモードには、ルメッカ・フォーマ・ミニFXという機能が複合されており、それぞれ異なる効果を持ちます。日本のインモードリフトとして用いられるのは、フォーマとミニFXの2つです。
インモード「フォーマ」:小じわや肌のたるみ改善
インモードの「フォーマ」は、主に小じわやたるみの改善効果が期待できる施術です。RFと呼ばれる高周波エネルギーを最大43度をポイントに、真皮層に熱を発生させることで肌を引き締めます。これによりコラーゲン・エラスチンの生成が促され、肌にハリや弾力を与えます。
インモード「ミニFX」:脂肪減少やむくみ解消
インモードの「ミニFX」は、2種類のRFを用いた主に脂肪減少やむくみ解消が期待できる施術です。皮膚を吸引しながらRFで温め、脂肪細胞が熱で膨張した段階で高電圧RFを照射します。そうすることで効率的に脂肪を破壊し、顔の脂肪減少や小顔効果、むくみ解消が期待できます。
インモードリフト:相乗効果による美肌と引き締め
日本で小顔治療として用いられているインモードリフトは、フォーマとミニFXをかけ合わせた施術です。効果の異なる2つの施術をを掛け合わせることで相乗効果を生み、美肌と引き締め効果、さらなる小顔効果が期待できます。
インモードのメリット
インモードは小顔治療に有効な効果に加え、次のようなメリットがあります。
注射やメスが必要ない
インモードはRFという高周波エネルギーを使用して肌に照射するため、注射やメスが不要です。非侵襲治療のため麻酔が必要だったり、傷跡が残ったりすることがなく、身体に負担が少ない施術といえます。
ボディの部分痩せにも適応できる
インモードは小顔治療だけでなく、身体の痩身治療としても効果を発揮します。お腹・腰・お尻・二の腕・太もも・ふくらはぎなど、脂肪が気になる部位に照射することで部分痩せが叶います。
インモードのデメリットや注意点
一方で、インモードのデメリットや注意点は次のようなものがあります。
施術中に痛みや熱さを感じる
インモードは皮膚を吸引しながら、最大43度の高周波エネルギーを照射します。したがって施術中は、吸引による痛みや熱さを感じる場合があります。痛みに敏感、熱いのが苦手という方は、他の施術を検討した方がよい場合があるでしょう。
内出血のダウンタイムがある
強く吸引することで、施術後は数日内出血が残ります。特に小顔治療としてあご下や頬に施術する場合、跡が残って目立つ場合があります。施術を受ける前は、ダウンタイムも考慮しておく必要があります。
国内で取り扱いの院がまだ少ない
インモードリフトを取り扱うクリニックは、日本でまだ少ないのが現状です。そのため、お住まいのエリアによっては遠方へ出向く、渡韓するなどの選択が必要になります。その場合は、施術の費用以外にも移動時間や交通費などを頭に入れておく必要があるでしょう。
ハイフとは?インモードと類似の効果
ハイフは、超音波の熱エネルギーを皮膚の深層に照射し、小顔リフトアップできる施術です。狙った皮膚層にのみ熱エネルギーを加えるため、皮膚表面や組織を傷付けることはありません。
ハイフには医療ハイフとエステハイフがありますが、安全性や効果の観点から医療ハイフが望ましいといえます。また全く新しいハイフとして、脂肪を溶解するリニアハイフも登場しています。こちらも医学的に効果が認められた施術です。
医療ハイフ:肌の引き締めとリフトアップ
医療ハイフは、肌の引き締めとリフトアップ効果が期待できるたるみ治療です。それだけでなく熱ダメージによる創傷治癒の過程でコラーゲンやエラスチンが生成され、ハリと弾力のある肌を実現できます。
脂肪溶解リニアハイフ:脂肪を溶解
脂肪溶解リニアハイフは、脂肪を溶解し二重あごの改善や小顔効果が期待できる新しいハイフです。従来のハイフにリニアカートリッジ装着することで、より広く熱が脂肪層に伝わり、脂肪細胞を溶解できます。下あごやフェイスラインの自然な部分痩せが叶う、小顔治療のひとつです。
新・脂肪溶解リニアハイフの症例写真
【照射するだけでまるで脂肪吸引のような変化!】
施術の説明:焦点式超音波エネルギーを応用することで、これまでのアプローチでは難しかった脂肪溶解を可能にし、メスを使わず、薬剤も打たずできる脂肪溶解施術。
施術の副作用(リスク):発赤・硬結・知覚鈍麻・熱傷を生じる可能性があります。
施術の価格:1回 25,000円
医療ハイフとリニアハイフの併用も可能
医療ハイフと脂肪溶解リニアハイフは、併用が可能です。効果の異なる2つのハイフを組み合わせることで相乗効果が生まれます。皮膚をタイトニングしながら脂肪を減らし、さらなる小顔効果を発揮できます。
小顔治療のメカニズムは違えど、ハイフとインモードは同等の効果が得られるといってもよいでしょう。
脂肪溶解リニアハイフのメリット
インモードと類似の効果があるハイフには、次のようなメリットがあります。
切らずに小顔になれる
インモードと同様に、メス・注射が不要な非侵襲治療です。メスを入れることなく、麻酔も必要ないため、気軽に受けられる小顔治療といえます。
脂肪を溶解してリバウンドなし
脂肪溶解リニアハイフは、インモードと同様に脂肪細胞を破壊する効果があります。溶解によって破壊された脂肪細胞は、老廃物として身体の外に排出され、リバウンドしづらい特長があります。リニアハイフの場合は、特にあご下やフェイスラインに特化した治療です。
痛みやダウンタイムがほぼない
