加齢により二重まぶたは徐々に垂れ下がってきます
まばたきに使われる目の周りの眼輪筋や、まぶたの筋肉が加齢により衰えると、皮膚のハリがなくなり、まぶたがたるんで自然に下がってきます。
目の周りの脂肪が多い人は、筋肉の衰えとともに脂肪も垂れ下がってきます。
どんなにはっきりした二重まぶたの人でも、徐々に上まぶたが下がって、奥二重や三重、四重のしわの多いまぶたになります。
また、見た目の問題のほかにも、まぶたが下がりすぎて視界が遮られると、視野が狭くなり生活に支障をきたすことがあります。
目次
まぶたのたるみは加齢の他にも原因があります
まぶたの皮膚は非常に薄く、エイジングの影響を受けやすい部分ですが、原因は加齢だけではありません。
まぶたのたるみを引き起こす原因をいくつか紹介します。
花粉症などのアレルギーで強く目をこすったり、誤ったアイケアで強いマッサージを繰り返したりすると、さらにしわができやすく、皮膚が弱くなります。
まぶたの皮膚の厚みは、顔の他の部分に比べて3分の1しかありません。
外部からの刺激でも乾燥が進みますし、アイメイク用品やクレンジング剤が合わなければ、さらに乾燥しやすくなります。
まぶたには、眼球を守るための脂肪がまぶたの奥についており、まぶたを覆うようにまぶたの表面にも脂肪がついています。
この二種類の脂肪が、体重の増加や加齢とともにたるんで下がってきます。
コンタクトレンズの不適切な使用やスマホ、パソコンのやりすぎで疲れ目やドライアイになるとまぶたがたるむと言われています。
潤った瞳の上であればスムーズにできるまばたきも、ドライアイの瞳ではスムーズにできません。
まぶたはまばたきのために余分な力を必要としますから、まぶたのたるみやしわの原因になります。
加齢による身体の変化は仕方のないことですが、普段の生活に気を配ることで変化のスピードを遅くすることができます。
スマホの使いすぎを避ける、目を強くこするのをやめるなど生活習慣を見直してみましょう。
まぶたのたるみは全身症状を引き起こす可能性があります
加齢によってまぶたがたるむと、表情が暗く感じられたり、目の周りが痩せて窪んだように見えたりすることがあります。
しかし、まぶたのたるみは見た目だけの問題ではなく、深刻な健康上の問題になることもあります。
まぶたがたるんで重たくなると、まぶたでまばたきがしづらくなるため、額やこめかみの筋肉でまばたきをしようとします。
そのため、顎を上げて物を見るようになります。
不自然な姿勢になり、身体全体の歪みにつながります。
まぶたを上げようと顎の上がった姿勢をとり、額やこめかみの筋肉も使ってまばたきをするため額にしわを寄せる癖がつきます。
眉毛が上がった表情になり、目の周りや額にしわが増えます。
本来はまばたきでは使わない筋肉を無理にまばたきに使っているため、肩こりや筋緊張性頭痛の原因になることがあり、注意が必要でしょう。
肩こりや頭痛といった症状が出始めると、なんの検査をしても異常がないのになんとなく身体がだるい、吐き気がするなどの不定愁訴が始まる場合があります。
加齢によるたるみも美容整形などで改善が期待できます
加齢によるまぶたのたるみは誰にでも起こるものですが、改善を期待できる方法があります。
まぶたが重い、二重まぶたに三重、四重のしわができた、顔の他の部分にはあまりしわがないのに、額だけにくっきりとしたしわがあるというような場合は、信頼できる美容外科を受診してください。
年齢を重ねるとまぶたはますます下がってきて、視界の上部分が見えづらくなるなど、視界が狭く、暗くなり生活に支障をきたすこともあります。
加齢によるまぶたのたるみは、専門医に相談することで解決できる可能性があります。
まぶたのたるみを整形手術でとることで、まばたきを楽にすることができ、目の周りのしわや額のしわも改善される可能性があります。
どのような施術が適切なのかは、専門医とのカウンセリングで決めます。
肩こりや頭痛、原因不明で悩まされていた症状で、まばたきのたるみが原因で起きていたものは、まぶたの施術で改善するかもしれません。
年だから仕方ないと諦めていたたるみをとることで、表情もすっきりと明るく前向きに生活している方も少なくないようです。
まぶたのたるみを、加齢によるものだと諦めてしまってはいけません。
二重まぶたでたるみにお悩みの方は、経験豊富な美容外科で適切な対処法を相談してみましょう。
ぱっちりとした二重まぶたを取り戻し、快適な視野を確保して顔のしわも改善できる可能性があります。
(まとめ)加齢で二重まぶたが下がってきてしまう?
どんなにはっきりとした二重まぶたの人でも、年齢を重ねることで筋肉が衰えたり、まぶたの皮膚のハリがなくなったりするため、まぶたがたるんで下がってきてしまうのです。
また、見た目以外にも、視野が狭くなって生活に支障がでる場合もあります。
まぶたがたるんでしまうのは、加齢以外にもまぶたへの強い刺激や乾燥、まぶたについた脂肪、疲れ目やドライアイなどの原因があります。
普段の生活では、スマホを使いすぎないようにしたり、目を強くこすらないようにしたりなどの工夫が必要となるでしょう。
まぶたが加齢によってたるむことで、見た目の問題だけではなく、肩こりや頭痛、吐き気などの全身症状に繋がってしまう場合もあります。
これは、まぶたがたるんで負担がかかることによって、頭部のさまざまな筋肉を使うようになることから生じるといいます。
専門の美容外科による施術を行う事によって、まぶたのたるみを改善することが期待できます。
たるみを改善することができれば、見た目の問題を解消できることはもちろん、肩こりや頭痛を改善し、明瞭な視野を取り戻すことも可能になるとされています。