まぶたのたるみを解消しても二重になるとは限りません
まぶたのたるみを解消して二重になるケースは、目の形がもともと二重だった人に限ります。
一重だった人がたるみを取ると、目元の印象が明るくなりますが、二重に変化するわけではありません。
もともとの目の形によって二重になるか否かが決まるため、あらかじめ自分の形に注目しておく必要があります。
どちらか分からなという場合には調査することも可能です。
目次
もともと一重なのかどうかがポイントです
人が持つまぶたの形は、もともと一重か二重かが決まっています。
体が成長するのと共に少しずつ顔についている筋肉も大きくなっていき、顔立ちが大人っぽく変化していくわけですが、一重なのか二重なのかという問題は基本的に成長によって変化することではありません。
しかしながら、中には後になってから形が変化するというケースもあります。
一重だった人が年齢を重ねて二重になった、あるいは二重だった人が一重になったというケースは、顔についている皮膚や、その内側にある脂肪などが原因となって引き起こされることになります。
それでは一重が二重に変化するケース、そして二重が一重に変化するケースの2つについて、原因を見ていきましょう。
一重の人が二重になる原因は、肉付きの変化や皮膚が程良くハリを失っていることにあります。
こちらのケースは、そもそも二重だった人が、顔の肉付き具合が多かったり皮膚のハリが強かったりしたために、二重ではなく一重に「見えていただけ」という場合に起こります。
年齢と共にお肌のハリが程良く削がれていき、また肉付きも少なくなることによって、二重が蘇ったということです。
二重だった人が年齢を重ねて三重になったケースも稀に見られますが、これについても同様に、お肌のハリが失われたことや痩せたことが原因で発生しています。
つまり、もともと二重だった人が肉付きによって一重に見えていただけで、このようにまぶたのたるみは良い方向に作用することもあるのです。
二重だった人が一重に変化することもありますが、こちらも同じく顔の肉付きが関係しています。
顔の肉付きが多くなってしまうと、肉がまぶたに覆いかぶさるような状態になってしまい、これが原因でもともと二重であるにも関わらず一重に見えてしまうことがあります。
顔がむくんでしまったせいで、本来二重のはずなのに一時的に一重になってしまっている状態と同様です。
また、まぶたが過度にたるんでしまうことも一重になる原因になり得ます。
まぶたの皮膚が垂れ下がってしまうことにより、二重部分を覆ってしまって一重に見えてしまうという状態です。
どちらのケースにおいても、もともとは一重なのか二重なのかということがポイントです。
ご自身がもともと一重なのか二重なのかという問題も、クリニックにご相談いただければ調べることができます。
たるみ解消の施術で二重に戻るケースもあります
まぶたの皮膚がたるんでしまっている状態が続き、本来二重だったにも関わらず一重になっているというケースにおいては、たるみを解消することによって二重を取り戻すことが可能です。
たるみを解消する施術として考えられるのは、まぶたの皮膚を切り取る方法と眉下切開法の2種類です。
まぶたの皮膚にあるたるみ部分そのものを少しだけ切り取ることで、たるみを解消すると、二重に戻ることもあります。
眉下切開法は、まぶたを切るのではなく眉の直下にある皮膚を切り取り、たるみを解消するという方法です。
こちらの方法はまぶた自体を切り取るのに抵抗感がある人に人気の施術で、目の大きさも少し広がり、また傷も浅くばれにくいという特徴もあります。
加齢によって皮膚が伸びてしまい、たるみが発生しているというケースならば、どちらも有効な施術方法と言えます。
たるみを解消しつつ、一重を二重に変えることも可能です
もともとの目の形が一重だった人がたるみを解消すると、目元に若々しさが宿り、明るく華やいだ印象へと変化することになります。
しかしこの場合、一重が二重へと変化することはありません。
二重へと変えるのならば、たるみの解消と共に別の施術を組み合わせて受けるという選択肢もあります。
二重へと変化させる施術としては、術後からメイク可能なクイックコスメティーク法や持続性を重視したフォーエバー二重術などがあります。
これらは埋没法と呼ばれる手法で、短時間で施術可能な点や自然に仕上がるという点、また持続性にも優れているという点で人気です。
たるみ解消術と共にこれらの施術を組み合わせることにより、より美しい目元を実現できます。
(まとめ)まぶたのたるみを解消したら二重になりますか?
まぶたのたるみを解消することで二重になるかどうかは、もともとの目の形によります。
目の形がもともと二重の人は、たるみの解消で二重がくっきりと見えるようになりますが、もともと一重の人はたるみの解消だけでは二重になるとはいえません。
一重が二重になったり二重が一重になったりする原因は、顔の肉付き具合やお肌のハリと大きく関係しています。
もともとどちらだったのか、ということを調べることから、施術がスタートします。
本来二重だった人が一重になってしまっていて、更にその原因が皮膚の伸びによって発生したたるみである場合には、まぶたの皮膚を切り取る方法か、あるいは眉下切開法が適切です。
もともと一重の方でも、切らずに済む埋没法という方法で二重へと変えることが可能です。
また、これらの施術はたるみの解消と共に組み合わせて施術することもできます。