症例写真(No.334379)

当院の症例写真は、画像処理により形や大きさをかえるような処理は一切おこなっておりません。

村松英俊 医師

No.334379【二重・二重整形】【技術統括医長の匠の技】目尻切開、下眼瞼下制 術後10ヵ月

施術前

ツリ目を改善したい、目を大きくしたい、とのご希望でした。
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施術後10ヶ月後

目の縦幅、外側の白目の面積がかなり大きくなっています。
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施術担当者からのコメント

本日ご紹介する症例の患者様は当メディカルグループの職員です。

ツリ目を改善したい、目を大きくしたい、とのご希望でした。

目尻切開および下眼瞼下制術(皮膚切開)を行うこととしました。

術後は目の縦幅が大きくなり、外側の白目の面積がかなり大きくなっています。

傷跡もほぼ分かりませんし睫毛の内反も生じていません。

ところでここ最近、下眼瞼下制の際に皮膚を切除することに関しての質問を数回受けましたので解説してみようと思います。

下眼瞼下制とは簡単に言うと下まぶたを下に引っ張る腱膜(CPF)を引っ張り出し、よりCPFの奥の部位と瞼板を固定することで下まぶたを下に引っ張る手術です。

これにより目は大きくなるのですが…この処理だけで単純に下まぶたが全体的に下がるわけではありません。

下まぶたは皮膚側の組織を前葉、結膜側の組織を後葉と呼んだりしますが、CPF、瞼板ともに下まぶたの裏側(結膜寄り)に存在しています。

CPFも瞼板も後葉の組織であるため、後葉は下がりますが前葉(皮膚など)が一緒に下がるわけではないのです。

下まぶたの後葉が下に引っ張られた場合、前葉の皮膚はその分だけ余ってしまうことになります。

余った皮膚はまぶたの縁から乗り上げて睫毛を内向きに回転させてしまい、これにより睫毛内反(いわゆる逆さまつ毛)となる可能性があります。

CPFの処理方法によって多少睫毛の向きを調整することは実際に可能ですし、控えめに下制させる場合は睫毛の内回転も控えめになるので、下眼瞼下制術の際に全例において皮膚切除が必要なわけではありません。

しかし下制をしっかりと行うのであれば、内部の調整や処理により内反を防ぐことが出来たとしても、瞼縁が下がった分だけ確実に皮膚が余っているということが問題となるわけです。

若いうちは大した問題にはならないと思いますが皮膚がダブついたことにより比較的若いうちから皺が入りやすくなる可能性や、内部の調整処理次第では徐々に皮膚の余剰に負けて内反が生じてくる可能性もあります。

皮膚を切除したとしても睫毛下切開の傷は(私に関しては)ほぼ残りません。

控えめに下げる場合で現状の下まつげが普通に外向きであれば皮膚切除は不要ですが現状が睫毛がやや内反気味であったりしっかりめの変化を出す場合は皮膚を切除すべきでしょう。