デリケートゾーンの拭き方はペーパーでこすらず押しあてることです
デリケートゾーンは前から後ろへではなく、ペーパーを押しあててしばらく動かさないやり方が正しい拭き方です。
柔らかく2枚以上重なったトイレットペーパー使うことで刺激を防ぎ、ペーパーの付着を防ぎます。
それから足を広げた状態で正しい拭き方を行う拭き取りやすく、ニオイ予防にも役立つのです。またシャワーで洗った方が清潔と思いがちですが、それは膣内の常在菌を減らすため逆に雑菌を繁殖させてしまいます。
そのため正しい拭き方を行い頻繁には洗わない方が清潔さを維持しやすくなります。
ペーパーの摩擦でデリケートゾーンが傷つくこともあります
顔や手などのように角質化した皮膚で覆われておらず、刺激に敏感なデリケートゾーンは、小さな刺激でも傷つく可能性があります。
そのためトイレットペーパーで拭く時もこすってしまうとそれの摩擦で傷つきやすいのです。
多くの方が前から後ろへという拭き方をなんとなく知って、行ってきているでしょう。しかし排尿後の正しい拭き方はペーパーで押さえて動かさないことです。
この時の時間は、一瞬押さえるだけよりも、しばらく動かさずにおり肌が乾いた感じがする位が目安です。それから足を閉じた状態では十分拭くことができず尿が残ってニオイの原因にもなりやすいため、足は広げた状態で拭きます。
ニオイの原因をつくらないように排尿し正しい拭き方を行うには、便座への座り方もポイントで、足は閉じずに開きやや前傾姿勢にするとよいでしょう。
すると尿が広い範囲につくことを防ぎ、正しい拭き方を行なえば十分拭き取ることを期待できます。
拭く時に使うペーパーにも気を使いましょう
正しい拭き方をするとデリケートゾーンへの傷つきやニオイの防止につながりますが、この時使うトイレットペーパーの質にもこだわりましょう。
できるだけ刺激を与えないためには、柔らかい紙質でできた2枚重ね以上の肌ざわりのよい製品を選びます。
硬いペーパーは繊維が刺激となり、薄さが足りなければ水分を吸ってボロボロになりやすくデリケートゾーンに残りがちになるでしょう。
自宅であれば柔らかく厚みのあるペーパーを用意できますが、外出先に備え付けられたペーパーを選ぶことができません。
そのためバッグに日頃から柔らかく水に流せるペーパーを常備しておきましょう。ポケットティッシュタイプであれば、トイレ以外の場面でも使えるためトイレだけのために準備して荷物が増えることもなく便利です。
トイレの時だけでなく、スポーツ後に汗を拭きたい、パートナーとのセックス前にケアしたい時などにはウェットシートでデリケートゾーンを拭くことがあるでしょう。
その場合もデリケートゾーン用の製品を選び、ゴシゴシとこすらず優しく押さえるような拭き方をすることもポイントです。
清潔にしたくても洗いすぎは避けましょう
デリケートゾーンの正しい拭き方をするよりも、温水洗浄トイレで洗い流した方がよいと考える方もいるでしょう。たしかに付着した尿を洗い流すことはできますが、逆に雑菌が膣内などへ入り込む恐れがあります。
そのためシャワーを使いたい時は、まず正しい拭き方で尿をふき取ってからにした方が安心です。
排尿のたびにシャワーで洗っていると、デリケートゾーンに存在する有用な常在菌まで洗い流してしまい、トラブルを引き起こす可能性があります。
なぜなら常在菌が減ることで膣内は雑菌が繁殖しやすい状態になるからです。健康な状態であれば膣内は酸性に保たれ雑菌が入り込むことはできませんが、中性になると雑菌が存在しやすくなりトラブルを引き起こしやすくなります。
そのためデリケートゾーンはいつもシャワーで洗い流すよりも、正しい拭き方をした方が常在菌を大幅に減らすことを防ぎ、膣内の健康維持にも役立つのです。
(まとめ)デリケートゾーンの正しい拭き方は?
デリケートゾーンの拭き方は、足を広げてペーパーをあてたまましばらく動かさないことで、柔らかく厚みのあるペーパーを使うと刺激が少なくなります。
また頻繁に洗わず正しい拭き方をした方が膣内の正常な状態維持に役立ちます。
デリケートゾーンの拭き方は、前から後ろへ拭くのではなく押さえてしばらく動かさないことです。
排尿時も足を広げて前傾姿勢になることで、尿が広がりにくく正しい拭き方でニオイ予防ができるでしょう。
正しい拭き方をする時に使うペーパーは、柔らかく2枚以上重なっているものを選ぶと、水分を吸収しやすく傷つきにくくなります。
外出時もできるだけ持ち歩き、シートを使って拭く時もデリケートゾーン用を選びましょう。
デリケートゾーンを清潔に保つにはシャワーで洗った方がよいと考えるかもしれませんが、正しい拭き方をした方が膣内を正常に保ちやすくなります。
その理由は、頻繁に洗うと常在菌を減らして膣内で雑菌が繁殖しやすくなるからです。