薄毛のお悩みを抱えるのは、男性だけではありません。
女性でも薄毛が気になるという方は、実はたくさんいます。
中でも生え際や前頭部の薄毛は正面からわかりやすく、人と話すときに目立っていないか気にされている方も多いのではないでしょうか。
今回は女性の生え際や前頭部の薄毛について、原因や対策方法をご紹介します。
目次
おでこ周辺の薄毛に悩んでいませんか?
実は、女性でも生え際の薄毛が気になっている方は年齢を問わずいます。
女性特有の脱毛症もあるため、「まだ若いのに…」と引け目を感じる必要はまったくありません。
おでこが広くなっている
髪の毛の後退によりおでこが広くなってくる症状は、一般的には男性に多いものの、女性でも起こり得ます。
以下のセルフチェックを参考に、おでこの広さを確認してみてください。
眉毛の上に片手の小指・薬指・中指の3本指を置き、生え際と中指までの距離を確認する
→中指〜生え際まで指2本分以上の距離が空いている場合、後退している可能性がある
なお、元々のおでこの広さに個人差があるため、あくまで参考程度と考えてください。
こめかみの毛が薄くなっている
側頭部の、主にこめかみの毛が薄くなる場合もあります。
一般的にこめかみの毛は薄毛になりにくいといわれていますが、それゆえに認知度が低く周りに相談しづらいという方も多いのではないでしょうか。
女性の生え際・前頭部が後退する原因は?
女性の生え際・前頭部が後退する原因はさまざまありますが、以下に挙げる原因の中で自身に当てはまるものがないか確認してみてください。
髪の毛を引っ張るヘアスタイル
ポニーテールやお団子などのヘアスタイルを日常的にしていると、生え際に負荷がかかった状態が続き、血流が悪くなり、その結果髪の毛が抜けやすくなります。
これは牽引性(けんいんせい)脱毛症と呼ばれ、女性特有の脱毛症の1つです。
毛穴のつまり
毛穴がつまった状態が続くと、頭皮が炎症を起こし脱毛の原因となります。
毛穴がつまる原因として、整髪料の洗浄不足や、保湿不足による皮脂の過剰分泌、シャンプー・リンスの流し残しなどが挙げられます。
頭皮への強い刺激
ヘアカラーやパーマなどは、頭皮へ大きな負担がかかります。
生え際のボリュームダウンが気になるからとパーマをかけると、逆効果になるおそれも。
また、肌に合わないシャンプーや洗浄力の強いシャンプーは、頭皮の炎症や乾燥の原因となり、脱毛を引き起こすリスクがあります。
ストレス
ストレスにより自律神経のバランスがくずれると、頭皮の血流が悪くなり抜け毛の原因になり得ます。
ほかにも、ストレスで睡眠の質が低下し、正常な毛髪サイクルが維持できずに抜け毛が増えることもあります。
特に女性は、女性ホルモンの影響でPMS(月経前症候群)やマタニティブルーズなどストレス症状が出やすい傾向にあるため、注意が必要です。
女性ホルモンの減少
女性ホルモンには、髪のボリュームを保つはたらきがあります。
加齢により女性ホルモンは減少し、男性ホルモンのほうが優位になるため、抜け毛が増えていきます。
このような男性ホルモンが優位になって起こる女性の脱毛症を、女性男性型脱毛症(FAGA)といいます。
乱れた生活習慣
健康な髪の毛が生えるためには、毛根が毛細血管から酸素や栄養素を受け取る必要があります。
しかし、乱れた生活習慣で自律神経がくずれると、血流が悪くなり毛細血管に十分な血液が行き渡りません。
また、十分な食事をとらなければ、髪の毛の栄養も不足します。
おでこの薄毛対策方法
ここでは、おでこの薄毛の対策方法を5つご紹介します。
生え際・前頭部が薄くなってきたと感じたら、なるべく早めに対策をおこないましょう。
ヘアアレンジの種類を増やす
いつも同じヘアアレンジだと、頭皮の同じ場所に負荷が集中します。
頭皮への負荷を分散させるために、ヘアアレンジの種類を増やすのがおすすめです。
バンダナを使う、ピンで前髪を留めるなど、ヘア小物を使うことでバリエーションを増やしやすくなります。
新しいヘアアレンジに挑戦すると、薄毛対策になるだけでなく気分も上がるはずです。
正しい方法で頭皮をケアする
薄毛の進行を止めるには、頭皮ケアが有効です。
頭皮の血流をよくするために、指の腹を使って優しくもみほぐす頭皮マッサージをおこなうのがおすすめです。
洗髪後には専用の保湿剤で保湿ケアをおこなうのもよいでしょう。
また、紫外線は頭皮にダメージを与えるため、日常的に帽子や日傘、UVスプレーなどで紫外線から頭皮を守るよう心がけてください。
発毛剤や育毛剤を使用する
すでに薄くなってしまった毛にアプローチするためには、発毛剤や育毛剤を使用します。
発毛剤と育毛剤の違いは、次のとおりです。
発毛剤:産毛や細い毛を強く太くする
育毛剤:頭皮を清潔に保ち、今生えている毛をさらに太く長く成長させる
発毛剤には「ミノキシジル」という成分が含まれていて、発毛作用や毛の成長を促進させる作用が認められています。
発毛剤や育毛剤は、効能に注目して選ぶようにしましょう。
毛母細胞の活性化:高い発毛作用を求める方
皮脂分泌の抑制:頭皮のべたつきが気になる方
保湿:頭皮の乾燥やフケ、かゆみが気になる方 など
規則正しい生活を心がける
すでに説明したとおり、頭皮環境およびヘアサイクルには自律神経やホルモンバランスが影響しています。
これらを整えるために、規則正しい生活を心がけましょう。
毎日同じ時間に起床・就寝して十分な睡眠を取ることや、バランスのよい食生活を続けることで、自律神経やホルモンバランスが整い、ヘアサイクルも正常に機能するようになります。
ストレス解消を心がける
過度なストレスは薄毛の原因となるため、ストレスを溜めないよう意識するとよいでしょう。
ストレスを完全に回避することは難しいため、趣味に没頭する、身体を動かすなど、自分なりのストレス解消法を複数用意しておくと、うまくストレスと付き合えるようになります。
専門のクリニックで相談しよう
女性の生え際・前頭部の薄毛は、セルフケアである程度進行を遅らせることができるものの、一度薄くなってしまった毛を自力で再生するのは難しいといえます。
生え際の薄毛をしっかり改善するには、女性の薄毛治療を専門とするクリニックで施術を受けることをおすすめします。
女性の薄毛(FAGA)治療なら、湘南美容クリニックにお任せください。
ミノキシジル配合の内服薬の投与や、湘南AGA発毛専門院ではレーザーや注射により頭皮に直接薬剤を注入する各種施術もおこなっています。
周囲の目が気になって薄毛治療のクリニックへ行きづらいという方も、美容外科で有名な湘南美容クリニックであれば、お気軽にお越しいただけるかと思います。
生え際・前頭部の薄毛にお悩みの方は、ぜひ一度無料カウンセリングをご検討ください。
まとめ
生え際の薄毛は、日常的に同じヘアスタイルをしていることや女性ホルモンの変化・減少などが原因で起こる場合もあり、決して女性にとって無関係なことではありません。
おでこの薄毛が気になってきたら、まずは頭皮ケアや生活習慣の見直しなど早めの対処をおこないましょう。
早く確実に薄毛の改善を望む場合は、女性の薄毛(FAGA)治療をおこなうクリニックで施術を受けるのがおすすめです。