二重のりを使い続けると、薄いまぶたが腫れぼったくなることがあります
日本人は目の構造上、一重の人が多いです。
若者の多くは二重まぶたに憧れ、二重のりや二重テープを使って二重を作っています。
二重のりとは、まぶたに接着剤をつけて皮膚をくっつけ、二重まぶたを作り出してくれる便利なアイテムです。
しかし、まぶたにかかる重力と、それに抗うようにまぶたを二重のりで引き上げることで、まぶたの皮膚が伸びてしまい、たるみを生む原因にもなっています。
また、まぶたの皮膚が接着剤によるかぶれで厚くなったり、皮膚表面がガサガサになったりなど、トラブルも少なからずあるようです。
まぶたの皮膚を傷めることなく二重を作るのであれば、二重整形が良い方法です。
目次
まぶたが薄い人でなくとも、二重のりを長く使い続けることは、まぶたの皮膚トラブルの元になります
まぶたの皮膚は、頬のそれと比べて、厚みが3分の1程度しかありません。
まぶたが薄い人というのは、まぶたが厚い人と比べ、まぶたの皮膚の下にある脂肪組織も含め、すべてが薄いと言われています。
そう考えると、まぶたが薄い人は、まぶたの皮膚がさらに薄いと言えるでしょう。
二重のりは簡単にまぶたを二重にしてくれる、とても良いアイテムです。
しかし、二重のりは接着剤です。
この二重のりを長年使い続けると、様々なトラブルが起こることが訴えられるようになってきました。
まぶたに接着剤をつけては剥がすということを長く続けていると、まぶたの皮膚がダメージを受け、皮膚トラブルを起こします。
接着剤をはがす際にまぶたの皮膚表面がはがされると、皮膚はそれを再生させようとします。
しかし、一晩で再生できることは難しく、皮膚が再生しきらないうちにまた二重のりを付け、それを剥がして……を繰り返すと、皮膚表面はガサガサになっていきます。
また、接着剤としての成分のうち、ラテックス(天然ゴム)はアレルギー反応を引き起こしやすい成分で、皮膚の赤みやガサガサ、痒みを引き起こします。
我慢できずにまぶたを掻くと炎症はさらにひどくなっていきます。
二重のりを使い続けると、まぶたのたるみが起こります
地球上にいる私たちは、常に重力に抗した動きによって生活しています。
それは、まぶたの場合も同様です。
上まぶたは、重力とは逆方向に動くことで、眼球を露出させ、私たちは物を見ることができています。
二重のりを使用することは、この重力とは反対方向にまぶたを無理やり持ち上げることになります。
二重のりの使用が数回、もしくは短期間であれば、先にお話ししたアレルギー等の問題を除けば、大きなトラブルを起こすことはありません。
しかし、二重のりを長く使い続けていると、二重のりでまぶたを引き上げた部分では皮膚がロックされ、それより下の部分は重力に引かれることで、徐々に皮膚が引っ張られていきます。
そうなると、まぶたの皮膚の弾力性が失われて伸び、たるみを起こしてしまうことになります。
まぶたの皮膚には、皮脂腺がありません。
皮膚の保湿に関わる油分が分泌されにくく、それ故にまぶたは乾燥しやすいのです。
これに、まぶたを下方向へ引っ張る力と、それに抗うまぶたを上に引き上げる力によるストレスを加え続けると、たるみが起こるのです。
二重のりを使うのであれば、自分に似合う二重ラインを決めるための試し程度に抑え、あまり頻回、あるいは長期間使うことは避けたほうが良いでしょう。
日本人の場合、まぶたが薄くても一重になりやすい構造上の特徴があります
日本人が属する、いわゆるモンゴル系と言われる顔だちの人々では、一重まぶたの人が非常に多いのが特徴です。
眉毛の部分よりも眼球が奥へ引っ込んでいる顔だちの欧米人と比べ、日本人は眼球が眉と同じ高さか、あるいは眼球の方が前へ突出している顔だちの人が多いのです。
また、目頭部分には蒙古ヒダがあり、涙丘が隠れるほどに目頭が狭いため、これも一重まぶたを生む要因になっています。
一重まぶたや奥二重の人の多くは、まぶたの脂肪組織が多いとも言われますが、まぶたが薄い人でも一重になりやすいのは、構造上の特徴に由来するものです。
それでも、目がぱっちりと大きく見える二重まぶたには、憧れるものです。
かといって、長年二重のりなどを使い続けると、まぶたのトラブルが引き起こされます。
二重整形を行うことで、綺麗な二重を長年、それもトラブルを起こすことなく維持することができます。
二重まぶたと引き換えに皮膚トラブルを起こすと、すっぴん顔に自信を持てなくなってしまいます。
たとえお化粧をしていなくても、綺麗な顔になれば、強い自信へとつながるでしょう。
(まとめ)まぶたが薄い人が二重のりを使ったらどうなる?
二重のりの主成分である接着剤でまぶたの皮膚が被れて厚くなることや、ガサガサになることがあります。
また、重力に抗してまぶたを引き上げているので、まぶたの皮膚が伸びてたるみを生むこともあります。
まぶたに二重のりを長年使い続けると、まぶたの皮膚表面がガサガサになっていくと言います。
加えて、接着剤成分によるアレルギーが起こりやすく、皮膚の赤みや痒みが引き起こされ、肌がかぶれていきやすいとも言われているのです。
皮膚が薄い上に油分の分泌が少ないまぶたの皮膚では、二重のりの使用による重力との皮膚の引っ張り合いが長期間続くことで、まぶたのたるみが引き起こされます。
二重のりは、二重ラインを試す程度の使用に抑えるのがよさそうです。
目元の構造上の特徴故に、日本人には一重まぶたの方が多く、これは皮膚の厚み以外の要素によって引き起こされるものです。
二重のりの使用で皮膚トラブルを抱える心配をせず、二重まぶたを手に入れるのであれば、やはり二重整形がおすすめです。