ドライアイによってまぶたの負担が強まることが、たるみの原因の一つとされています
まぶたの裏側の「結膜」という粘膜が乾いていると、まばたきの際に摩擦が強くなり、まぶたの筋肉への負担が高まります。
コンタクトレンズ使用者はその摩擦がさらに強く、まぶたを上げる筋肉に長期的な負担がかかり、まぶたを上げづらくなる「眼瞼下垂」になりやすいのです。
特にコンタクトレンズを使用する方にとって、ドライアイとまぶたのたるみの関連性は高いと言えます。
h3>ドライアイによる結膜の乾燥はまぶたのたるみにつながります
まぶたのたるみは、目をこすったり、パソコンやコンタクトレンズを長時間使用したりするなどの生活習慣により引き起こされますが、これらに加えてドライアイが原因となる場合もあります。
ドライアイによりまぶたの裏側の「結膜」と言う粘膜が乾くと、まばたきをする際の摩擦が強くなり、まぶたの筋肉への負担が高まります。
まぶたを上げる筋肉に長期的に負担がかかると、まぶたを持ち上げる眼瞼挙筋という筋肉が弱まり、まぶたが下がる「眼瞼下垂」になってしまう方もいます。
すると、それを補うために、おでこの筋肉でまぶたを上げようとしておでこにしわが寄ったり、視野が狭くなったりすることがあるのです。
その結果、顎を上げて前を見るようになるため、肩こりなどの原因にもなるとも言われているのです。
特に、コンタクトレンズを長期的に使用している方は眼瞼下垂のリスクがさらに上がります。
ドライアイで結膜が乾くと、コンタクトレンズにより結膜が通常よりもさらに強い摩擦で擦られ、まぶたの筋肉への負担が大幅に増えます。
コンタクトレンズの使用がまぶたのたるみを加速させることになるのです。
ソフトコンタクトの使用がドライアイの原因となる場合もあります
コンタクトレンズを使用するとまぶたのたるみを引き起こしやすいと紹介しましたが、ハードコンタクトとソフトコンタクト、どちらの方がリスクが高いのでしょうか?
実はソフトコンタクトの方がドライアイのリスクが高いとされています。
コンタクトレンズは、ハードは硬めのビニール、ソフトは柔らかいビニールで、目にビニールを貼っていると考えると、どちらも安全とは言えません。
しかし、「ハードは怖い」「ソフトは安全」と勘違いされている方が多いようです。
ハードコンタクトはレンズに水分を含まないため、どこかに放置しておいても乾燥しません。
一方でソフトコンタクトは必ずレンズそのものに水が含まれているため、放置するとパリパリに乾いてしまいます。
なぜ1日中、目の中に入れておいてもレンズが乾かないのかというと、瞳から涙を奪うことで水分量をキープしているからなのです。
つまり、長期的にソフトコンタクトを使い続けることで涙を奪われ、ドライアイが進行してしまう可能性が非常に高いと言えます。
重度の眼瞼下垂の施術には保険が適用されます
※湘南美容クリニックの美容整形・美容外科手術は健康保険適用外となります。
眼瞼下垂は美容的な問題以外にも、視野障害や肩こり、頭痛なども引き起こし日常生活に支障をきたすため、重度の眼瞼下垂の施術には保険が適用される場合があります。
眼瞼下垂の手術は、挙筋を縫うことでまぶたを引き上げる力をより強くするというものです。
一重まぶたの場合はまつ毛の上の一部を切り、二重まぶたであれば場合は二重のラインに沿って施術を行います。
正常な位置にまでまぶたが戻ることで、たるんで見えるまぶたも解消され、視野も広がる効果が期待できるでしょう。
しかし、施術が終了しまぶたが正常に動くようになった後も、まぶたを酷使しない努力が必要です。
まぶたをこすらないよう気を付けたり、パソコンやスマートフォンを長時間使用しないようにしたり、コンタクトレンズの使用時間を極力減らしすなど、再びまぶたの筋肉が弱まらないよう日常生活を見直しましょう。
眼瞼下垂は、まぶたの筋肉が弱まっている場合もあれば、何か別の病気のサインの可能性もあります。
まぶたの下がりが気になったらとにかく早めにクリニックでカウンセリングを受けることをおすすめします。
(まとめ)ドライアイがまぶたのたるみの原因になるの?
結膜が乾くとまばたきでの摩擦が強まり、まぶたの筋肉へ負担がかかります。
コンタクトレンズを使うとその摩擦はさらに強く、まぶたの筋肉に長期的な負担をかけ、眼瞼下垂になりやすいのです。
ドライアイとまぶたのたるみの関連性は高いと言えます。
ドライアイによって結膜が乾くと摩擦が強まり、まぶたに負担がかかります。
すると、まぶたを持ち上げる筋肉が弱まり、眼瞼下垂を引き起こすとされているのです。
特に乾いた結膜とコンタクトレンズの摩擦はまぶたのたるみを加速させるとされています。
ソフトコンタクトはレンズそのものに水が含まれているため、外に放置すると乾きます。
目の中に入れておいても乾かないのは、瞳から涙を奪うことで水分量をキープしているからで、長期的に使い続けると、涙を奪われドライアイが進行する可能性があります。
重度の眼瞼下垂の施術は保険が適用される場合があります。
眼瞼下垂の手術では、挙筋をはずして縫うことで引き上げる力をより強くします。
眼瞼下垂は別の病気のサインの可能性もあるので、気になったら早めに受診することをおすすめします。