埋没法の二重術によって、まぶたのたるみが改善されることもあります
埋没法による二重術は、二重を形成するのと共に、まぶたのたるみを解消させる効果も期待できます。
たるみのみを取り除く施術には眼瞼下垂や眉下切開法といった方法があり、こちらは埋没法ではなく切開法による施術となります。
もともと二重でたるみが気になるというケースや、まぶたの皮膚が厚くて二重術だけではたるみの解消に不安が残るといったケースでは、切開法による施術も合わせて検討してみるとよいでしょう。
目次
埋没法と切開法の違いは、切るかどうかという点にあります
埋没法とは、メスを使わずに極細の糸をまぶたに埋め込むという方法を指します。
これに対して切開法では、メスを使って皮膚を切ることになります。
両者の大きな違いは、メスを使って皮膚を切るか否かという点です。
なお、埋没法と切開法は目的に応じて使い分けられることになります。
埋没法は基本的に二重術の際に用いられる方法で、より手軽に受けられるという理由もあり人気も高いです。
また、埋没法による二重術を行うと、軽度のまぶたのたるみであれば改善することも多いです。
一方で切開法は二重術だけではなく、まぶたのたるみだけをとる際にも用いられます。
したがって、以下のケースでは埋没法ではなく切開法が適していると言えます。
- まぶたのたるみだけをとりたい場合
- もともと二重で、二重術は不要である場合
- まぶたの皮膚が厚く、埋没法による二重術ではたるみの解消に不安が残る場合
埋没法は二重にする段階でまぶたのたるみも一緒に解消することになります。
たるみだけをとりたいというご希望の場合には、埋没法ではなく切開法による施術が提案されることがあります。
埋没法による二重術は、軽度のたるみ解消効果が期待できます
埋没法では、医療用の極細の糸を使用し、まぶたに糸を埋め込むことで二重を実現します。
埋め込み時には糸に結び目を作り、この結び目の数によって1点留め、2点留めといったように施術の名前が変化します。
この二重術は、プチ整形とも呼ばれている施術で、手軽に施術が可能な点が大きな特徴です。
施術にかかる時間は、およそ10分から20分程度となります。
価格も安く、ダウンタイムについても比較的短いため、すぐにできるという手軽さが魅力となっています。
さらに、メスを使用しないという安心感もありますので、埋没法の二重術は人気が高い施術となっています。
埋没法による二重術のメリットはこの他にも、まぶたのたるみを解消する効果が期待できるという点が挙げられます。
一重で、かつまぶたのたるみが気になっているという場合には、ひとつの施術でどちらのお悩みも解消できる可能性が高いです。
埋没法と切開法を組み合わせられるということも覚えておくと良いでしょう。
埋没法では皮膚が厚かったりたるみが大きかったりすると、たるみの解消効果が薄れてしまう可能性があります。
しかし、そのような場合でも埋没法と切開法を合わせて施術することで、たるみと二重、どちらのお悩みも解決することが可能です。
このように埋没法は汎用性が高く、他の施術とも組み合わせられるという点もメリットです。
たるみの原因に対して、適切な施術を選ぶことが重要です
まぶたがたるんでしまう原因は以下の2つが考えられます。
たるみを解消するためには、それぞれの原因に対して、適切な施術を選ぶことが必要です。
皮膚が伸びてしまうと、余分な皮膚が覆うようにして垂れ下がってしまい、たるみが発生します。
まぶたを動かす眼瞼挙筋の力が弱まってしまうと、まぶたを開けることが困難になり、たるみへと発展します。
皮膚が伸びてしまっている状態において適切な施術は、眉下切開法です。
眉下切開法は眉の下の皮膚を切り取り、再び縫い合わせるという施術となります。
たるみの原因になる余分な皮膚を切除することで、たるみが解消されます。
筋肉が弱くなっているという場合には、眼瞼下垂の施術が適しています。
こちらの施術はまぶたを数ミリ切り、眼瞼挙筋を取り外して縫い縮めるという施術です。
筋肉を短くすることで、吊り上げるようにまぶたのたるみが解消されます。
いずれの施術も切開法によるものですが、たるみだけをとりたい場合には、これらの切開法は高い解消効果が期待できますので有効と言えます。
効率的にまぶたのたるみを解消するためにも、まずは何がたるみの原因になっているのかを調査する必要があります。
埋没法で解消できる程度のたるみなのか、それとも切開法も組み合わせた方がより効率的にたるみを解消できるのか、見極めるためにもクリニックに相談してみると良いでしょう。
(まとめ)埋没法でまぶたのたるみは取れますか?
埋没法の二重術は、まぶたのたるみを解消する効果も期待できます。
ケースによっては埋没法による施術だけでなく、切開法による施術を要することもありますので、どちらも合わせて検討してみるのもよいでしょう。
埋没法と切開法の違いは、メスを使って皮膚を切るかどうかという点です。
埋没法は基本的に二重術において用いられ、まぶたの軽度なたるみであれば、たるみの解消効果が期待できます。
埋没法による二重術では、二重を作るのと同時に、軽度なまぶたのたるみを解消する効果も期待できます。
埋没法は汎用性が高いのも特徴で、切開法による他の施術とも組み合わせられるというメリットもあります。
まぶたのたるみの原因は、皮膚が伸びてしまうことや、まぶたを動かす筋肉が弱まることにあります。
眉下切開法や眼瞼下垂といった切開法による施術は、原因に合わせて適切に選ぶ必要があります。