妊娠中は女性ホルモンの分泌がさかんになり、デリケートゾーンの黒ずみも濃くなりやすいです


エストロゲンとプロゲステロンは妊娠中に分泌され続けるため、メラニンが増える原因になります。しかし妊娠の継続には欠かせないホルモンであることから、生活習慣でデリケートゾーンの黒ずみ悪化を防止しましょう。

その方法のひとつはビタミンCを取ることで、豊富に含む食べ物のみかんやいちご、ほうれん草などを毎日の食事で取りましょう。そして妊娠中にデリケートゾーンの保湿を続けてもかまいませんが、安心な成分のものか確認することです。

女性ホルモンはメラニン色素の生成を促します

女性ホルモンは月経周期によって分泌量が増えたり減ったりしていますが、妊娠中すると女性ホルモンが分泌され続けます。女性ホルモンとはエストロゲンとプロゲステロンで、妊娠初期には子宮内膜をつくり骨盤や乳房への血流量を増やします。

メラニンの増加も働きのひとつ

メラニン色素はシミやそばかす、デリケートゾーンの黒ずみを引き起こす原因となるものですが、メラニン色素が生成される理由は体を守るためです。たとえば太陽光に当たると肌は日焼けして褐色になり紫外線から肌細胞を守りますが、この色はメラニン色素によるものです。

紫外線や摩擦といった刺激から体を保護しようとするためデリケートゾーンは黒ずみができやすいですが、妊娠中はメラニン色素の生成を促す女性ホルモンの分泌量が増加します。そのため黒ずみが妊娠前より濃くなったり、顔などにシミ・そばかすが増えたりしやすいでしょう。

そして女性ホルモンは出産を終えてようやく分泌量が減るため、それまでは妊娠前と同じことをしていてもデリケートゾーンの黒ずみが悪化しやすくなります。

黒ずみを防ぐためにビタミンCを食べ物で取りましょう


妊娠中に女性ホルモンの分泌量を抑えることは難しいため、メラニンの生成につながる要因を取り除いてデリケートゾーンの黒ずみを防ぎましょう。その方法として、食べ物からビタミンCを継続して取ることがあります。

ビタミンCに期待される働き

水溶性のビタミンCには、黒ずみの原因となる活性酸素の除去やコラーゲン生成に関わる働きがあると言われます。そのため妊娠中には継続してビタミンCを取ることで黒ずみの悪化を予防しましょう。

それにビタミンCは妊娠中には妊娠前よりも1日あたり10mg多く取ることが目標とされています。そのためビタミンCを多く含む食品をメニューに取り入れると良く、たとえばみかん・いちご・ブロッコリー・ほうれん草などを食べましょう。

中でもほうれん草やブロッコリーなどは妊娠中に積極的に取ることを勧められる葉酸も多く含んでおり、定期的に食べることが望まれます。しかし妊娠前より多く取る必要があるからと言ってサプリを利用すると、過剰摂取などの心配があるため注意しましょう。

妊娠中の保湿ケアは刺激の少ないものを選びましょう

妊娠中にデリケートゾーンの黒ずみが気になる時、妊娠前と同じケアアイテムを使う前に安全かどうか確認しましょう。とくにデリケートゾーンのケアになるため、専門医と相談しクリニックで扱う製品や低刺激のオーガニック製品を選んだ方が安心です。

そして妊娠中にはデリケートゾーンだけでなく体幹や手足なども積極的に保湿しておくことをおすすめします。妊娠中は肌が敏感になり、かゆみが発生することがあるためです。

肌の乾燥によりデリケートゾーンだけでなくその他にも黒ずみの広がる可能性があるため、保湿を忘れずに行うことが大切です。

こまめに動いておく

妊娠中にお腹が大きくなってくると体を動かすことが億劫になりがちですが、スムーズな出産だけでなくデリケートゾーンの黒ずみを防ぐためにもこまめに体を動かしましょう。同じ姿勢を取り続けるとその部分に圧がかかりそれが刺激となります。

座った状態が長ければデリケートゾーンに圧がかかり続けて黒ずみができやすくなることから、こまめに立ち上がりましょう。

(まとめ)妊娠中はデリケートゾーンが黒ずみやすいって本当?

1.妊娠中は女性ホルモンの分泌がさかんになり、デリケートゾーンの黒ずみも濃くなりやすいです

妊娠中は女性ホルモンの分泌が増えるためデリケートゾーンは黒ずみやすくなります。そのためビタミンCの豊富な食べ物を取って、黒ずみの悪化を防ぎましょう。

他には同じ姿勢にならないようこまめに立ち上がって体を動かすことです。

2.女性ホルモンはメラニン色素の生成を促します

メラニン色素は紫外線など外部の刺激から体を守るために生成されており、デリケートゾーンの黒ずみも体を保護するためのものです。女性ホルモンはメラニンの分泌を促すことから、分泌量が増す妊娠中は黒ずみやすくなります。

3.黒ずみを防ぐためにビタミンCを食べ物で取りましょう

妊娠中はどうしても女性ホルモンの分泌量が多くなるため、生活習慣の改善でデリケートゾーンの黒ずみ悪化を防ぐには、ビタミンCを取る方法があります。ビタミンCは活性酸素を除去すると期待されるため、みかん・いちご・ほうれん草などから取りましょう。

4.妊娠中の保湿ケアは刺激の少ないものを選びましょう

妊娠中にデリケートゾーンの黒ずみを防ぐ保湿アイテムを使う時は、クリニックの製品や低刺激の製品などを選びましょう。そして同じ姿勢ばかりにならないよう、体を動かすことはデリケートゾーンの黒ずみ予防だけでなく、スムーズな出産にも役立ちます。

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