老化、皮膚の伸び、ハリが失われること、眼瞼下垂症がまぶたのたるみの原因です
まぶたのたるみにはさまざまな原因が考えられますが、直接的な原因になるのは老化と皮膚が伸びてしまうことや、ハリが損なわれること、眼瞼下垂症などが挙げられます。
これらの原因をさらに細かく見ていくと、日頃の生活習慣やスキンケアの方法についても原因に挙げられます。
単純に老化という一言で済ませられないのが、たるみの厄介なところです。
目次
たるみの原因は大別すると3種類です
まぶたがたるんでしまう原因は、何らかの理由によって皮膚が伸びてしまうことと、まぶたを支える筋力が低下してしまうこと、そしてハリが失われることの3種類となります。
それぞれには更に原因がありますので、まずはそれらについて詳しく見ていきましょう。
皮膚は手で強くこすることによって伸びてしまうことがあります。
メイクを落とす洗顔の際に強くこすってしまう、あるいは花粉症などによって目がかゆくなってしまい、手でこすってしまうなど、まぶたを刺激するケースは日常的にあり、この時受けるダメージが蓄積されると皮膚が伸びてしまうため控える必要があります。
伸びた分の皮膚は覆いかぶさるように垂れてきてしまい、たるみへと発展することになります。
まぶたを動かすための眼瞼挙筋という筋肉は、老化が原因で筋力が低下してしまいます。
まぶたを持ち上げる力が失われると、たるみが発生して視野が狭くなります。
これを眼瞼下垂症と呼びます。
お肌のハリが失われると、皮膚はそのままの大きさで、お肌の内部のみがしぼんでいる状態になり、こちらもまぶたがたるみむ原因になります。
ハリが失われる原因は日々浴びることになる紫外線や、触れている乾燥した空気です。
UVケアや保湿ケアをしっかりと行っていないと、お肌の老化が早まることに繋がります。
特にまぶたや目元は皮脂の分泌が少ない部位で、それだけ乾燥に弱いため注意が必要です。
この他にも少々特殊な原因もあります。
例えば太りすぎてしまっている、あるいは逆に痩せすぎてしまっている状態もたるみの原因になり得ます。
太っている状態は、まぶたの内部にある脂肪分が増えていて、いわば腫れているような状態です。
この時皮膚は引っ張られることで伸びてしまい、覆いかぶさるような形でたるみが発生することがあります。
痩せすぎている状態はハリが失われている状態と似ていて、これまでの皮膚の大きさはそのままであるにも関わらず、内部の肉が少ないために、余った皮膚が垂れてきてしまいます。
こちらは老化以外には、急激にダイエットをした時に見られるケースです。
ケアだけでは補いきれないこともあります
たるみの具体的なケアとしては、まずは手でこすってしまわないように注意すること、それからハリを維持するためにUVケアや保湿ケアを行うこと、そして適度に目を休める時間をとること、太りすぎたり痩せすぎたりしないように食生活を整えることなどが挙げられます。
考えられる原因に対して適切に予防線を張ることで、たるみはある程度までは予防することが可能です。
しかしながら、これらのケアを欠かさず行ったとしても、完全にたるみを抑えられるというわけではありません。
その理由は、私達が自然と老化していくことにあります。
筋力が衰えたり、お肌のターンオーバーが遅れてしまったりすることは、老化によって私達の体に平等に訪れます。
ケアは決してムダなことではなく、この老化を遅らせる効果が期待できます。
しかし、ケアによって老化を完全に食い止められるというわけではなく、自然な流れと言えます。
眉下切開法、眼瞼下垂の治療などでたるみは解消できます
まぶたのたるみを解消する施術としては、眉下切開法や眼瞼下垂の治療、マイクロリポサクション法などが挙げられます。
それぞれの施術内容は以下のようになっています。
眉の下、まぶたの上にある皮膚を少量切り取り、縫い合わせる施術です。
余った皮膚を切除することによってたるみが解消されます。
皮膚が伸びてしまっているケースに用いられます。
まぶたを支える眼瞼挙筋を少しだけ切り取り、短くするという施術です。
眼瞼下垂症の場合によく用いられます。
まぶたに数ミリの切れ目を入れて、そこから余分な脂肪を取り除くという施術です。
腫れぼったくたるんでいるまぶたに対して有効です。
どの施術についても高いたるみ解消効果が期待できますが、より効率的に解消するためには原因に合わせて適切に施術方法を選んでいく必要があります。
(まとめ)まぶたのたるみには、どのような原因がありますか?
まぶたのたるみの原因は、老化や皮膚が伸びてしまうこと、お肌のハリが失われること、眼瞼下垂症などの原因も考えられ、更に深く見ると、生活習慣なども原因に含まれます。
まぶたがたるんでしまう原因は、大きく分けて、皮膚が伸びてしまうことと、筋力が低下してしまうこと、ハリが失われてしまうことの3つです。
どれも更に細かく原因を突き詰めることができ、ケアの仕方次第でたるみを予防することも可能です。
それぞれの原因に合わせてケアを適切に行ったとしても、完璧に老化を食い止められ、たるまずに済むというわけではありません。
誰にでも訪れる老化はケアすることで遅らせることは可能です。
まぶたのたるみを解消する施術には、眉下切開法や眼瞼下垂の治療、マイクロリポサクション法などがあります。
より効率的にたるみを解消するためには、これらの施術法を使い分ける必要があります。