女性のこめかみ薄毛は治る？原因や対策、おすすめの髪型など紹介

こめかみの毛が薄くなってきて悩んでいませんか？こめかみは正面から見えるため、一度気になったら鏡を見るたびに目がいってしまう方もいるかもしれません。

女性のこめかみ薄毛は、髪型やスタイリングで隠したり、日常生活の小さな意識で対策・改善することができます。

今回は、女性のこめかみ薄毛の原因や、薄毛を目立ちにくくする工夫、対策方法などをご紹介します。

こめかみ薄毛とは？

こめかみ薄毛とは、こめかみあたりの髪の毛が部分的に薄くなってしまうことです。こめかみは目と耳の間にあり、物を噛むと動く箇所を指します。

一般的に、女性が発症しやすいのは髪が全体的に薄くなる「びまん性脱毛症」であり、側頭部の髪だけが薄くなる「こめかみ薄毛」が発症するのはまれです。認知度も低く、こめかみ薄毛に対応するウィッグの少なさなどから、相談相手や対処法に悩むケースもみられます。

こめかみ薄毛の原因には、主に下記の4つが挙げられます。

女性ホルモンが減少すると相対的に男性ホルモンの割合が増えます。男性ホルモンの1つである「ジヒドロテストステロン」は、髪の成長を妨げる力があるため薄毛の原因になりやすいです。

女性ホルモンの分泌量はホルモンバランスの乱れによって低下しやすく、主な原因には下記が挙げられます。

自律神経は血行をコントロールしています。髪の成長に必要な栄養は、血流を通して届けられているため、自律神経が乱れて血行不良になると栄養素が十分に行き渡らなくなり薄毛の原因になります。

自律神経が乱れる主な原因は、下記の4つです。

薄毛の原因になる頭皮の血行不良は、自律神経の乱れのほか、下記によって起こる可能性もあります。

頻繁にポニーテールやツインテールなどの髪型をしてこめかみの毛を強く引っ張っていると、頭皮が圧迫されてしまい血行不良になってしまいます。これによって起こる薄毛は「牽引性脱毛症」と呼ばれています。

他にも、血行不良が原因で起こる「肩こり、眼精疲労、冷え性」などといった身体の不調も、頭皮の血流を悪くする原因となります。

髪の洗い方やヘアケアを間違った知識でおこなっていると、頭皮を乾燥させたり傷つけたりして直接ダメージを与えてしまいます。頭皮環境が悪化してしまうと健康な髪が育ちにくくなり、薄毛の原因となってしまいます。

下記記事では女性が薄毛になる主な原因をはじめ、女性の脱毛症の種類や対策方法などについてまとめているので、気になる方は併せてご覧ください。

こめかみ薄毛は、髪型やスタイリングを工夫することで隠すことができます。

こめかみ薄毛を目立ちにくくするためのカット方法と、2種類のスタイリング方法をご紹介します。

こめかみ薄毛を隠すには、おでこの生え際の「M字部分（こめかみが薄くなっている箇所）」の上の髪を前髪とつながるようにカットする方法がおすすめです。

髪をおろしているときだけでなく、結んでいるときもこめかみの薄毛が目立ちにくくなります。

こめかみ周辺の髪の毛がうねっている方は、直毛になるよう縮毛矯正をかけることもおすすめです。

美容院に行く際は、ぜひ上記のカット方法を美容師の方に相談してみてください。

前髪のある方は、下記のスタイリング方法でこめかみ薄毛を目立ちにくくすることができます。

使用するスタイリング剤は、髪質が細くコシのない人はバーム、太くて硬い人はオイルがおすすめです。

前髪を流している方は、下記のスタイリング方法でこめかみ薄毛を目立ちにくくすることができます。

前髪全体を根本まで濡らす。
中央部分（左右の黒目の間）の前髪をかき上げながら、根元からドライヤーで乾かす。
ストレートアイロンで前髪とサイドの髪を挟み、前髪からサイドの毛流れが自然になるよう外巻きに1回転させる。仕上がりをキレイにするには、頬骨あたりから回転させるのがポイント。
髪全体の毛先を自然な外巻きでセットする
オイルをとり、両手に伸ばしてから髪全体になじませる

仕上げとしてオイルを使用することで、髪全体にまとまりとツヤを与えることができます。