顔の筋肉はまぶたのたるみと関係しており鍛えることで解消効果が期待できます
まぶたは目の周囲にある眼輪筋や、まぶたにある眼瞼挙筋といった筋肉によって動かされ、これらの筋力が低下するとたるみが発生します。
眼輪筋についてはエクササイズによって筋力を戻すこともでき、これによりたるみをある程度解消することも可能です。
筋力は加齢と共に自然と弱まっていきますので、たるみを最小限に食い止めるためにエクササイズを取り入れてもよいでしょう。
目次
筋力が低下することが原因で、まぶたにたるみが発生します
私達の体は時が経つにつれ、少しずつ老化していきます。
老化によって筋力が低下すると皮膚にたるみが発生する原因と考えられ、まぶたも例外ではありません。
まぶたを動かすための筋肉には眼輪筋や眼瞼挙筋などがあり、これらが老化すると、皮膚を支える力弱まり、まぶたにもたるみが発生することになります。
眼輪筋は眼の周囲にある筋肉で、まぶた以外にも目じりや眼の下あたりの皮膚も支えています。
眼瞼挙筋はまぶたを直接的に動かす筋肉で、眼輪筋と共に老化によって筋力が次第に低下していくことになります。
また眼瞼挙筋の筋力の低下は眼瞼下垂症を引き起こす原因へと繋がります。
眼瞼下垂症はまぶたがたるんでしまうだけでなく、視野狭窄や肩こり、頭痛、眼精疲労といった症状に繋がる可能性がありますが、施術によって治療することも可能です。
眼輪筋のエクササイズでたるみが緩和されます
まぶたの動きに直接関係している眼瞼挙筋は鍛えることはできませんが、眼の周囲にある眼輪筋についてはエクササイズを行うことで鍛えることが可能です。
また、眼輪筋が鍛えられるとまぶたのたるみが緩和される効果が期待できるだけでなく、表情が柔らかくたり、眼の下のたるみや目元の印象も良くなるなどの効果も期待できますので、日常生活に取り入れてみても良いでしょう。
それではエクササイズの具体的な方法と手順について、いくつかご紹介していきます。
- 目を細めて5秒間その状態を維持する。
- 5秒後、ゆっくりと目を開いていく。
- 目をギュッと閉じて5秒間キープする。
- 5秒後に少しずつ目を開く。
- 指でまぶたを眉の方向へと吊り上げます。
- 目に力を入れてまぶたを閉じて、5秒間キープする。
- ゆっくりと目を開けます。
- 指で下まぶた(クマができる部分)を下へと押さえつけます。
- 力を入れて目を閉じて、5秒間キープします。
- ゆっくりと目を開きます。
どのエクササイズも、1日に3セット行うのが理想です。
また上下のまぶただけでなく、目じりについても同じように指で押さえてから目を閉じることで眼輪筋に負荷をかけることができ、鍛えることが可能です。
眼輪筋は目の周囲にあり、緊張状態を上手に作り出すことによって鍛えられます。
そのためどのエクササイズにも「目を閉じる」という手順が組み込まれることになります。
刺激しすぎない、目を休めることも重要です
エクササイズには一定のたるみ解消効果が期待できますが、一方で力を入れすぎて取り組んでしまうと、肌荒れなどへと繋がりかねませんので、微妙な力加減には注意が必要です。
特に注意したいのが指で上下のまぶたを押さえるエクササイズで、あまり強く指で押さえてしまうと、お肌に余計な圧力がかかって表皮の状態を悪くする可能性があります。
お肌への影響を考えて、ギュッと閉じるエクササイズに留めておくことも良いかもしれません。
また、これらのエクササイズはあくまで眼輪筋をトレーニングするためのもので、眼瞼挙筋を鍛えることはできないという点は覚えておくと良いでしょう。
眼瞼挙筋は基本的に鍛えることはできません。
加齢と共に自然と伸びてしまったり、あるいはパソコンやスマートフォンの画面を見続けることで伸びやすくなったりするなど、生活習慣によっても伸びてしまうことに繋がります。
したがって、ある程度目を休める時間を設けることも大切です。
もしも眼瞼挙筋が伸びてしまった場合には眼瞼下垂症と診断されることになりますが、こちらは施術によって治療することも可能となっています。
(まとめ)顔の筋肉を鍛えると、まぶたのたるみは解消しますか?
目の周囲にある眼輪筋や、眼瞼挙筋などの筋力が低下すると、まぶたのたるみが発生します。
エクササイズを取り入れて筋肉を鍛えると、ある程度のたるみ解消効果が期待できます。
まぶたを動かすための筋肉である眼輪筋や眼瞼挙筋の筋力が低下すると、まぶたのたるみを引き起こします。
また、眼瞼挙筋が老化すると眼瞼下垂症の原因にもなりますが、こちらは治療することも可能です。
眼輪筋のエクササイズは、目を閉じるという手順が組み込まれています。
これは眼輪筋の緊張状態が目を閉じている状態であるためで、指を使ってより高い負荷をかけてエクササイズを行うことも効果的です。
眼輪筋エクササイズは、皮膚を手で強く押さえてしまうとお肌に余計な圧力がかかり、肌荒れへと繋がる可能性もありますので、強さは加減しなければなりません。
また、目を休める時間を設けるなど、筋肉をリフレッシュさせる時間を設けることも重要です。