「いつの間にか背中にむっちりとした脂肪がついてしまった」「ブラジャーからぜい肉がはみ出て気になる」など、なかなか落ちない背中の脂肪に悩んでいる方は多いでしょう。背中に脂肪が付くと、洋服をきれいに着こなせませんし、実際よりも身体が大きく見えたりします。では、すっきりとしたきれいな背中を手に入れるためには、どうしたらよいのでしょうか。

ここでは、背中に脂肪がついてしまう理由や、背中の部分痩せのために意識したい筋肉について説明し、背中をきれいにする湘南美容クリニックの施術もご紹介いたします。

背中の部分痩せは難しい?

背中は自分で直接的に見えないため、つい油断してしまいがちな部位です。また、部分痩せをしたいと考えインターネットを検索してみると、背中太りにアプローチする筋トレやストレッチの情報を多く見かけますが、実をいうと、背中はもちろん、身体の各部位ごとの部分痩せは難しいのです。

ダイエットによる部分痩せ

食事制限や運動による一般的なダイエットで、身体の脂肪を落とすことは可能です。しかし、背中などの部分痩せを自分でおこなうことは困難です。それは体脂肪が落ちる順序に関わってくるからです。

まず、体脂肪は大きく内臓脂肪と皮下脂肪に分かれます。内臓脂肪は生命活動のエネルギーとして利用されやすいことが特徴です。一方、皮下脂肪は外部からの圧力や衝撃から守るクッションや、熱が伝わりにくい性質から体温を維持するなど生命を維持するために大切な役割があるので内臓脂肪よりも落ちにくい性質があります。

ダイエットで落とせる脂肪は、この中でも「内臓脂肪」のほうです。背中の部分痩せでは、この落ちづらい皮下脂肪を優先的に落とす必要があるため難しいのです。

部分痩せが難しい理由の詳細については下記記事でご紹介しています。
部分痩せは嘘?ありえない?不可能・できないと言われる理由や湘南美容クリニックでの実現方法を解説

筋トレやストレッチによる部分痩せ

食事制限と同時に、背中痩せに効果的な背筋を鍛える筋トレやストレッチを日常に取り入れることで、身体全体の体脂肪を落として引き締め、きれいな背中のラインをつくることは可能です。しかし、即効性はなく、ブラファット(ブラジャーからはみ出る脂肪)などの特定の部位の部分痩せ効果は期待できません。

背中の部分痩せで意識するべき筋肉

背中の筋肉は、頭蓋骨から骨盤まで背中全体を覆うようにのびており、いくつもの筋肉によって構成されています。なかでも、背中の部分痩せをしたいときに意識したいのが、「広背筋」「菱形筋」「脊柱起立筋」です。それぞれの筋肉について、詳しく説明します。

広背筋(こうはいきん)

広背筋は脇の下から腰にかけて背中全体に三角形に広がる大きな筋肉です。開いた腕を閉じるときや、後ろにあげたり、腕を上や前に伸ばした状態から身体をひきつけたりする動作などに使われます。広背筋が衰えると背中全体がゆるみ、身体を支えられなくなって悪い姿勢につながります。また、代謝が落ちて、背中やウエストのラインなどに影響します。

菱形筋(りょうけいきん)

僧帽筋よりも深い位置にある菱形筋は、肩甲骨と背骨の間、左右の肩甲骨の内側に向けて付いている筋肉です。肩甲骨を安定させる役目があり、胸を開いたりものを引っ張ったりする動作にも使われます。菱形筋が衰えると背中や脇に余分な脂肪が付きやすく、ブラファットの原因にもなります。

脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)

背骨の左右両側に付いている縦方向に長い筋肉の総称で、まっすぐな姿勢を維持する役目があります。また、体を反らすときにもこの筋肉が使われます。脊柱起立筋が衰えると姿勢が崩れて猫背になり、背中の贅肉が付きやすくなるため、見た目に影響します。

背中に脂肪が付いてしまう理由

では、背中に脂肪が付いてしまうのはどうしてなのでしょうか。考えられる理由について、それぞれ説明します。

姿勢の悪さ

姿勢の悪さは、背中の脂肪増加につながる大きな要因のひとつです。デスクワークやスマートフォンを見る時間が長いと、無意識のうちに肩甲骨が開いた前傾姿勢になりがちです。
背中が丸くなると、広背筋や僧帽筋などがゆるんで、背中の筋肉が使われにくくなります。背中の筋力が衰えると血流が悪くなり、代謝も落ちて、結果的に脂肪を溜め込んでしまうのです。

また、背筋が衰えると、体重の8〜10%程度もあるといわれる重たい頭を支えるために、背中をまっすぐに保てなくなり、より姿勢が悪くなる悪循環に陥ります。

慢性的な運動不足

慢性的な運動不足も背中に脂肪が付く要因です。運動をしない状態が続くと筋力が衰え、基礎代謝の低下につながります。その結果日々の消費エネルギーが減少すると、体脂肪が付きやすくなってしまいます。

カロリーの過剰摂取

食べ過ぎによるカロリーの過剰摂取にも注意が必要です。カロリーの高いものを食べているのに運動不足が続くと、摂取カロリーが消費エネルギーを上回って体脂肪に蓄積されてしまいます。

効果的に背中の部分痩せをするには?

