症例写真(No.338478)

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村松英俊 医師

No.338478【その他の手術】【技術統括医長の匠の技】上口唇拡大術 術後4ヵ月

施術前

上口唇に厚みを出したい、とのご希望でした。
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施術後4ヶ月後

上口唇に厚みが出ることで上下のバランスが改善しました。
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施術担当者からのコメント

本日ご紹介する症例の患者様は40歳代前半の女性、10数年前に他院で口唇の脂肪注入術をお受けになられていました。

今回は上口唇が下口唇に比べ薄いため、上口唇に厚みを出したい、とのご希望でした。

口唇に脂肪注入術を行う場合もありますが定着率が非常に悪く、積極的にはお勧めしません。

ですので口唇の厚みを出したい場合は、一時的ではありますがヒアルロン酸の注入、もしくはVY法による上口唇拡大術をお勧めしております。

今回の患者様はVY法による上口唇拡大術をご希望されました。

術前→術後4ヵ月です。

上口唇に厚みが出ることで上下のバランスが改善しました。

VY法は唇の口腔内側(wet lip)にVY advancement flapを行う手術であり、傷は表側には出ません。

通常は正中と両側の3か所にVY法を行い口唇全体に厚みを出しますが、症例によっては正中のみ、両側のみ、などで行うこともあります。

裏側の粘膜(口腔内側)を表に回し込むので、唇全体がやや外側に傾斜します。

結果的に人中がやや短く見える作用もあります。(上口唇全体における肌色と赤色の比率変化も人中が短く見える作用に寄与します)

このため、デメリットも多くある鼻下切開による人中短縮術の代替手段としてご提案させて頂く場合もあります。

ご参考になりましたら幸いです。