痛みの少ないまぶたのたるみ治療法があります
まぶたのたるみ治療で、余分な皮膚を切除する方法を選択すると、メスを使用するため術後に腫れや痛みを伴う場合があります。
しかし、メスを使用しない、切開しないまぶたのたるみの治療法があります。
まぶたのたるんだ皮膚の部分を、まぶたの内部で糸を用いて細かく引き上げるという方法で、この方法であれば痛みは少なく、また短期間で腫れも治まります。
目次
埋没法によるまぶたのたるみ治療ですと痛みはわずかです
まぶたのたるみを改善する治療法のひとつに、埋没法と呼ばれる方法があります。
これは、皮膚のたるんだ部分を引き上げるために、皮膚の内部で細かく部分的に糸を通して皮膚を引き上げる方法です。
メスを用いて皮膚を切開するわけではないので、炎症や痛みはかなり軽くなります。
通常、皮膚のたるみを切除するとなれば、メスを肌に入れて、たるみの生じている部分を除去するという方法がとられます。
しかし、この場合、皮膚の細胞や組織を傷つけることになるため、術後に痛みが生じたり、組織の修復や再生のための腫れなどが生じてしまったりするのです。
一方、埋没法を利用したまぶたのたるみを除去する治療法では、皮膚内部に糸を通すだけなので、組織や細胞の損傷はごくわずかです。
使用する糸も非常に細いものを使いますので、組織への侵襲も本当にごくわずかで済みます。
そのため、痛みを最小限、かつ短期間で押さえることができるのです。
痛みや腫れが不安だという方には、埋没法によるまぶたのたるみの改善をおすすめします。
術後のケアも痛みを抑えるためのポイントとなります
埋没法による施術の場合、痛みが生じる期間は術後約2日間とされています。
通常、メスを使った施術を行う場合は1~2週間程度とされていますから、埋没法がいかに痛みの少ない施術であるかがお分かりいただけるのではないでしょうか。
ただ、この痛み自体も、保冷剤などを用いて軽くすることができます。
この理由には、2つのことがあります。
まずひとつとして、体の中で痛みを伝える神経と冷たさを伝える神経が同じであるということです。
痛みを感じている部分を冷やすことで、痛みを伝える神経にそれとは別の「冷たい」という刺激を与えて伝達させることで、痛みの感覚を脳へ伝えにくくするという方法です。
もうひとつは、炎症による発熱を抑えるという方法です。
組織をわずかでも傷つけると、内部で痛みを引き起こす物質が放出されます。
また、傷がついた組織を修復するために血液が多く集まってくることにより、傷の周辺では腫れが起こります。
この部分を、保冷剤を用いて冷やすことで、その部分に血液を集まりにくくさせることが可能となり、発熱や腫れを抑えることができます。
施術後から2日間は、患部を冷やすよう心がけると良いでしょう。
ただし、冷やしすぎることで凍傷を引き起こしたり、血液が流れなくなることで、より傷の修復が遅れたりすることも懸念されます。
適度に休憩を入れながら冷やすようにすることが大切です。
切開法であっても、麻酔や術後のケアがあるため心配はいりません
まぶたのたるみを除去する方法には、埋没法の他に切開法と呼ばれるものもあります。
切開法は、メスを用いてまぶたの皮膚を切開し、皮膚の余っている部分を切除した後、改めて縫い合わせるという方法です。
多くの方で、まぶたの皮膚がたるんだことを感じた時、まぶたの皮膚を指でつまむのではないでしょうか。
そのつまむことができる部分を、メスで切除して改善を図るという方法です。
この場合、メスで皮膚を切開しますので、埋没法と比べて施術時の傷は大きくなります。
ただし、非常に細い糸で繊細に縫い合わせるので、傷自体が目立つことはありません。
また、切開した部分で組織や細胞に傷をつけることになるため、痛みや腫れがでますが、こちらも術後のケアや麻酔などによって、痛みが少ないような処置が行われるため心配はいらないでしょう。
切開法の場合、腫れは3~4週間ほど続くとされており、それよりも前に、炎症による赤みや痛みはおさまると言われています。
この場合でも患部を冷却することで、痛みを軽くすることが可能です。
切開法を用いると、患部の血流が良くなることでかゆが出ることがありますが、これに対しても冷却が効果的なのです。
(まとめ)まぶたのたるみ治療に痛みはつきもの?
まぶたのたるんだ部分を、まぶたの内部で糸を用いて引き上げる埋没法と呼ばれる施術を用いれば、術後の痛みも少なくて、腫れも短期間で治まります。
この施術はメスを使用することもなく、切開することもないというメリットが特徴的です。
埋没法によるまぶたのたるみを除去する方法があります。
この方法では、まぶたの組織や細胞の傷を最小限で押さえることができるので、痛みの強さやその期間は最小限で済みます。
使用する糸も非常に細いため、このようなことが可能となるのです。
埋没法の施術後から2日間は、なるべく患部を冷やすようにしましょう。
痛みを感じにくくなることと、患部の腫れを抑えることができるため、痛みを緩和できます。
ただし、凍傷を起こさぬように適度に休憩を入れることも必要です。
切開法を用いて、まぶたのたるみを除去する方法があります。
痛みや腫れも生じますが、術後の正しいケアや麻酔などがあるため、痛みの心配はいらないでしょう。
また、術後に出やすい痛みや腫れ、痒みに対しても、冷却による軽減が効果的です。