デリケートゾーンがベタベタする時はこまめに下着を交換することです
デリケートゾーンがベタベタする原因のひとつがおりものですが、膣の自浄作用によるものです。しかしベタベタする状態を放置すると雑菌が繁殖するなどトラブルになることがあるため、下着やおりものシートをこまめに交換したり通気性のよい下着をつけたりしましょう。
ただしおりものシートは雑菌が繁殖しやすく摩擦による影響もあることから、常用は避けます。
またベタベタの原因が尿モレの場合もあり、その時には尿モレシートの使用や骨盤底筋トレーニングをすることのほか、デリケートゾーンの専門医による施術を受ける方法もあります。
目次
おりものが出ることでデリケートゾーンを守っています
おりものとは粘り気のある液体のことで、膣や子宮、汗腺からの分泌物が混ざってできたものです。その状態は体の周期や体調などによって変化し、たとえば排卵近くになるとサラサラした透明のおりもの、生理に近づけば白くて粘性の高いおりものになります。
そしておりものの量が増えるとデリケートゾーンはベタベタしやすく、下着の湿りや汚れが気になることもあるでしょう。
膣の自浄作用が働いている証拠で、量は個人差が大きくなっています。
ベタベタして量の心配があっても、おりものシートを交換すれば足りる場合、とくにトラブルはないでしょう。
更年期に向かうことによって、おりものの量は減ってくるため、デリケートゾーンは乾燥しやすくなりトラブル発生の可能性もあがります。
そのため多少デリケートゾーンのベタベタが気になっても、おりものがある方が健康的です。
ベタベタを放置するとデリケートゾーンのトラブルになりやすいです
デリケートゾーンがおりものでベタベタする時、何もケアしないままでいると、おりもので汚れた下着で雑菌が繁殖しニオイなどのトラブルを招く恐れがあります。そのため下着は通気性が良く吸湿性に優れた綿製のものを選び、汚れた時はこまめに変えることができるとなおよいです。
しかし下着の多くはポリエステル製のため通気性が悪く、水分も吸収しづらいため、ムレやすくニオイの発生源になってしまいます。
そのためとくにおりものが増えやすい排卵日から生理前の期間は、綿製の下着をつけることがおすすめです。
おりもので下着を汚すことを防ぐ製品がおりものシートで、下着をこまめに替えることができない時には便利な製品です。しかし正しく使わなければ、ニオイ・ムレ・かゆみなどのトラブルを招いてしまうため、こまめにシートを交換することを心がけましょう。
そしてデリケートゾーンがベタベタして気になる、おりものの量が多い時だけの使用にとどめ、常用はしないことです。
なぜならおりものシートによる摩擦がデリケートゾーンにとって刺激になるからで、黒ずみやかゆみを引き起こしやすくなります。
ベタベタする原因はおりものだけでないかもしれません
デリケートゾーンがベタベタして気になる時、おりものではなく尿の可能性もあります。おりものと尿の区別の方法はニオイでもできますが、つけていたおりものシートをはずして少し経ったときに乾燥していれば尿、湿っていればおりものの可能性が高いです。
もし尿モレであった場合、次のようなケア方法を試してみましょう。
- 尿モレシートを使う
おりものシートではなく尿モレ対策用の製品を使った方が、水分量の多い尿モレで下着を汚す心配を減らせます。 - 骨盤底筋トレーニング
骨盤底筋が弱くなるとデリケートがゆるみやすくなり、尿モレをしやすくなるため定期的にトレーニングしましょう。その方法はたとえば、膝を立てて仰向けになり骨盤を前や後ろに傾けることがあります。 - 専門クリニックで施術
尿モレで悩んでいる時は専門医による施術を受けて、デリケートゾーンのゆるみを改善することもひとつの方法です。レーザーによる引き締めや膣を縮小することなどによって、確実に尿モレを改善へと導きます。
(まとめ)デリケートゾーンがおりものでベタベタする時は?
自浄作用によるおりものでデリケートゾーンがベタベタする時は、こまめに下着を替えたり、必要な時だけおりものシートを使ったりしましょう。
もし尿モレであれば尿モレシートを使う、または専門医による施術も考えましょう。
おりものは膣の自浄作用が働いている証拠で、体の周期によってその量は変化します。
もし量が多くてもおりものシートで対応できれば問題なく、更年期に近づくと量が減って乾燥し、トラブルを招きやすくなるでしょう。
おりものでデリケートゾーンがベタベタする時は、綿製の下着をつけてこまめに変えましょう。
難しければおりものシートを使ってもよいですが、同じものを長時間使い続けないことと、ベタベタが気になる時だけにし常用はトラブル予防のためにも控えましょう。
デリケートゾーンのベタベタの原因が尿モレの場合、状態に応じた対策を採りましょう。その方法は、軽度であれば尿モレシートや骨盤底筋トレーニングがあります。
より確実な改善を目指す場合はデリケートゾーンの専門医の元で施術を受けましょう。