デリケートゾーンの黒ずみ対策にスクラブを使うと刺激が強すぎる可能性があります
皮膚の薄いデリケートゾーンにスクラブを使うことは刺激が強く、逆効果になり得るため、美白成分をうたったアイテムでケアした方がよいでしょう。たとえば有名な美白成分にはビタミンC誘導体などがあります。
それでもまだ黒ずみが気になり、積極的に改善したいという場合には、デリケートゾーン専門の美容クリニックで医師と相談して、施術を受ける方法もあります。
目次
刺激の強いスクラブはデリケートゾーンの黒ずみを悪化させる可能性もあります
スクラブに期待される効果は、主に古い角質を柔らかくし、汚れを落としやすくするというものです。そのため古い角質にメラニン色素が沈着してできているデリケートゾーンの黒ずみにも、スクラブを使ったケアは適しているように見えます。
しかしスクラブでのケアは、ひじやひざ、かかとなど、あくまで角質の厚い部分が対象です。ジェル状である体用よりもマイルドな顔用のスクラブもありますが、デリケートゾーンはまぶたよりも皮膚が薄いと言われているため、これでも刺激が強いです。
そして強い刺激が加わると肌ではメラニン色素がつくられるため、黒ずみがさらに悪化する原因になることもあります。それからスクラブ製品は、砂糖や塩、その他自然のものでつくられた製品が多くなっています。
また日本人よりも肌の厚みがあるといわれている海外の人向けのアイテムも多く、日本人の肌、ましてやそのなかでも薄いデリケートゾーンには適していないといわれています。
デリケートゾーンの黒ずみケアは専用アイテムで美白成分入りのものを選びましょう
皮膚に薄いデリケートゾーンにスクラブでの負担をかけ続けるよりも、美白成分配合の黒ずみケアアイテムを取り入れて肌色を明るくしましょう。そのためには、厚生労働省で認可のある美白を期待される成分を知り、成分表示で確認してから購入することが大切です。
美白成分とは、メラニンの生成を抑える・メラニンの排泄を促進する・メラニンを還元するという3つの働きのどれかを持っているものです。そのため自分の希望する働きに対して成分を選ぶとデリケートゾーンの黒ずみ改善につながります。
美白化粧品に多く使われている美白成分で、皮脂分泌抑制・抗酸化作用・コラーゲン生成促進の働きが期待されます。これらの働きは肌のターンオーバーを整え、黒ずみの改善と予防に役立つのです。
ちなみにビタミンC誘導体には種類があり、その中でもリン酸アスコルビルMgは、古くから化粧品などに使われており信頼のある成分です。
肌の明るさの改善ではハイドロキノンがもっとも期待できますが、漂白する成分のためデリケートゾーンのケアには刺激が強すぎて、セルフケアには向きません。また医師の指導のもとで使うことを必要とする成分で、市販の化粧品に入っていることは、ほとんどありません。
セルフケアで落としきれない黒ずみはムリにこすってはいけません
理想とするデリケートゾーンの肌色を実現するためにセルフケアを続けても、なかなか明るくならない場合もあります。それは、美白成分入りの製品を使っても、その成分が使っている人に合い、期待される効果が十分発揮されるとは限らないためです。
それにスクラブでのケア頻度を上げたりムリに強くこすったりしても、肌に沈着したメラニン色素は取り切れないこともあります。それどころかデリケートゾーンの肌に負担をかけ、黒ずみが悪化するかもしれません。
そのため確実にデリケートゾーンの黒ずみを薄くしたい、きれいにしたいと考える場合は、専門の美容クリニックで相談しましょう。スクラブではケアしきれない、肌に沈着したメラニン色素に直接働きかける施術など積極的な方法があります。
専門クリニックでの施術は、セルフケアとは違いデリケートゾーンから膣内のケアまでが可能なため、黒ずみ対策だけでなく膣の引き締めなどにも対応しています。したがってすでにできてしまったデリケートゾーンの黒ずみなどコンプレックスを改善したい時には、施術を検討するのもおすすめです。
(まとめ)デリケートゾーンの黒ずみはスクラブで落とせる?
デリケートゾーンにとって、スクラブの刺激は強いため、美白成分配合の製品でお手入れしましょう。また確実に黒ずみを薄くしたい場合は、専門の美容クリニックで医師の施術を受ける方法があります。
スクラブでケアすると古い角質を落としやすくなりますが、デリケートゾーンの肌は薄いため強い刺激を受ける可能性があります。するとメラニン色素がつくられて黒ずみが悪化することもあるため、自然の成分でできたスクラブでも控えた方が安心です。
スクラブでのケアはデリケートゾーンに刺激が強いため、デリケートゾーン用の美白成分入りアイテムを使いましょう。ビタミンC誘導体は美白成分の中でも古くから使われており、信頼もある成分です。
セルフケアで黒ずみが薄くならないからと、スクラブを使って強くこすることは避けましょう。確かな改善を目指す時は、専門医に相談し施術を受けることです。
黒ずみをつくるメラニン色素へ働きかける施術により、理想の肌色を目指すことができます。