左右のまぶたの厚みに違いがある場合、利き目などが原因で生じるといえます
どちらの目も変わらないように思えますが、普段ものを見るときには大体の方が利き目を中心にして見ています。
そして、利き手が右手という方が多いように利き目も右目の方が多いといわれています。
よく使う利き腕のほうが肉付きが良くなると同じように、利き目はよく使われることで、もう片方の目と比べて発達しやすいと言えるでしょう。
そのため、利き目の方が筋肉や脂肪がつくことで、まぶたにも厚みがあるようです。
目次
まぶたの厚みはついている脂肪の多さで変わります
まぶたは表面の皮膚の内側に筋肉、ROOF、眼窩隔膜(がんかかくまく)、眼窩脂肪(がんかしぼう)が順番に並んでいる構造になっています。
これはまぶたの筋肉の太さなども関係してきますが、まぶたの表面側のROOFと眼球側の眼窩脂肪の2種類に脂肪が多くついていることでまぶたに厚みがでるといえます。
またまぶたはむくみやすいため、まぶたが腫れぼったくみえているのがむくみのせいという場合もあります。
顔や目の周りの代謝が悪いとまぶたの厚みも増してしまうので、まぶたのむくみが気になっている場合には、普段からむくみを溜め込まないように生活を見直すことで改善される可能性もあります。
むくみをとるためのリンパマッサージなども、まぶたがむくんでいる場合には多少ではありますが厚みを改善することができます。
ただ、まぶたは肌がデリケートな場所なので、マッサージのために強い摩擦が生じるとシミやたるみなどの原因になる場合もあるので気をつけて行いましょう。
まぶたの厚みの違いは身体のゆがみなどから生じることがあります
左右のまぶたの厚さは、利き目かどうか以外にも日常の生活習慣で変わってくることもあります。
日常生活で身体にゆがみが生じるようなくせがある方は、そのくせを続けていることによって長い期間の間に徐々に身体にゆがみが生じていきます。
身体のゆがみから頭蓋骨や顔周りの筋肉などにもゆがみが発生して、顔の左右が異なるような違いが現れてしまいます。
多くの方が何かしらのくせがしみついている、または生まれつき左右の顔に微妙な差があるなど、もともと顔が左右対称になっている方は少ないといえます。
しかし、まぶたの厚みに差が生じている場合で、片方の目だけ二重になっているなど目の大きさが左右で大きく異なってみえるときには、周りに不自然な印象を与えることもあります。
身体や顔にゆがみが生じるようなくせには、以下のようなものがあります。
・椅子に座るときに脚を組んで座る、頬杖をよくつく、寝るときに横向きでいつも左右決まった方を下にして寝ている、バッグをいつも同じ方の肩にかけて持っているなど誰もが気づかずに行っていそうな普通のくせばかりです。
気づかずにこれらのくせを行っていて、すでにまぶたの厚みが目に付くほど左右で異なっているような場合には、ゆがみを改善しても両まぶたのバランスを整えることまでは難しいといえます。
二重まぶたを形成する施術で目元のバランスの改善が期待できます
腫れぼったいまぶたの厚みをとってすっきりとした二重まぶたに改善したいときには、まぶたについている脂肪を減らすことができる施術を受けるといいでしょう。
厚みのあるまぶたの場合には、厚さの原因となっているまぶたの脂肪を除去することが可能な切開法による施術が適しているといえます。
切開法は、希望する二重のラインに沿ってまぶたを切開して二重になるように縫合する施術です。
余分な眼窩脂肪やROOFを除去しながら行う二重形成の施術なので、まぶたの厚みをとりながら半永久的に維持できる二重の形成が期待できます。
施術後の腫れが少なく、周りからバレにくいプチ整形として人気の高い埋没法もありますが、厚いまぶたの場合にはあまり向いていないといわれています。
埋没法は二重のラインに糸を埋めることで二重を形成するのですが、厚みのあるまぶたではその厚さと相性が悪く、ラインが崩れやすくなるためです。
ただ、まぶたを数ミリ程度切除してまぶたの脂肪を除去する施術などを併用すれば、施術後の腫れの少ない埋没法でも長持ちするすっきりとした二重への改善が期待できると言えるでしょう。
(まとめ)左右のまぶたの厚みに違いがあるのはなぜ?
目には利き手や利き腕のように利き目があるといわれています。
利き目はよく使われるために筋肉や脂肪などの細胞が発達していてもう片方の目よりもまぶたに厚みがあるようです。
まぶたにはまぶた表面側のROOFや内側の眼窩脂肪という2種類の脂肪がついています。
筋肉の太さの個人差もありますが、脂肪が多いことでまぶたの厚みがでている場合が多いといえます。
まぶたの厚みの違いは日常生活で身体にゆがみが生じるようなくせが原因で生じることがあります。
身体のゆがみからまぶたの厚みのバランスが崩れてしまった場合には、ゆがみの改善だけではまぶたの厚みのバランスが戻りにくいといえます。
腫れぼったいまぶたの厚みをとってすっきりとした二重まぶたに改善したいときには切開法による施術がおすすめです。
また、脂肪を除去する施術を併用した埋没法を利用する事によっても、改善が期待できます。