ダイエットの基本は食事制限と運動です。摂取エネルギーよりも消費エネルギー量を大きくすることで、全身の体脂肪を減らす効果が期待できます。しかし、背中などの部分痩せをセルフダイエットで叶えることは現実的ではありません。
このような難しい部分痩せをサポートする手段としておすすめなのが、医療ダイエットです。医療ダイエットは科学的根拠に基づき、豊富な医療の知識と技術を持つ、医療資格保有者が施術します。

医療ダイエットでは、医療機器や注射などを利用することで、メスを使わずに本格的な痩身治療が可能です。その特徴は、脂肪細胞自体の数を減らす施術で、効果を実感しやすく、リバウンドも少ないことがあげられます。

背中の部分痩せにおすすめの湘南美容クリニックの医療ダイエット

湘南美容クリニックでは、背中の部分痩せをサポートする、さまざまな医療ダイエットをおこなっています。ここからは背中の部分痩せにおすすめ施術についてご紹介します。

クールスカルプティング(クールスカルプティングエリート)

クールスカルプティングとは、脂肪細胞が他の組織よりも低温に弱いという性質を利用することで、脂肪細胞のみを破壊し、排出し、脂肪細胞自体の数を減らす脂肪除去治療です。破壊された脂肪はアポトーシス(細胞の自然死)を起こして、2~3ヵ月かけて体外に排出されます。

個人差はありますが、1回の施術で冷却した脂肪層の厚みの約20%が減少します。背中の部分痩せにも効果的です。

また、当院ではクールスカルプティングエリートを使用しております。
クールスカルプティングエリートは従来のクールスカルプティングから進化した機器で、2エリア同時施術可能、フィット感がアップしました。
クールスカルプティング®(クルスカダブル)|脂肪冷却|医療ダイエット・部分瘦せなら湘南美容クリニック【公式】

~脂肪溶解リニアHIFU~

筋トレでは落ちにくい、ブラファットの施術におすすめなのが、六本木院の痩身専門外来限定の「~脂肪溶解リニアHIFU~」です。

脂肪が気になる部位にHIFU(高密度焦点式超音波)をあてることで、身体のなかで吸収されたエネルギーが熱変換され脂肪細胞を破壊します。脂肪層を58度前後まで熱することで脂肪溶解を引き起こし、溶解された脂肪は血管やリンパ腺を通して自然と体外に排出されます。

破壊された脂肪細胞は再生されず、リバウンドが起こりにくい施術です。
~脂肪溶解リニアHIFU~|医療ダイエット・部分瘦せなら湘南美容クリニック【公式】

山参注射

脂肪溶解注射のひとつに山参(サンサム)注射があります。漢方で知られる高麗人参のなかでも稀少な山参と生薬エキス複合体を配合した薬剤を注入します。

脂肪量を減少させる効果に加えて、基礎代謝アップや食欲抑制効果もあり、定期的な施術によって、痩せやすい体質を目指すことができます。背中の部分痩せを目指す方におすすめの施術で、短期間での効果が期待できます。
山参(サンサム)注射(高麗人参注射)|医療ダイエット・部分瘦せなら湘南美容クリニック【公式】

【症例】クールスカルプティングによる背中の部分痩せ

後ろ姿や下着からはみ出る脂肪がお悩みのお客様。
クールスカルプティングを背中に4エリア受けていただいた2ヶ月後のお写真です。

ワキの下あたりを中心に全体的に脂肪の厚みが解消されスッキリとしていますね。背中の症例写真 after

効果的な背中の部分痩せは湘南美容クリニック

背中の部分痩せについてご紹介しました。セルフダイエットでは困難な背中の部分痩せを実現するのが湘南美容クリニックの医療ダイエットです。

湘南美容クリニックでは、事前に医師がていねいなカウンセリングをおこない、気になる部位について患者さまからお話を詳しくお聞きします。また、そのうえでクールスカルプティング(クルスカダブル)をはじめとする、背中の部分痩せに効果が期待できるさまざまな施術から、患者さまの体質や脂肪の付き方に合わせてより適した施術や回数をご提案いたします。

また、さらに高い効果を目指して、十分な安全性に配慮したうえで、複数の施術を組み合わせることも可能です。
湘南美容クリニックでは、患者さまの不安や疑問をできるだけ解消できるように、ていねいな説明に努めています。

今回ご紹介したように湘南美容クリニックで、むっちりとした背中やブラファットの悩みを解消して、すっきりとしたきれいな背中を目指してみてはいかがでしょうか。