顔のしわにはまぶたのたるみが原因のものがあります
まばたきをする力が弱くなったり、まぶたがたるんだりすると、まぶたは本来の筋力以上の力を必要とします。
そのため、目の周りの筋肉や額の筋肉も使わなければまばたきができなくなり、無理な力が加わるようになった結果、しわが現れてしまうのです。
このように、まぶたのたるみを放置していると、目のまわり、額のしわが増え、より深いしわが刻まれることになります。
そのため、まぶたのたるみを適切にケアすることで、しわの予防、改善も期待できると言えるでしょう。
目次
まぶたのたるみと顔のしわには深い関係があります
まぶたのたるみが発生した結果、無理な力がまぶたに加わるようになり、顔にしわが現れてしまうことがあります。
ただ、このまぶたのたるみとしわの関係は、まぶたの筋力があるかどうかで原因も異なってくると言います。
まぶたも目の周りも、顔の筋肉の中で最も薄い皮膚でありながら、1日中まばたきを繰り返す過酷な動きを1日に1万回以上続けています。
まぶたの筋力が衰えてまぶたを引っ張り上げる力が弱くなると、まぶたの筋肉だけではまばたきをすることができません。
目の周りの筋肉、こめかみ、眉毛の周辺、額の筋肉とまぶたから遠く、まばたきには直接関係のない筋肉も使うようになります。
これらの動きは、無意識に行われるものなので深いしわができて初めて、その異常事態に気がつくというケースは多いでしょう
若い方で、まばたきに必要なまぶたの筋力はしっかりあるはずなのに額にしわがある、まぶたがたるんでいる場合があります。
このような時は、まぶたの筋力の衰え以外の原因を考える必要があります。
ひとつは、不適切なアイメイクとメイクオフ、洗顔法です。
まぶたを無理に引っ張ったり、メイクオフで過度な刺激を与え続けたりすることでまぶたがたるむと言われています。
もうひとつはコンタクトレンズの使用です。
コンタクトレンズはまぶたの筋肉を傷める可能性が高いと言われており、長時間の連続装用など不適切なコンタクトレンズの使用はまぶたに悪影響を及ぼす可能性があります。
たるみ自体がまぶたのしわになります
まぶたのたるみとは、なんらかの原因で皮膚が余っている状態のことです。
まぶたという小さなスペースでのことですから、少しのたるみが顔全体の印象を変えるほどの影響力を持ちます。
目元は特に目立つ部分なので、まぶたの皮膚がたるんだことによるまぶた、目元周辺のしわは気になるものです。
上まぶたがたるむと、たるみがしわとなり、二重まぶたが三重まぶたや四重まぶたになってしまうこともあります。
このような状態の場合、まばたきに重たさを感じるほどにたるむこともあります。
まぶたの重心が下がるので、まぶたがより一層重たくぽってりと見える上、まぶたの上の部分が痩せてひどくなると窪んでいるように影が見えます。
重症になると、まぶたが瞳を覆って視界を遮ることもあります。
下まぶたがたるんだ場合は、目頭や目尻に細かいしわが増えたり、血流が悪くなってクマができやすくなったりします。
目の真下の筋肉が少なくなり、目が落ち窪んでしまうためクマのような影ができることもあります。
たるみは下垂しますので、下まぶたがたるむ場合は上まぶた以上に老けた印象を与えます。
まぶたのたるみによるしわを改善できる可能性があります
年齢を重ねると、まぶたのたるみは加齢によるものなので仕方ないと諦めがちですが、いくつになってもまぶたのたるみを改善してしわを減らせる可能性があります。
ヒアルロン酸やコラーゲンを直接まぶたに注入する方法がとられることがあります。
顔にメスを入れることもないので、腫れや内出血などもなく、まぶたのたるんだ部分を盛り上げてハリを取り戻すことができると言われています。
プチ整形とは、メスを使わない施術のことです。
まぶたを二重にするための手術で、医療用の糸を用いる施術のことをプチ整形と呼びますが、このプチ整形で加齢によるまぶたのたるみを解消できるケースもあると考えられています。
傷跡もなく腫れや内出血も少なく手軽に受けることのできる施術です。
まぶたのたるみを改善するための施術には、多くの種類があり、美容外科の専門医と相談して、まぶたのどこをどのように施術するか術式を決定します。
施術時間はそれほど長くありませんが、ダウンタイムと呼ばれる腫れや内出血の期間が1週間程度あるなど施術から元に戻るまでの期間が必要です。
効果が10年以上続く施術もあるなど、1度の施術で長期間すっきりとした目元を保つことが期待できる施術法もあります。
(まとめ)顔のしわはまぶたのたるみが原因のものもある?
まぶたがたるむことで、まぶたに余計な負担が加わるようになり、その結果しわが現れてしまう場合があります。
その場合、まぶたのたるみに対して適切なケアを行う事で、しわの予防や改善が期待できると言えるでしょう。
まぶたの筋肉が衰えると、まぶたから遠い筋肉まで使ってまばたきを行うようになります。
その結果、顔にしわができてしまう場合があるのです。
また、まぶたの筋力に問題がなくとも、コンタクトレンズや不適切なアイメイクなどが原因になる場合もあります。
まぶたのたるみ自体がしわになり、二重まぶたが三重、四重まぶたになることもあります。
下まぶたがたるんだ場合は、より老けた印象を与えるでしょう。
また、上まぶたも下まぶたも、たるんでしわができると目の周りに影ができやすくなります。
まぶたのたるみによるしわは、医療的な施術で改善が期待できる場合があります。
プチ整形を利用してたるみを解消する施術は、傷跡や術後の腫れが少ないとされており、おすすめです。
また、専門医と相談して適切な美容整形を行うというのも良いでしょう。