腫れぼったいまぶたは遺伝と関係している場合があります
まぶたの形状は、遺伝と関係がある場合があります。
髪の色や質、皮膚の色、骨格が遺伝しやすいように、顔か立ちやまぶたの状態も遺伝で決まることが多いのです。
親兄弟やおじいちゃん、おばあちゃんの中に、まぶたが分厚い人が多いなら、もしかしたらそれは遺伝のせいかもしれません。
まぶたの分厚さが遺伝である場合、体質的にまぶたに脂肪が付きやすくなっていると考えられます。
このようなケースでは、マッサージやツボ刺激などで、自力でまぶたを薄くするのは困難といえるでしょう。
目次
まぶたの形状はメンデルの法則が関係している場合があります
まぶたの状態と遺伝は、ある程度関係があるといえるでしょう。
有名な遺伝の法則として、「メンデルの法則」があります。
この法則に基づけば、遺伝子には優性遺伝子と劣性遺伝子があり、この組み合わせによって、子どもに受け継がれる形質が決まっていきます。
遺伝子の組み合わせのパターンはAA、Aa、aaの3パターンで、優性遺伝子であるAが一つでもあれば優性の形質が現れるといえます。
目に関して遺伝する可能性が高い特性は以下です。色の濃い目、大きい目、二重まぶた、長いまつ毛は優性遺伝子といわれており、色の薄い目、小さい目、一重まぶた、短いまつ毛は劣性遺伝子といわれています。
ここで勘違いしてはいけないのは、優性遺伝は優れた遺伝子で、劣性遺伝は劣っている、ということではないことです。
優性遺伝子と劣性遺伝子は、どちらが優れているかということではなく、単に形質が表に現れやすいか現れにくいかを表現しているにすぎません。
このように、メンデルの法則について考えるなら、一重か二重かは遺伝によって決まるように、まぶたの分厚さもある程度遺伝と関係しているといえるでしょう。
遺伝意外の要素としては、太って脂肪がついてしまった、むくみが原因で分厚くなっている、といった理由が挙げられます。
このような場合、肥満やむくみが解消されれば、まぶたの厚みも解消されるでしょう。
まぶたの厚みの原因が肥満でもむくみでもなく、親や兄弟にまぶたの分厚い人が多いなら、遺伝が原因である可能性が高いといえます。
遺伝によるまぶたの悩みは整形で改善が期待できます
腫れぼったいまぶたにお悩みなら、それが生まれつきだったとしても整形手術で改善が期待できます。
整形手術であれば、マッサージやツボ押しで限界のある場合も、まぶたのボリュームの調整が期待できるでしょう。
たとえば、埋没法による二重整形の施術で腫れぼったさをある程度改善できる可能性があります。
埋没法とは、医療用の極細糸でまぶたを留め、二重ラインを形成する施術方法です。
二重ラインを作る時に、まぶたの皮膚がラインの溝に引っ張り込まれるため、腫れぼったさをある程度解消でき、以前よりもぱっちりとした二重まぶたになる可能性が高いです。
埋没法の利点は、メスを使わずに行える点です。
また、施術時間が短く、両目合わせて10分程度で終わることもあります。
ただし、まぶたが分厚く、腫れぼったさがひどい場合、埋没法は向いていないと判断されるでしょう。
まぶたにかなりの厚みがある場合、埋没法では糸の部分に負担がかかり過ぎ、術後、すぐに取れてしまいやすいのです。
埋没法で使う糸は髪の毛よりも細いものですから、糸にかかる力が大きくなればなるほど取れやすいです。
まぶたに厚みのある方で、埋没法をご希望の方は、まずはカウンセリングで相談してみるとよいでしょう。
クリニックによってはそういった方のための施術法がある場合もありますし、厚さによっては埋没法が可能と判断される場合もあるでしょう。
厚みが大きいなら切開法がすすめられます
まぶたの厚みが大きく、腫れぼったさがひどい場合には、埋没法ではなく切開法がすすめられるでしょう。
切開法はまぶたにメスを入れるため、埋没法と比べると大がかりになりますが、その分もっと徹底的な処理が可能となります。
まぶたの中にある脂肪や、厚みの原因となっている組織を除去できるため、埋没法では限界のあるまぶたも薄くしやすいといえるでしょう。
切開法の施術方法には、切開する部位が眉毛に近いもの、まつ毛に近いもの、また、切開する部位が小さいものなど、いろいろなものがあります。
まぶたの状態や、希望するデザインによって、適する施術方法が違うため、クリニックに足を運び、専門家に相談してみるとよいでしょう。
(まとめ)腫れぼったいまぶたは遺伝だから仕方ない?
まぶたの形状や厚さは、遺伝することがあります。
それは、親やおじいちゃん、おばあちゃんと顔が似やすいことからわかります。
原因が遺伝の場合、マッサージなど自力でまぶたを薄くするのは困難かもしれません。
メンデルの法則によれば、二重まぶたの遺伝子は表に現れやすく、一重まぶたの遺伝子は現れにくいです。
このように、まぶたの形状と遺伝には関連があるため、まぶたの分厚さも遺伝である可能性があります。
簡単に受けられる施術として人気なのは埋没法です。
埋没法では極細の医療用糸でまぶたを留め、二重ラインを作ってまぶたをすっきりさせます。
ただし、まぶたの厚みが大きい場合は埋没法は向きません。
ご希望であれば埋没法が可能かどうか相談してみましょう。
まぶたの腫れぼったさが大きい場合には、埋没法ではなく切開法が向いているといえるでしょう。
切開法ですと、まぶたの中の組織を少し除去することで、厚みの原因そのものにアプローチできます。
そのため、より徹底的に改善を図れるといえるでしょう。