デリケートゾーンの黒ずみには尿素が効くの？

尿素には保湿の働きがあるものの、デリケートゾーンの黒ずみケアには不向きです

肌を柔らかくする効果が期待される尿素は、古くから化粧品や医薬品へ配合されてきました。尿素が持つ水と結びつきやすい性質により、保湿に役立ち、タンパク質を溶かす性質で肌を柔らかくしています。

するとピーリングと似た働きのため、皮膚の薄いデリケートゾーンでは刺激が強すぎてしまいます。したがってデリケートゾーンの黒ずみを改善したい時は、デリケートゾーン専用の化粧品を使って、継続的な保湿を心がけた方がよいといえます。

また確実にデリケートゾーンの黒ずみを改善したい時は専門的な施術を受ける方法があり、そのひとつがレーザー治療です。技術の進歩によってダウンタイムも短くなっています。

尿素の性質から保湿と肌を柔らかくする働きが期待されています

尿素は肌を柔らかくする働きがあると言われ、昔から化粧品などに配合されている成分です。保湿剤として医薬品に使われることもあり、比較的身近なものでしょう。

尿素がハンドクリームに主に含まれている理由は、水分となじみやすい性質があり保湿力に優れているためです。黒ずみが気になるデリケートゾーンの肌は薄くて弱く、乾燥していることが多いので、保湿の点では尿素の使用が適していると言えます。

しかし尿素が肌を柔らかくする働きは、角質のタンパク質を溶かすことにより生じています。そのためひじやひざ、かかとのような角質が厚くなっている部分を柔らかくしたい時には向いていますが、デリケートゾーンの肌のように皮膚の薄い部分にはあまり向いていません。

そのため尿素配合のクリームなどをデリケートゾーンに使うより、専用の化粧品で正しいケアを続けた方が改善の近道になるでしょう。

皮膚の硬くないデリケートゾーンのケアには注意が必要です

尿素を塗るとその部分の角質が柔らかくなって剥がれ落ちやすくなります。そのためデリケートゾーンの黒ずみをつくり出している、色素沈着した古い角質も落としやすくなれば改善できると思いがちです。

この働きはピーリングと似ているため、もし尿素配合のクリームなどをデリケートゾーンへ塗り続けた場合、刺激が強くかえって肌を荒れさせ黒ずみの悪化する原因になるでしょう。

皮膚がより薄く敏感な状態になるため、それまでは問題なく使えていた下着で黒ずみができたりケア用品が肌にしみたりすることがあるのです。したがってデリケートゾーンへ尿素配合のアイテムを使うことは避け、ピーリングの必要があれば専用の製品で行いましょう。

生活習慣が原因でデリケートゾーンに黒ずみができた時、摩擦や乾燥が原因の場合が多いでしょう。改善のためにそれらの刺激を控えたとしてもピーリングをしすぎていると肌が荒れてしまい、逆効果です。

そのため黒ずみを改善したい時ほど、刺激の少ない専用化粧品で保湿を続けましょう。

安全にデリケートゾーンの黒ずみを改善する選択肢にレーザー治療があります

皮膚が薄くて弱いデリケートゾーンにできた黒ずみを、優しくかつ確実に改善するには、専門的な施術を受ける方法があります。そのひとつがレーザー照射をする施術で、ダウンタイムも短いことからパートナーにも悟られにくい施術が可能です。

レーザーの黒色に反応する特徴を使って、皮膚に沈着したメラニン色素を破壊し排出しやすくします。そしてレーザーの照射と浮き上がってきた黒ずみをふき取ることを繰り返しおこなうことによって元の肌色へと改善します。

ただしもともとの肌色までの改善が限度で、それ以上に白さを求めることは難しいでしょう。

肌に優しい方法ですが刺激は与えられるため、施術後は十分保湿をして肌を守りましょう。施術を受けた日だけではなく、しばらくの間は今までよりも十分な保湿を行う必要があります。

もし今までの保湿が化粧水と乳液だけであればクリームを加えたり、クリニック取り扱いの専用品に切り替えたりするとよいでしょう。

（まとめ）デリケートゾーンの黒ずみには尿素が効くの？