デリケートゾーンを洗う時はやや酸性寄りの石鹸を使うとよいでしょう
デリケートゾーンの肌は体よりも酸性寄りの性質のため、ボディソープのようなアルカリ性のものでは刺激が強いこともあります。そのため専用品で洗った方が良く、ほかにも洗う時にかけるシャワーの水勢は優しくすることやお湯の温度はぬるめにすることなどがポイントです。
それからお湯自体も中性と、デリケートゾーンよりはやや性質が違うため酸性に寄せる目的でミョウバンを混ぜてもよいでしょう。
ひとつまみ混ぜると酸性にお湯が変わりますが、はじめて使う時は肌に合うか確認してから入浴しましょう。
デリケートゾーンは体よりも酸性に近くなっています
デリケートゾーンは皮膚が顔や体よりも弱いため、体を洗う流れで一緒に洗ってしまうと、使った石鹸の性質が強く、刺激になることがあります。そしてボディソープで洗うとデリケートゾーンの肌にかゆみや痛みが起きる可能性も出てくるでしょう。
これはデリケートゾーンの肌の性質がやや酸性に寄っている、つまり弱酸性になっているためです。したがって弱酸性から離れるほど肌に対しての刺激となることから、ボディソープでは刺激が強いと言えます。
ボディソープの多くはアルカリ性に性質が近いため、デリケートゾーンにとっては強い刺激になります。そのためデリケートゾーンを洗う時は専用の石鹸を使うことが望ましいでしょう。
しかし専用品の用意が難しい時は固形石鹸をよく泡立てて使うことです。
ボディソープを使う場合、洗浄成分の強さも注意するポイントで、高い洗浄力に魅力を感じるかもしれませんが、デリケートゾーンにとって強すぎる刺激になります。
それにボディソープの中には成分が合成洗剤の製品もあり、デリケートゾーンどころか手肌に使っていても肌荒れを起こす場合もあるでしょう。
洗う時のお湯の刺激にも注意しましょう
手などより皮膚の弱いデリケートゾーンは、洗浄するソープの性質だけでなく、あてるお湯の勢いの刺激にも敏感です。たとえばシャワーを浴びる時、強めの水勢にした方がスッキリすると感じる方もいるでしょう。
しかしデリケートゾーンを洗う時には水勢を調整してからにした方が、優しいケアになります。
デリケートゾーンを洗う時はシャワーの水勢を優しくし、刺激を与えすぎないことです。
温度が高い、または低いことも刺激になるため、ぬるま湯で洗うことを目指しましょう。ですがぬるま湯では、冬場は寒いと感じやすいので、浴室内を暖かくしておきできるだけ低めのお湯を使って洗います。
弱酸性の専用品でデリケートゾーンを洗う時、清潔にしたいからと強くこすってしまっては傷つける原因になります。したがってソープを十分泡立てた状態にし、手や指を使ってすみずみまで丁寧に優しく洗いましょう。
スポンジやボディタオルなどを使うと、摩擦が大きくなり傷つける可能性があります。
入浴する時の湯船のお湯を酸性にする方法があります
実はデリケートゾーンを洗い、ソープを流す時のお湯の性質も中性のため刺激になることがあります。そこでさらにデリケートゾーンへ優しくケアをするには、入浴する湯船のお湯の性質を酸性に近づける方法を行いましょう。
ミョウバンはデオドラントケアにも使われている成分で、水に溶けると酸性になる性質があります。適量を湯船に入れてまぜることで、デリケートゾーンに優しいお湯ができるでしょう。
それにミョウバンには汗を抑える働きがあると言われるため、デリケートゾーンのニオイ対策にも使うことができます。
はじめて使用する時は湯船に対して1つまみでよく混ぜて溶かしますが、慣れてきて物足りないと感じれば3つまみまで増やしてもよいでしょう。
しかし制汗剤などにも使われている成分とはいえ、肌に合う合わないは個人差があります。はじめて試す時は手足などデリケートゾーンよりも強い肌をつけてみて、問題がなければデリケートゾーンもつかると安心でしょう。
(まとめ)デリケートゾーンは酸性の石鹸で洗うとよいの?
デリケートゾーンの性質はやや酸性に近いため、洗う時の石鹸も弱酸性の方が刺激が少なくなります。ほかにも刺激を抑えるには優しい水勢とぬるめのお湯で洗うことです。
またお湯自体の性質も酸性へ近づけるため、ミョウバンを混ぜる方法もあります。
デリケートゾーンを体とともにボディソープで洗うとアルカリ性のため、酸性よりの肌に取って刺激になります。そのためデリケートゾーンを洗う時は、弱酸性の専用のものを使った方がよいでしょう。
デリケートゾーンへあてるシャワーの水勢は体よりも弱く優しいくらいにしましょう。そして温度はぬるめを心がけ、ソープの性質だけでなく水勢と温度にも注意が必要です。
また洗う時には強くこすらず手指で泡を使って洗いましょう。
お湯の性質は中性ですが弱酸性のデリケートゾーンに刺激となる可能性もあります。その時は、湯船のお湯を酸性に近づけるためミョウバンを混ぜてみましょう。
湯船に1つまみ混ぜ、手など皮膚の強いところで試してみてからデリケートゾーンもつかると安心です。