薄毛治療を始めたいけど費用が気になる、という女性は多いのではないでしょうか。可能であれば保険の範囲内で治療したいところですが、結論からいうと残念なことに保険適用外です。しかし、例外的に保険が適用できるケースや適用外でも治療法によっては安価に始められる方法もあります。

本記事では、女性の薄毛治療が保険適用外である理由や治療費の相場とともに、費用を抑えるポイントをご紹介します。

女性の薄毛(FAGA)治療が保険適用されない理由

女性の薄毛治療が保険適用外となる理由は、見た目を改善するための美容としてとらえられるからです。病気や怪我の治療とは異なるため自由診療となり、治療費は原則全額負担となります。

しかし女性の薄毛を引き起こしている原因や脱毛症によっては、保険適用となるケースもあります。

女性の薄毛(FAGA)治療に保険が適用されるケース

女性の薄毛治療で保険が適用されるケースとして、自己免疫異常が原因とされる円形脱毛症や、甲状腺機能障害が原因とされる薄毛などがあげられます。

これらの脱毛症は病気として認識されるため、保険診療で治療が可能です。保険が適用されるか否かは、薄毛の原因を突き止めることで判断できるといえます。

女性の薄毛(FAGA)治療に医療費控除は適用される?

医療費控除とは、1年間(1月~12月)にかかった医療や治療薬の購入費が10万円以上の場合に、所得控除が受けられる制度のことです。薄毛の治療費は控除の対象であるかというと、残念ながら対象外となります。やはり同様に美容目的としてとらえられるからです。

ただし、保険が適用される例外ケースと同じく、円形脱毛症などの費用は控除の対象となります。

女性の薄毛(FAGA)治療にかかる費用相場

女性の薄毛治療として代表的なのは、メソセラピー(注入治療)・内服薬・外用薬・自毛植毛の4つです。これらの治療法は、自由診療で受けることになります。それぞれ大体の費用相場をご紹介します。

メソセラピー

メソセラピーとは、薄毛が気になる患部に注射やレーザーで有効成分を浸透させる薄毛治療のことです。薬剤を浸透させるために、美容医療でもよく使われているダーマペンを用いることもあります。
費用相場は、1回15,000〜100,000円程度です。メソセラピーの種類や取り扱いのクリニックによって費用が異なるため、費用には幅があります。特に再生医療を利用した「C-PRPメソセラピー」は費用がやや高額です。メソセラピーは、薄毛の内服薬や外用薬と併用することで短期間での発毛効果が期待できます。

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内服薬

内服薬は最もスタンダードな薄毛治療です。発毛を促す作用がある「ミノキシジル」と、発毛サイクルを改善する「スピロノラクトン」の代表的な2種類があります。継続的に服用することで、最短3ヵ月程度で薄毛の改善が期待できます。内服薬の費用相場は、月々6,000〜15,000円程度です。

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外用薬

外用薬は、薄毛が気になる部分に塗布して薄毛を改善する治療法です。塗り薬やスプレータイプのものがあります。発毛効果のあるミノキシジルを含んだ外用薬が代表的です。
外用薬の費用相場は、月々10,000円程度になります。しかし多くの場合、内服薬と併用して治療することから、内服薬と外用薬をあわせて大体月に20,000円程度となる場合があります。

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自毛植毛

自毛植毛とは、自身の毛髪を組織ごと採取して、薄毛部分に移植する外科的な薄毛治療のことです。内服薬・外用薬は継続した治療が必要になりますが、自毛植毛は移植して定着すれば半永久的に生え続けます。
ただし費用はやや高額で、安くても30万円以上はかかるのが相場です。採取した毛髪のことをグラフトと呼びますが、1グラフトあたりの価格で治療費用が算出されるのが一般的です。薄毛の範囲が広ければ、100万円以上かかることもあります。

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女性の薄毛(FAGA)治療の費用を抑える方法

女性の薄毛治療は保険適用外であり、治療法によっては高額になります。なるべく費用を抑えるためにも、次のポイントを押さえてみましょう。

早期治療

薄毛治療は早い段階で始めたほうが費用は安く抑えられます。薄毛が進行した状態で治療を開始した場合、内服薬や外用薬だけでは改善が期待できない場合があります。結果、自毛植毛のような外科治療が必要になり、費用が高額になることがあります。

初期段階であれば、内服薬や外用薬のみでも発毛効果を実感できるでしょう。薄毛が気になりだしたら、進行する前にまずはクリニックに相談するのがおすすめです。

オンライン診療

クリニックによっては、オンライン診療に対応しています。オンライン診療はインターネット上で予約をして、自宅で医師とビデオ通話で診療ができるシステムです。クリニックに行くまでの通院時間はもちろん、交通費もかかりません。

薄毛治療では複数回の通院が必要ですが、オンライン診療によって交通費の負担を抑えることができるでしょう。内服薬・外用薬であれば、自宅や最寄りのコンビニなどで受取が可能です。

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通いやすい場所を選ぶ

薄毛の治療期間は1年以上かかる場合があり、原則複数回の通院が必要になるため交通費も無視できません。そのため、通いやすい場所でクリニックを選定することが重要です。オンライン診療であればなおよいですが、何らかの検査を要する場合は、やはり直接来院が必要になります。

なるべく自宅や職場から通いやすいクリニックを選ぶことで、交通費を抑えられます。

女性の薄毛(FAGA)治療は何科を受診するべき?

女性の薄毛治療は原因によって、次のように受診する診療科目が異なります。

  • 脂漏性脱毛症など:皮膚科
  • 甲状腺異常による脱毛症など:内科
  • ストレスによる脱毛:心療内科
  • FAGAによる脱毛:AGAや薄毛専門クリニック

頭皮に炎症やかゆみ、フケが生じて薄毛となる脂漏性脱毛症などは、皮膚科が適切です。甲状腺の異常が原因による薄毛は内科になります。ストレスによる脱毛症の自覚がある場合は、心療内科が適しています。

しかしこれらの症状に心当たりがなく、薄毛や抜け毛が気になる場合は、FAGAの専門クリニックを受診しましょう。保険診療の範囲にとどまらない、さまざまな薄毛治療を取り扱っています。

薄毛で悩んだら早めに医師に相談しよう

女性の薄毛治療は基本的に保険適用外となり、費用は全額自己負担です。費用相場は治療法によって幅がありますが、内服薬や外用薬による治療であれば比較的安価に治療を始められます。費用をなるべく安く抑えるためには、早期治療がカギとなります。薄毛が少しでも気になったら、まずは早めに専門医に相談してみましょう。

湘南のFAGA治療は、患者さまのご予算も踏まえたうえで、適切な薄毛治療をご提案します。生活習慣の改善指導も同時におこないながら、確実な発毛へと導きます。

薄毛のお悩みは一人で抱え込まず、私たち専門医に相談してみませんか。カウンセリングは無料です。まずはお気軽にご相談ください。

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