顎ボトックスの失敗例|効果や特徴、失敗しないためのポイントも解説

ボトックス

顎ボトックスとは、梅干しじわの改善に効果がある施術です。ボトックス注射は手軽に受けられる施術として人気ですが、まれに失敗するケースがあります。

本記事では、顎ボトックスの失敗例と、失敗しないためのポイントを解説しています。効果や特徴についても知ることができるので、顎ボトックスを検討されている方はぜひ参考にしてください。

顎ボトックスとは?

顎ボトックスとは、口をすぼめたときに顎にできる梅干しじわを改善する施術です。梅干しじわは、オトガイ筋と呼ばれる筋肉の緊張によってできるしわです。表情の癖や加齢、紫外線などによってできてしまい、定着すると無表情のときでも目立つようになります。

梅干しじわのような、表情を変えたときにできる表情じわに効果的なのがボトックス注射です。顎ボトックスではオトガイ筋に対しボトックス注射を注入することで、一過性の筋肉麻痺を生じさせ、梅干しじわを改善します。

顎ボトックスの失敗例

顎ボトックスは、筋肉の過剰な動きを抑えることで梅干しじわを改善する施術ですが、さまざまな原因によって失敗を招くケースがあります。顎ボトックスの失敗例は、主に次の4つです。

表情が不自然になる・硬くなる

ボトックス注射をオトガイ筋に注入する際、注入量が多すぎたり、広範囲に注入してしまうと、引きつりを起こし表情が不自然になります。口角が上げづらくなったり、挙げ方に左右差が生じるなど表情筋が動かしづらくなり、表情が硬くなってしまうことがあるので注意が必要です。

笑顔が不自然になる・引きつる

医師の技術力不足などで、ボトックス注射を適切な箇所に適切な量で注入しないと、意図していない部位にまでボトックスが作用してしまい、笑顔が引きつることがあります。

顎、口角、エラ、眉間、目尻にボトックスを打つ際は特に注意が必要です。

皮膚がたるむ

エラや顎にボトックス注射をする場合、ボトックスの注入量が多すぎると、その筋肉に支えられていた組織が下がって、皮膚がたるんでしまうことがあります。もともと皮膚にたるみがある方は特に注意しましょう。

皮膚がデコボコになる

顎ボトックスは、医師が注入する箇所や量を間違えると、皮膚がデコボコになることがあります。特に顎などのフェイスラインにボトックスを注入する際は、皮膚がデコボコになりやすいので注意しましょう。

顎ボトックスの効果と特徴

顎ボトックスの効果

顎にボトックス注射を注入すると、以下のような3つの効果が得られます。

梅干しじわの改善

口をすぼめたとき顎にできるしわを「梅干しじわ」といいます。口を閉じるときに使うオトガイ筋という表情筋が緊張することで、梅干しじわができてしまうのです。

ボトックスには筋肉に一過性の麻痺を生じさせる働きがあるため、オトガイ筋の緊張が和らぎ、梅干しじわが改善できます。

Eラインが整う・小顔効果

ボトックス注射をオトガイ筋に注入すると、筋肉のボリュームが落ちることで顎が少し前に出ます。顎が前に出るとEラインが整い、横顔がキレイになります。

顎ボトックスとヒアルロン酸を併用することで、シャープな輪郭にし上げることが可能です。顎ボトックスで筋肉の動きを抑制し、その状態にヒアルロン酸を注入することで形をキープしやすくなります。

梅干しじわの改善とあわせて、小顔効果も得たい方は併用するのがおすすめです。

顎関節症の改善

顎関節症は、咀嚼筋と呼ばれる筋肉に炎症や緊張が起きることで発生し、口の開けにくさや閉じにくさ、顎を動かしたときの痛みを感じます。

顎ボトックスには、筋肉の緊張を緩める働きがあることから、顎関節症の症状を改善する効果が期待できますが、必ずしも改善効果が得られるわけではありません。

顎ボトックスを打ち続けるとどうなる?

顎ボトックスを打ち続けても、身体に悪影響を及ぼすことはありません。むしろ、適切な間隔で打ち続けることで効果の持続が期待できます。

ただし、短期間で打ち続けるとボトックスに対する抗体ができて効果が出にくくなったり、副作用が出やすくなるので注意しましょう。

顎ボトックスを途中でやめるとどうなる?

顎ボトックスを途中でやめると、オトガイ筋の動きが復活するため打つ前の肌状態に戻り、自然に肌の老化が進行していきます。ボトックス注射をやめたからといって老け顔になることはないですが、ギャップによって一気に老けたと感じてしまう方もいらっしゃいます。

顎ボトックスで失敗した場合の対処法

顎ボトックスで失敗した場合は、次のような対処をとりましょう。

効果が薄くなるまで待つ

万が一、ボトックス注射で失敗をしても、ボトックス効果を抑制する注射があります。しかし、すべての薬剤を取り除けるわけではありません。ボトックスの持続期間は約半年ほどなので、小さな失敗であれば効果が薄まりもとの状態に戻るまで待つようにしましょう。

医師に相談する

顎ボトックスの施術後、明らかに違和感がある場合や、ボトックスの効果が切れるまで待てないという場合は医師に相談するとよいでしょう。他の部位にボトックス注射することで修正できたり、アセチルコリン塩化物というボトックスの作用を弱める薬剤を使用し修正する方法があります。

顎ボトックスで失敗しないためのポイント

最後に、顎ボトックスで失敗しないためのポイントをお伝えします。

信頼できる医師・クリニックを選ぶ

顎ボトックスは、医師やクリニック選びによって満足度が大きく左右される施術です。ボトックス注射の経験が豊富で技術力がある医師を選ぶと、失敗のリスクを減らすことができるでしょう。

また、万が一失敗したときのことを考えるのであれば、保証制度がついているクリニックのほうが安心して施術を受けられます。

カウンセリングでしっかり相談・希望を伝える

ボトックスは手軽に受けられる印象がありますが、失敗するとすぐにもとの状態に戻すのは難しいです。施術後に後悔しないためにも、不安なことがあればカウンセリングの際に徹底的に質問をしましょう。納得したうえで施術を受けると、失敗を防ぐことができます。

安全性の高いボトックス剤を選ぶ

ボトックス薬剤にはさまざまな種類があり、それぞれ効果や持続期間などが異なります。そのため失敗しないようにするには、まずボトックス剤の種類や効果を必ず確認するようにしましょう。厚生労働省の承認を受けたボトックス製剤であれば安全性が高いです。

医師の指示に従ってケアをおこなう

ボトックス注射の施術後数日間は、注射した箇所を過剰に触ったり、マッサージしたりすることで薬剤が周辺に広がっていき、表情が不自然になることがあります。施術を受けた際は、クリニックから指示された注意点をしっかり守ることが大切です。

まとめ

顎ボトックスには、表情が不自然になる、笑顔が引きつる、皮膚がたるむ、皮膚がデコボコになるなどの失敗例があります。これらは、信頼できる医師やクリニックを選び、カウンセリングでしっかり相談することで防ぐことが可能です。

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