ベビーパウダーはデリケートゾーンのムレを防ぎ黒ずみ予防に役立ちます
ベビーパウダーは湿気を吸収してムレを防ぎ、摩擦を防ぐ働きが期待されています。そのためデリケートゾーンへ使うとムレから引き起こされるかゆみの予防になり、黒ずみを防ぐのです。
しかしデリケートゾーンには粘膜があり、その部分につくと乾燥を引き起こすのでつけないようにしましょう。またムレ防止にはベビーパウダー以外の方法も行うとよいです。
その方法は通気性がよく吸湿性も高い綿の下着をつけること、おりものシートを普段から使わず量が多い時だけにしてこまめに交換することがあります。
目次
ベビーパウダーは汗を吸収し摩擦を減らす役に立ちます
ベビーパウダーとは赤ちゃんが使うものとのイメージがあるかもしれません。しかし大人が美容目的などで使うことも増えている製品です。
そしてベビーパウダーが持つ働きには、湿気を吸収してムレを防ぎ摩擦を小さくすることがあります。これは成分のひとつであるタルクの働きと関係しており、タルク自体に吸水性はありませんが肌の表面につくことで水分を引き上げて蒸発しやすくするのです。
すると汗をかいてもさらっとした肌をキープすることにつながり、ムレを防いで肌荒れを予防できます。それからコーンスターチを使ったベビーパウダーもあり、これはタルクとは違って吸水性がある成分です。
そのためデリケートゾーンでムレが気になる時にデリケートゾーンへベビーパウダーをつけておくと、ムレによって発生するかゆみを防ぎます。肌のかゆみを感じるとどうしてもかきたくなり、かけばデリケートゾーンにとって刺激になるため黒ずみが引き起こされやすいのです。
デリケートゾーンへの使用は控えめにしましょう
水分を蒸発させやすい、または吸収する性質を持つベビーパウダーのため、粘膜へつけることは避けましょう。そしてデリケートゾーンへ使う時は粘膜部分につかないよう慎重につけることです。
なぜなら粘膜は角質で守られていないため、成分の影響を受けやすく乾燥しすぎてしまいます。すると乾燥からかゆみなどのトラブルが生じ、そのひとつにデリケートゾーンの黒ずみがあるのです。
またベビーパウダーをデリケートゾーンへつける時の刺激が、メラニン色素を発生させて沈着する可能性もあります。
タルクは滑石と呼ばれる鉱物を細かく砕いてつくったものがベビーパウダーです。鉱物ですが肌につけることによるアレルギーなどの副作用は報告されておらず、安全な成分とされています。
毒性などの心配はないものの人によっては肌に鉱物をつけることが心配なる場合もあります。その時は不使用の製品を選ぶとよいでしょう。
タルクの代わりに使われているものがコーンスターチで、これはとうもろこしでんぷんでパンやお菓子などさまざまな食べ物にも使われています。
ベビーパウダーだけでなく別の方法でもムレを防ぎましょう
ベビーパウダーを使ったデリケートゾーンの黒ずみ予防は主にムレの防止が目的です。そのためムレが起きにくくする習慣も行うと、ベビーパウダーばかりに頼らないケアになります。
その方法のひとつは通気性のよい下着をつけることで、吸湿性が高い素材として綿があります。しかも綿は肌触りが良く摩擦によるかゆみを予防することにも役立つのです。
しかし下着はポリエステル製のものも多く、吸水性が低く通気性が悪いためムレやすくなっています。気に入ったデザインを優先したい時以外は、できるだけ綿の下着にしておくとムレを防いで黒ずみができることを避けられるでしょう。
それからおりものシートは毎日は使わず、おりものが多い時に使いましょう。いくら水分を吸収するシートとはいっても綿ほどの通気性はないため、長時間そのままにすると雑菌の温床にもなりかねません。
したがってムレによる黒ずみ対策には、おりものシートは必要な時だけにしてこまめに交換することがポイントです。また生理中にもナプキンを使いますが、なるべくこまめに交換してムレや汚れを防ぎましょう。
(まとめ)デリケートゾーンの黒ずみはベビーパウダーで防げる?
ベビーパウダーをつけるとムレを防ぐことから黒ずみの予防につながります。しかしデリケートゾーンは粘膜のため、つかないようにしましょう。
また合わせて綿の下着を着たり、おりものシートを常用したりしないよう気をつけましょう。
ベビーパウダーの成分であるタルクは汗の蒸発を進める役に立ち、コーンスターチには吸水性があります。そのためベビーパウダーをデリケートゾーンへつけるとムレによるかゆみを防ぎ、その結果として黒ずみの予防へつながるのです。
デリケートゾーンの中でも粘膜へベビーパウダーをつけると、角質で守られていないことから水分を必要以上に吸い取られて乾燥する恐れがあります。そのためデリケートゾーンへつける時は粘膜に触れないよう注意しましょう。
ベビーパウダー以外にムレを防ぐ方法も行うとよいですが、それに通気性のよい綿の下着をつけることがあります。そしておりものシートは量の多い時だけにして、こまめに交換しましょう。