糸リフトを受けた方のなかには、「レントゲンを撮っても大丈夫なの?」「レントゲンに糸は写るの?」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
他にも「傷跡は目立つ?」「周りの人にバレる?」といったダウンタイムを気にする方も多いでしょう。
今回は、糸リフトはレントゲンに写るのか、周りの人にバレるのかについて詳しく解説いたします。また、糸リフトをしたあとに気をつけるべき行動やダウンタイムについても説明しているので、糸リフトを検討している方はぜひ参考にしてください。
糸リフトとは
糸リフトとは、特殊な形状をした医療用の糸を用いて皮下脂肪を直接持ち上げ、顔のたるみを改善するリフトアップ治療です。
コグ(棘)がついている糸をこめかみ辺りから皮下に挿入し、皮下組織に引っかけて垂れ下がった脂肪を高い位置に固定してリフトアップをおこないます。
皮膚を切らず、傷跡や身体への負担が最小限に抑えられるため、術中の痛みやダウンタイムは比較的軽度です。
また、リフトアップ効果のほかにも、糸周辺の真皮層を刺激することでコラーゲンやエラスチンの生成が促されるため、肌のハリ・弾力の改善など美肌効果も期待できます。
糸リフトの特徴や仕組みについて詳しく知りたい方は、下記記事も合わせてご覧ください。
糸リフト(スレッドリフト)の仕組みとは?効果やメリット、施術後の注意点を解説
糸リフトのやり方や施術の流れは?糸の種類やダウンタイムも解説
レントゲンで糸リフトは基本的に写らない
現代の糸リフトでは医療用の吸収糸が主流であり、吸収糸は時間とともに溶けて最終的に体内に吸収されるため、基本的にレントゲンに写りません。
糸が残っている状態でレントゲンを受けた場合は、医師などの専門家が見れば認識できるかもしれませんが、吸収糸の透明性は脂肪などと同じため素人の目ではあまりわからないでしょう。
また、レントゲンのほかにMRI検査やCTスキャンを受けることができますが、これらは解像度が高いため糸がレントゲンに写るケースがあります。
不安な方は、検査を受ける前に糸リフトの施術経験があることを医師に伝えておくと安心です。
糸リフトは周りにバレる?
糸リフトは、専用の糸をこめかみ周辺や髪の生え際から挿入するため、他人から見えにくく、バレる可能性は低いです。
腫れや痛みは2日~2週間ほど、内出血は1~2週間ほど、針跡は数日~1週間ほど見られる場合がありますが、マスクを着用すれば隠すことができます。気になる方は、腫れ止めなどを処方してもらえるか、医師に相談してみましょう。
施術後すぐにメイクができる場合もあり、ファンデーションなどを使用することで周囲に気付かれにくくなります。そのため、休みが取れず、周囲にバレたくない方にも糸リフトはおすすめです。
糸リフト後に気を付ける行動や過ごし方
糸リフトの施術後、シャワー・洗髮・メイクなどであれば当日または翌日からできますが、ダウンタイム中は下記の行動に気を付けて過ごしましょう。
- 顔や頭のマッサージ
- 運動や飲酒
- 歯科治療
- 寝るときの姿勢
なお、これらは一般的に糸リフトの施術後に注意すべき行動や過ごし方であり、術後の注意点やアドバイスはクリニックによって違いがみられるため、施術前に必ず確認することが大切です。
上記の行動や過ごし方についてそれぞれ解説します。
顔や頭のマッサージ
顔や頭のマッサージは基本的に施術の1ヵ月後から可能です。ただし、強めのマッサージの場合は2ヵ月目以降が推奨されています。
また、糸リフトの施術後は糸の位置が動いたり内出血が長引いたりする恐れがあるため、マッサージに限らずできるだけ顔を触らないようにしましょう。
運動や飲酒
糸リフトの施術直後は、激しいスポーツや飲酒・喫煙といった血行を促進する行動をできるだけ控えましょう。
全身の血行が良くなると痛みや炎症が悪化する恐れがあります。
歯科治療
糸が安定していない状態で大きく口を開けると、コグ(棘)が細胞組織から外れてしまう可能性があります。
そのため、糸リフトの施術から1ヵ月以内は、口を大きく開けたり歯科治療を受けたりすることは避けましょう。
寝るときの姿勢
糸が安定していないうちは寝る姿勢にも注意が必要です。
横向きやうつ伏せなど、顔に圧力がかかる姿勢で寝ると施術部位に負担がかかるおそれがあるため、基本的には仰向けで寝ましょう。
また、枕を使って頭の位置を高くして寝ると血液の流れが良くなり、腫れの改善につながる可能性があるのでぜひ試してみてください。
糸リフトのダウンタイムの症状
糸リフトのダウンタイムの症状には、主に痛みや腫れ、引きつれ、内出血などがみられますが、多くの方はむくみを感じる程度です。基本的には、術後から約1ヵ月が経つ頃にはスッキリとしています。
ダウンタイムを最小限に抑えるには、クリニックからアドバイスされたアフターケアを実践し、安静に過ごすことが大切です。
痛みや腫れが気になる際は、患部を冷やしたり痛み止めを飲んだりすることで症状を和らげることができます。
糸リフトのメリット・デメリット
糸リフトのメリット・デメリットについてそれぞれ解説します。
糸リフトのメリット
糸リフトの最大のメリットは、皮膚を切らずにフェイスラインのたるみ・もたつきを改善できることです。また、糸の挿入により皮下組織が活性化するため、未来のたるみ予防や肌のハリ・弾力の回復などの効果を得ることもできます。
ほかにも、施術直後にリフトアップ効果が実感できることや、身体への負担が少ないこと、傷跡が目立ちにくいことなども大きなメリットになります。
糸リフトのデメリット
糸リフトのデメリットには、皮下脂肪が多い場合は効果を実感しにくいことや、効果の持続時間は限りがあることが挙げられます。
糸リフトによる効果の持続期間は糸の種類によって異なりますが、おおよそ1年〜3年程度といわれています。糸リフトの効果を長く持続させるためには、定期的に糸リフトを施術することが大切です。
また、糸リフトの継続は長期的なたるみ予防にもつながります。
糸リフトの症例写真
続いて糸リフトの症例写真をご紹介します。