ハイフの場合、超音波を照射するだけなので施術中の痛みはほぼありません。また吸引による内出血などもないため、術後に周囲に気付かれることはないでしょう。ダウンタイムもほとんどなく、施術直後からメイクが可能です。
リーズナブルで受けやすい
ハイフは1回の施術が2万円代からと、非常にリーズナブルです。初めての方でも受けやすく、定期的な肌のメンテナンスとしても継続しやすいメリットがあります。インモードやハイフは何度か通院することが前提とされているため、価格の受け安さもポイントになるといえます。
取り扱いの院が多い
ハイフは小顔・たるみ改善の人気治療として、多くのクリニックで取り扱いがあります。したがって、お近くの美容皮膚科や美容外科で手軽に施術が受けられるでしょう。定期的に通いやすく、交通費や移動時間も負担になりません。
ハイフのデメリットや注意点
一方でハイフのデメリットや注意点は、次のようなものがあります。
エステハイフでは効果が期待できない
サロンで受けられるエステハイフがありますが、本来ハイフは医療行為です。もともとガン治療としても用いられていた医療機器のため、医療資格を持った看護師が施術をするのが適切です。
エステハイフは出力が弱く、大きな効果も期待できないといえます。さらに肌トラブルが起こるリスクもあるため、信頼できるクリニックで受けることを強くおすすめします。
なお、令和6年6月7日に厚生労働省から発表された文書の中で、エステサロンでのHIFU(ハイフ)に対して注意するようにという内容が記載されています。
医師免許を有しない者が行った高密度焦点式超音波を用いた施術について|厚生労働省
若年層には不向きな場合がある
たるみ改善の目的として用いる医療ハイフは、場合によって若年層には不向きであるケースがあります。そのため、年齢によっては医師の判断で施術が受けられない場合があるため注意が必要です。ただし、主に小顔治療を目的とした脂肪溶解リニアハイフや、肌質改善のハイフシャワーは20代の若年層でも推奨されています。
顔や首以外の部位には使用できない
ハイフの対象部位は主に顔であり、ボディは対象となりません。医療ハイフは、全顔・首・デコルテが対象部位です。脂肪溶解リニアハイフは、あご下とフェイスラインが対象部位となります。あくまで顔のリフトアップ、小顔治療であり、身体の痩身治療はできません。
インモードと新・脂肪溶解リニアハイフの違いを徹底比較
インモードとハイフの効果やメリット・デメリットを紹介しましたが、類似する部分は多くあります。特に脂肪溶解リニアハイフは、脂肪を破壊する小顔治療として同等の効果があるといえるでしょう。両者の大きな違いでいえば、痛みやダウンタイムの有無や通いやすさ、価格などがあげられます。
2つの特徴が比較できるように、表でわかりやすくまとめました。
インモードリフト | 新・脂肪溶解リニアハイフ | |
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施術概要 | 皮膚を吸引しながらRF(高周波エネルギー)を照射し、 皮膚のタイトニングと脂肪細胞を破壊する施術 |
高密度焦点式超音波を線状に照射し、広範囲に熱を伝え て皮膚の引き締めと脂肪の溶解・破壊する施術 |
効果 |
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施術時間 | 30分程度 | 15〜30分程度 |
施術中の痛み | 熱せられるような痛み | ほぼなし |
脂肪へのアプローチ温度 | 最大43度をポイントに真皮層に熱を発生させる | 56度前後で脂肪細胞自体をアポトーシス |
ダウンタイム | 3日〜2週間程度、吸引による内出血であざが残る | ダウンタイムはほぼなし 施術直後からメイク可能 |
通院間隔 | 6〜8回の施術を推奨 | 3回施術を推奨 ※1回でも効果があり |
価格の目安 | 1回5〜9万円程度 ※クリニックにより異なる |
1回2万円〜 ※湘南の場合 1回あたり20,000円 (3回コース) |
施術の新規性 | 技術自体は数年前のもの 韓国で流行したことでリバイバル |
脂肪を溶解する 全く新しいハイフのかたち |
メリット |
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デメリット |
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ダウンタイムが気になる方は「新・脂肪溶解リニアハイフ」も選択肢
インモードは、小顔治療の「インモードリフト」として日本で注目されています。しかし、現在国内で取り扱いのクリニックは少ないのが現状です。また施術中の痛みや熱さ、術後のダウンタイムのあざが気になる方もいるでしょう。
そのような方には、脂肪溶解リニアハイフも選択肢のひとつです。インモードと同等の効果が期待できるうえに、痛みやダウンタイムが少なく、価格もリーズナブルで、取り扱いクリニックが豊富である点からおすすめです。
湘南美容クリニックでは、ショット数を増やしてさらに効果的に進化した「新・脂肪溶解リニアハイフ」を全国の取り扱い院で手軽に受けられます。ダウンタイムが気になる、定期的に通いたいという方は、当院の全く新しいハイフ「新・脂肪溶解リニアハイフ」を検討してみてはいかがでしょうか。