デリケートゾーンの黒ずみを改善するためには、優しい洗い方が大切です
デリケートゾーンに黒ずみができてしまった時は悪化させないよう、とくに刺激を抑えて洗いましょう。そのためにデリケートゾーン専用の石鹸でそっとなでるようにひだのすみまで洗い、お湯の温度も低めにします。
そして洗った後には3分以内の保湿を行いますが、その時デリケートゾーンをタオルドライせず水分は手で払う程度にします。また膣内まで石鹸をつけると常在菌が減るため膣口近くまでにとどめましょう。
強い刺激は黒ずみを悪化させるため優しく洗います
もし入浴時にボディソープでデリケートゾーンまで洗っているとすれば、早めにやめましょう。なぜならデリケートゾーンは体よりも敏感であり、洗浄成分が強すぎるためです。
そして強すぎる刺激が加わると肌のバリア機能が乱れて水分を保持しにくくなり、乾燥してきます。その結果肌にかゆみを感じるようになって、何度もかいてしまうとメラニン色素が発生して沈着し、黒ずみになるのです。
したがってデリケートゾーンを洗う時は弱酸性の専用石鹸を使って、優しくなでるように洗いましょう。大陰唇や小陰唇のひだのすみずみまで指でそっと洗うことです。
黒ずみがあると、ごしごしこすって落とそうとするかもしれませんがそれは逆効果になるため避けましょう。スポンジやナイロンタオルで体のようにこすると皮膚が傷つき、黒ずみが悪化する恐れもあります。
それからつかる湯船の温度は高めが好きという人もいますが、デリケートゾーンにとっては刺激になるため、石鹸を洗い流す時はぬるめにしましょう。また1日に何度も洗う必要はありませんが、入浴時に汚れが残らないよう丁寧に洗いましょう。
洗った後は保湿をして乾燥させないようにしましょう
専用の石鹸を使って洗ったとしても、汚れを落とした時に皮脂もある程度洗い流されるためデリケートゾーンの肌は乾燥しやすくなっています。とくに黒ずみのある肌はターンオーバーが乱れており、すでに乾燥しやすい状態にあるでしょう。
そしてデリケートゾーンの乾燥が進むことによる黒ずみの悪化を避けるには、入浴後すぐの保湿が必要です。この時に使うアイテムもデリケートゾーン専用のものを選びましょう。
また入浴後すぐにローションをつけますが、この時タオルドライをデリケートゾーンはしないことです。水分は手で払う程度で良く、まだ濡れた状態のところへつけてかまいません。
なぜならタオルドライも摩擦が大きく、黒ずみのある肌には刺激が強いためです。また黒ずみが気になる時には美白成分の入った自然な成分のローションで保湿してもよいでしょう。
お風呂上りすぐのタイミングとは言っても、冬場の脱衣所では体の水分をふき取らないままでは風邪をひいてしまうでしょう。できるだけ早くの保湿が望ましいですが、3分経つ前にローションをつけることを目指します。
寒い時期でも早く保湿するための対策として、脱衣所をあらかじめ暖めておく、浴室内で保湿をするとよいでしょう。
膣の中までは洗わず、膣口近くまでにします
デリケートゾーンを洗う時、ひだの内側まで石鹸をつけて洗うことを避けているかもしれません。しかし汗や皮脂、おりもの、尿などの汚れがあり、石鹸を使って落としておかなければ雑菌が増えやすくなってしまいます。
そのためデリケートゾーンに黒ずみがある時こそ、専用ソープを使ってくまなく洗っておくことが必要です。ですが膣内まで石鹸をつけると有用な菌を減らし、雑菌が侵入し繁殖しやすくなるため、石鹸は膣口付近までにしましょう。
膣内に常に存在する常在菌とはラクトバチルス属で、これらの菌は女性ホルモンの働きによって増え、乳酸菌を生成することにより膣を守っています。お互いにメリットのある関係が成り立っていますが、石鹸で菌を減らしたり女性ホルモンのバランスが乱れたりしても菌は減少してしまうのです。
実はラクトバチルス属の常在菌が豊富にいることは、妊娠率にも影響すると言われており、この菌が十分存在している方が高くなるとされています。
(まとめ)デリケートゾーンに黒ずみがある時の洗い方は?
黒ずみがデリケートゾーンにできた時はとくに優しく洗い、刺激を控えます。そして洗った後には早めに美白成分入りの専用ローションで保湿をしましょう。
しかし洗う場所は膣口そばまでにして膣内は洗わないことです。
デリケートゾーンを洗う時は専用の石鹸を使い、バリア機能を妨げないよう優しく洗います。そしてひだの細かい部分まで汚れが残らないように洗い、湯温の刺激も抑えるためぬるま湯で流しましょう。
デリケートゾーンを洗った後は皮脂が減って乾燥しやすいため、早めに保湿をしましょう。この時使うローションも専用のものにし、黒ずみケアには美白成分入りがよいです。
できれば3分以内の保湿を目指すため、浴室でケアする方法もあります。
お湯だけで洗っていると分泌物や排泄物による汚れが落ちにくいため、専用石鹸を使って落としましょう。ただし膣内までは洗わず膣口近くまでにします。
膣内には常在菌がおり雑菌の侵入から守るため、石鹸で減らさないようにしましょう。