症例写真（No.305059）

20代後半男性の症例です。父方が薄毛家系で、7年ほど前からM字の後退を気になっていたとのことです。これまでフィナステリドの内服のみ行っていたとのことで、生え際M字部分の改善を求めて受診されました。マイクロスコープ所見としてM字部分は広い範囲で無毛部となっており、薬等での改善の見込みは低いと考え、植毛手術を勧めました。ただし今後の更なる後退を防ぐため薬は継続するように説明しました。

ハミルトン＆ノルウッド分類）4型
治療）自毛植毛　スマートFUE 2000グラフト
経過）治療前→12か月後
自毛植毛後12か月後の移植部の状態です。6か月後のお写真では右側は細い毛がまだ多かったですが、1年が経過し、全体的にしっかりと生えそろってきました。
植毛は完成までに時間がかかるため、なかなか生えてこないと心配になることもあるかもしれませんが、芽生えてくるタイミングは個人差があり、また同じ人でも部位によってことなることがあります。
定着の程度を判断するには1年ぐらいはじっくりと経過を見る必要があります。