肌の細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組みを「ターンオーバー」といいます。
肌(皮膚)は、表皮(ひょうひ)、真皮(しんぴ)、皮下組織(ひかそしき)の3つが重なってできていますが、ターンオーバーは肌の一番外側にある「表皮」で起こっています。
さらに表皮は、肌の外側から順に、角層(かくそう)、顆粒層(かりゅうそう)、有棘層(ゆうきょくそう)、基底層(きていそう)という4つの層に分けられます。このうち、表皮の一番内側にある基底層で細胞が生まれ、少しずつ形を変えながら肌の外側に向かって押し上げられます。角層まで到達した細胞がやがて垢や老廃物となり剥がれ落ちます。この繰り返しをターンオーバーと呼びます。健康な肌の場合、ターンオーバーは約4週間で起こると言われています。この周期が早かったり、遅かったりすると、乾燥やくすみ、毛穴の開き、ニキビ等の原因となります。また、ターンオーバーは20代をピークに年齢を重ねる毎に遅くなります。