眼瞼下垂のダウンタイムとは治療した目元が落ち着くまでの期間のことを言います
ダウンタイムとは、施術を受けた箇所が回復するまでに要する期間のことを言います。
ダウンタイムが長くなればなるほど、場合によっては日々の過ごし方に影響が出ることがあります。
眼瞼下垂の場合、痛みや腫れや内出血が引いて元の状態に戻るまでの期間がダウンタイムに該当します。
眼瞼下垂のダウンタイムの長さには個人差があり、どのくらいかかるかという断定はできません。
一般的には数ヶ月の間、様子を見ながら徐々に普段の生活に戻るようにします。
目次
ダウンタイム中も仕事はできますが経過を見ることが大切です
ダウンタイムとは、手術などを受けた後に、内出血や腫れなどを起こす部分が、回復し元通りの生活に戻れるまでの期間のことを指します。
眼瞼下垂のダウンタイム中はなるべく安静にすることが望ましいのですが、とは言ってもあまり仕事を休めないという人も多いでしょう。
眼瞼下垂のダウンタイムは人によって違いがありますが、どのくらいの期間で仕事に復帰できるのかの目安を下記にまとめました。
早ければ翌日から可能な場合があります。
独断で仕事に行くことは避け、必ずクリニックの診断を仰いでください。
対面での仕事が多いため、大きな腫れが治まるのを待った方が良いでしょう。
腫れのピークは手術後2~3日ですが、それから2週間近くは腫れがやや残っている状態です。
内出血は目の周り一帯が紫色に変色してしまうことがあります。
腫れが引けば2週間前後での復帰も考えられますが、内出血が目立っている時は様子を見ながらタイミングを計りましょう。
治療をしてから1週間はスポーツを全面的に禁止されることがあります。
そのため激しいスポーツに匹敵する重労働や肉体労働の場合も、同じく1週間は仕事を控えた方が良いと言えるでしょう。
ダウンタイム中の過ごし方に気をつけてみましょう
ダウンタイム中の過ごし方によって、ダウンタイムの長期化を防ぐことができます。
よく言われるのが、身体を温めすぎる行為が良くないということです。
長時間の運動、長風呂、サウナ、飲酒などがこれにあてはまります。
血の巡りが活発になることで、腫れが引きにくくなったり、内出血した部分が悪化してしまったりすることがあるとされています。
反対に患部を冷やすことは腫れや内出血を抑える効果があるとされています。
お風呂から上がった後などの時間を使って、リラックスしながら冷却してみましょう。
また、イライラしたり怒ったりすることも腫れや内出血を悪化させると言われているので、くつろぎながら行うことが大切です。
冷やす際には患部をこすったり、刺激したりしないように気をつけましょう。
せっかく治りかけていても、炎症を起こしてしまう危険があります。
眼瞼下垂のダウンタイムは長くなる傾向があるので、少しでも期間を短くできるよう、工夫をしながら毎日を送る必要があるでしょう。
眼瞼下垂とたるみには違いがあります
眼瞼とはまぶたの医学的表現であり、下垂とは垂れ下がることですので、眼瞼下垂とは「まぶたが垂れ下がる」という症状です。
しかし、一般的なたるみと眼瞼下垂には大きな違いがあります。
たるみは加齢などにより皮膚が垂れ下がってしまった状態であり、眼瞼下垂はまぶたを開く筋肉の力が弱くなった状態を指します。
眼瞼下垂になってしまう原因はいくつか考えられます。
- 先天的なもの(片目のみに症状が現れることが多い)
- 加齢によるもの
- ハードコンタクトレンズ使用中のまばたき
- 目をこする
例えばハードコンタクトを長年使用してきた人に目をこする癖があった場合、ある年齢に達すると眼瞼下垂を発症する可能性があります。
自分が眼瞼下垂に当てはまるかどうかの主なチェック項目は次のようになっています。
- 目を開けづらい、目が疲れやすい
- まぶたで黒目の部分が隠れてしまう
- 頭痛や肩こりを感じる
- 目の大きさに左右差がある
- まぶたの上のくぼみが深い
該当すると思われる症状があり不安がある場合は、一度、美容専門クリニックに相談をしてみましょう。
カウンセリングで親身になって話を聞いてくれるクリニックならば、治療方法やダウンタイムについてもしっかりとした説明をしてくれますから、安心です。
(まとめ)眼瞼下垂治療後のダウンタイムってどういう意味?
眼瞼下垂のダウンタイムとは、施術後の痛みや腫れ、内出血が落ち着くまでにかかる期間のことを言います。
期間の長さは人それぞれで、長ければ長いほど日常生活に影響が出てくる可能性があります。
眼瞼下垂のダウンタイム中であっても仕事をすることは可能です。
ただし内勤、外勤によっても仕事復帰に適しているとされるタイミングは異なってきます。
体力を消耗する肉体労働の場合、手術後1週間は安静にし、様子を見ながら復帰するのが望ましいです。
眼瞼下垂のダウンタイムは長期化しやすいとも言われており、少しでも早くダウンタイムを終わらせるには、身体を温める行為は避けるべきです。
患部の冷却が有効ですが、刺激を与えると炎症の原因になるので手で触れないようにしましょう。
たるみと眼瞼下垂の原因には違いがあります。
たるみは加齢などが原因とされており、眼瞼下垂はまぶたの筋力低下によるものです。
自分の症状がどちらなのか、迷った時はクリニックを訪れましょう。
どちらも視界に悪影響を与えるので早めの対処が肝心です。