施術名:ナチュラル脂肪注射コンデンスリッチ 施術の説明:濃縮したご自身の脂肪を注入して肌にハリを持たせ、しわを改善する治療です。 施術の副作用(リスク):だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛・吸引部の皮膚が硬くなる、凹凸になる・施術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ・皮膚の色素沈着などを生じることがあります。 施術の価格:144,370円~230,500円 |
施術名:シークレットリフト 施術の説明:柔らかく柔軟性のあるリフティング用スレッドを肌に挿入し、たるみを引き上げる施術です。 施術の副作用(リスク):傷・疼痛・腫れ・内出血・ひきつれ・神経障害を生じる可能性があります。 施術の価格:25,600円~475,920円 |
施術名:VOV(ボブ)リフト 施術の説明:弾力性のある溶ける糸を挿入する糸のリフトアップ(スレッドリフト)です。 施術の副作用(リスク):だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛・皮膚が凹む・糸を固定した部分が膨らむ・触れる・違和感・異物感・突っ張り感・引きつり感を感じるなどを生じることがあります。 施術の価格:18,400円~456,000円 |

施術名:シークレットリフト 施術の説明:柔らかく柔軟性のあるリフティング用スレッドを肌に挿入し、たるみを引き上げる施術です。 施術の副作用(リスク):傷・疼痛・腫れ・内出血・ひきつれ・神経障害を生じる可能性があります。 施術の価格:25,600円~475,920円 |

施術名:VOV(ボブ)リフト 施術の説明:弾力性のある溶ける糸を挿入する糸のリフトアップ(スレッドリフト)です。 施術の副作用(リスク):だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛・皮膚が凹む・糸を固定した部分が膨らむ・触れる・違和感・異物感・突っ張り感・引きつり感を感じるなどを生じることがあります。 施術の価格:18,400円~456,000円 |
施術名:テスリフト 施術の説明:弾力性のある溶ける糸を挿入する糸のリフトアップ(スレッドリフト)です。 施術の副作用(リスク):だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛・皮膚が凹む・糸を固定した部分が膨らむ・触れる・違和感・異物感・突っ張り感・引きつり感を感じるなどを生じることがあります。 施術の価格:29,600円~528,000円 |
糸リフトのよくある質問
糸リフトに関するよくある質問についてご紹介します。
入れた糸はどうなりますか?
糸リフトに使用する糸には、溶ける糸と溶けない糸があり、溶ける糸の場合は時間をかけて体内に吸収されるため抜糸の必要がありません。
溶ける糸は身体に害のない素材で作られた医療用のものを使っているので安全性が高いです。糸が溶けたあとも1〜2年ほど効果は持続するとされています。
糸リフトの本数はどうやって決まりますか?
糸リフトに使用する糸の本数は、お客さまがどのくらい引き上げたいのか、たるみの状態、皮膚のやわらかさなどによって異なるため、カウンセリング・診察時に医師が確認して判断します。
平均的な本数は、フェイスラインが10本前後、顎下が5本前後です。
傷口は目立ちますか?

糸リフトでは、こめかみやもみあげ周辺の髪の毛に隠れる位置に糸を1,2本挿入します。傷跡は針穴のみのためあまり目立ちません。
皮膚の表面に違和感は出ますか?
糸リフトでは、ダウンタイムで腫れや痛み、引きつれ、内出血などの症状が出る可能性があります。
皮膚表面に違和感が出ないように、カウンセリング時に最適な糸の種類と本数を医師に提案してもらいましょう。
まとめ
今回は、糸リフトの施術後のレントゲン撮影についてまとめました。
現代の糸リフトの主流は吸収糸であり、1年〜3年ほどかけて身体に吸収されるため、基本的にレントゲンには写りません。(糸の持続期間は種類によって異なります。)
また、糸リフトはこめかみ周辺や髪の毛の生えているところに糸を挿入するため、傷跡は目立ちにくく、マスクやメイクなどで隠すことで、基本的に周囲にバレる可能性は低いです。
「フェイスラインをスッキリさせたい」「ほうれい線を目立たなくしたい」とお悩みの方や、糸リフトが気になっている方は、ぜひイテウォンビューティークリニックにご相談ください。
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