保湿ケアはまぶたのたるみの解消に繋がります
まぶたの皮膚が乾燥してしまうと、真皮にあるコラーゲンやエラスチンの量が減少してしまい、これが原因となってハリや弾力が失われ、たるみが発生することになります。
したがって、保湿ケアを入念に行うことは、まぶたのたるみを解消することに繋がると言えます。
また、紫外線もたるみへと繋がりますので、保湿ケアとあわせて紫外線ケアも行うとよいでしょう。
皮膚の乾燥が続くと、たるみへと発展します
いわゆる皮膚のたるみは、真皮にあるコラーゲンやエラスチンの量と深い関係にあります。
コラーゲンやエラスチンは真皮を支えている成分で、これらが減少してしまうとお肌が重みに負けて垂れ下がってしまうことが分かっています。
そしてお肌の乾燥は、コラーゲン、エラスチンの減少へと繋がります。
つまり乾燥がたるみの原因になると言えるのです。
また、お肌の乾燥は皮膚の代謝活動を悪くする原因であることも分かっています。
通常、皮膚はターンオーバーによってバリア機能を維持しています。
乾燥するとターンオーバーの周期が乱れることに繋がり、代謝活動が悪くなるため、古い角質がお肌の表面に残ることになります。
古い角質が持つバリア機能は弱く、乾燥や紫外線といった外部からの刺激の影響を受けやすくなってしまいます。
するとお肌が更に乾燥して紫外線の影響も受けるという悪循環が発生してしまい、コラーゲンやエラスチンが減少することに繋がり、たるみへと発展することになります。
これは逆に言えば、保湿ケアをしっかりと行うことによってコラーゲンやエラスチンの減少を食い止めることができれば、たるみの予防へと繋がることを意味しています。
保湿ケアを入念に行って、たるみを予防してみるのも良いでしょう。
目元は特に保湿が必要な部位です
まぶたや目元周辺の部位は、特に乾燥しやすい部位です。
これは皮膚の厚さや皮脂腺の数に起因しています。
目元周辺は他の部位と比較すると皮膚が薄く、皮脂腺も少ないということが分かっています。
皮脂には乾燥を防ぎ、皮膚の水分が蒸発してしまうことを防ぐ役割がありますが、まぶたはそもそも皮脂腺が少なく、皮脂の量も少ないため、特に乾燥に弱い部位であると言えるのです。
また、目元周辺はメイクが集中する部位であるという点も考慮する必要があります。
メイクを落とすクレンジング剤は強力で、お肌の乾燥を防ぐために必要となる皮脂も一緒に落としてしまうことになります。
もともと皮脂量が少ないことに加えて、クレンジングによって更に皮脂を洗い流してしまうため、目元の皮膚は乾燥しやすい部位であると言えるのです。
メイクを落とす際には以下の点に注意すると良いでしょう。
- メイク落としは泡を使ってやさしく洗い流す
メイクを落とす際には、指で強くこするのではなく、クレンジング剤の泡を使ってやさしく洗い流してください。指でこするようにして落とすと、必要な皮脂まで洗い流してしまいます。
- 保湿成分が配合されているクレンジング剤を使う
クレンジング剤の中には保湿成分であるセラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどが配合されているものもあります。まぶたの皮膚への刺激が少なく、保湿成分が配合されたクレンジング剤を使用することで、お肌への負担が軽減されます。
コラーゲンやエラスチンは紫外線や加齢によっても減少します
真皮にあるコラーゲンやエラスチンといったお肌のハリや弾力を維持するための成分は、お肌の乾燥によっても減少しますが、それ以外にも紫外線や老化が原因となり自然に減少していくことも分かっています。
したがって、まぶたのたるみを解消するために、保湿ケアを行うのと同時に紫外線ケアも行っていくと良いでしょう。
老化に伴ったコラーゲン量の減少を最小限に留めるためにも、保湿ケアと紫外線ケアが必要です。
老化に抗えずに発生したまぶたのたるみは、施術によって解消することも可能です。
まぶたのたるみ解消術としては眉下切開法などの施術方法があります。
眉下切開法は眉の下にある皮膚を切り取るという施術で、自然にたるみを解消できる点が特徴です。
まぶたのたるみがどうしてもとないという場合には、施術することも選択肢に含めておくと良いかもしれません。
(まとめ)保湿ケアでまぶたのたるみは解消できますか?
まぶたの皮膚が乾燥してしまうと、真皮にあるコラーゲンやエラスチンが減ってしまい、たるみへと発展します。
保湿ケアをするとコラーゲンの減少を食い止めることができ、たるみの解消へと繋がります。
お肌が乾燥することは、真皮にあるコラーゲンやエラスチンの量を減少させることに繋がります。
また乾燥は代謝活動を悪くしてしまい、バリア機能が低下することにも繋がりますので、保湿ケアによって乾燥を防ぐことが重要です。
まぶたは他の部位よりも皮膚が薄く、更に皮脂腺が少ないため、乾燥しやすい部位であると言えます。
クレンジングの際には必要以上に皮脂を取ってしまわないように注意する必要があります。
コラーゲンの減少を最小限に留めるためにも、保湿ケアと紫外線ケアを同時に行うとよいでしょう。
どうしてもたるみが取れない場合には、眉下切開法などの施術を考えてみるのもよいでしょう。