一般的な二重整形の施術法では結膜炎の心配は不要です
結膜炎は、目に起こりやすい病気の一つで、多くの人が一度は経験があるのではないでしょうか。
結膜とは、まぶたの眼球側と、眼球の白目の部分を覆っている半透明の膜です。
この結膜になんらかの原因で炎症が起こるというのが、結膜炎です。ただ、一般的な二重整形では結膜炎の心配はありません。
二重整形の際、糸を結膜表面にまで通すことは稀なケースで、一般的にはまぶた内部の組織内で糸を折り返すという施術が主です。
そのため、糸が結膜表面まで及ぶことはなく、結膜炎に直結することは少ないようです。
目次
一般的な施術法では、二重整形と結膜炎が関係することは稀と言えます
結膜炎は、目においては比較的起こりやすい病気の一つです。
結膜とは、まぶたの内側と、眼球の白目の部分を覆っている半透明の膜です。
結膜になんらかの刺激が加わる、異物が入り込んで免疫が反応する、炎症を引き起こす物質が持ち込まれるなどによって起こるのが、結膜炎です。
しかし、二重整形を受けたことで結膜炎が起こるということは、あり得るのでしょうか?
一般的な二重整形の埋没法では、まぶた内部で糸を輪状にかけますが、通常その糸はまぶた内部にとどまっています。
糸の一方は、まぶたの表面近くにある皮下組織の内部を通します。
もう一方は、まぶたの眼球側にある瞼板、もしくは筋肉内部を通します。
つまり、二重整形の施術法において、糸がまぶたの結膜に及ぶことは、多くないのです。
施術法の一部には、二重の固定力を強くしたり、二重を維持するために、結膜表面に糸を露出させたりする方法もあります。
その場合は、まぶたを裏返すと糸が見える場合があります。
また、一部の方で異物感を覚える方はいらっしゃるようですが、即結膜炎を引き起こす心配は少ないようです。
二重整形の施術を受ける前に、十分に医師と相談しましょう
二重整形の施術を受ける際、医師に相談する内容の多くは、二重のラインや幅、あるいは、その施術法によってどれくらいの期間、二重を維持できるかということなのではないでしょうか。
細かい施術法の話に関しては、それを理解するのに専門的な知識が必要になり、難しさを感じてなかなか理解できなかったりする場合や、ただ聞くだけで終わったりしてしまうなんてことも少なくないでしょう。
埋没法による二重整形で結膜表面に糸を露出させる方法の場合、確実にまぶたを牽引することができるので、二重が形成されやすくなります。
また、多くの場合で、時間の経過とともにその糸は結膜内部に食い込んで見えなくなります。
しかし、結膜にとって糸は異物であることに変わりはありません。
そのため、一部の方では施術後に、異物感を覚えることがあります。
目において異物感を覚えると、たいていの人は目をこする、目を掻くといった行動をしてしまいます。
それが頻回に行われたり、目をこする際に力を入れすぎると結膜を刺激したり、傷つけたりすることがあり、これが結膜炎を引き起こす場合もあるのです。
二重整形を受ける際には、医師は十分な時間をかけて説明します。
その際、単に二重の幅やラインだけではなく、二重を形成するために糸をどこからどこまで通すのかといった内容まで、十分に説明を聞いた上で踏み込んで相談することが大切です。
結膜炎の原因の多くは、アレルギーと感染です
「結膜炎」は、耳にする機会が比較的多い病気で、患ったことがあるという方は非常に多いのではないでしょうか。
結膜炎を起こした際、眼球の白目の部分に充血を示す赤い線が幾筋にも走っているのを見たことがあるかと思います。
ここからわかるように、結膜には多くの毛細血管が走っています。
また、眼球は常に外界と接しているため、ウイルスや細菌が入り込みやすい器官でもあります。
そのため、眼球は免疫に関わる細胞も豊富であることが特徴なのです。
毛細血管が多いのは、免疫に関与する細胞を眼球表面へ運ぶルートをいくつも確保し、目を守るための策とされています。
結膜炎の多くは、アレルギーと感染が原因で起こります。
アレルギーの場合、たとえば花粉を例にとると、花粉自体は本来人体にとっては無害なものなのですが、これを「有害なもの」とみなして身体の免疫機構が反応した結果、結膜炎の症状を引き起こしています。
また、細菌やウイルスが眼球表面や結膜に付着した際にも、結膜炎は起こります。
単なる結膜炎といえど、感染したウイルスや細菌の種類によっては、他の人へ感染させる恐れのあるものもあります。
二重整形の施術を受けたあとに結膜炎が起こった場合、細菌やウイルスの感染であるか否かは、しっかりとした検査を受けなければわからないことです。
出来る限り早めに眼科を受診するようにしましょう。
(まとめ)二重整形で結膜炎にはならない?
結膜炎は、まぶたの結膜に起こる炎症です。
二重整形の埋没法では一般的に、糸はまぶた内部にとどまらせるため、結膜に糸が及ぶことはありません。
そのため、結膜炎を起こす心配がないことが多いのです。
埋没法による二重整形では一般的に、糸はまぶた内部を通っていて、結膜表面にまで通すことはないので、結膜炎の心配は少なくて済みます。
二重を維持するために結膜表面に糸をかける場合でも、異物感はあっても結膜炎が引き起こされることは少ないようです。
二重整形の施術について、しっかりと説明し同意を得たうえで施術に踏み切ることは、医師の義務ともいえます。
ですから、施術を受ける側も、医師の説明をしっかりと聞いて内容を十分に理解し、時に相談もして施術に臨むことが大切になると言えるでしょう。
結膜には血管と免疫細胞が豊富なので、アレルギー物質や細菌、ウイルスが侵入すると結膜炎が起こります。
二重整形を受けた後に結膜炎を起こした場合、その原因が細菌やウイルスの感染である場合もあります。
早急に適切な医療機関で治療を受けましょう。