リスクがまったくないわけではない
埋没法は手軽な二重整形として人気がありますが、リスクを理解しないまま施術を受けると後悔につながることも。
この記事では、埋没法に伴うリスク—感染症やまぶたの腫れ、眼瞼下垂など—を詳しく解説します。
二重整形を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
埋没法にリスクはあるの?
埋没法は比較的手軽に受けられる美容整形ですが、リスクがまったくないわけではありません。埋没法には以下のようなリスクが考えられます。
・化膿する
・眼瞼下垂になる
・角膜に傷がつく
・まぶたが腫れる
・まぶたがピクピクする(眼瞼痙攣)
・糸が取れることがある
化膿する
埋没法で感染症を起こしてしまった場合、抜糸をおこなう必要があるのですが、抜糸後すぐに埋没してしまうと感染症にかかってしまう可能性が高いです。2週間~1ヵ月程度は期間をあけたほうがよいでしょう。
そして大切なことは、化膿した部位を潰したり触ったりしないことです。炎症が悪化したり、細菌が入り込んだりする可能性があります。
眼瞼下垂になる
まぶたの開きが弱い、もしくは悪い状態を眼瞼下垂といいます。まぶたを持ち上げる眼瞼挙筋という筋肉が損傷したり、加齢で弱体化したりすることによって生じます。
埋没法には、瞼板法と挙筋法という2種類の術式があります。特に挙筋法で埋没をおこなった際に、眼瞼下垂になるリスクが高いです。挙筋法は眼瞼挙筋に糸を通す手法なので、糸を強く結び過ぎると糸をかけている箇所の眼瞼挙筋の動きが悪くなり、目の開きも悪くなってしまうのです。
しかし、糸の縛り加減が強すぎる場合は眼瞼下垂が起こる可能性がありますが、二重が完成してからは糸の縛り加減は変化しないため、挙筋法が眼瞼下垂の直接の原因になるわけではありません。
このように、挙筋法は適度な糸の縛り加減が重要です。そのため、医師の技術力により左右される部分があります。
角膜に傷がつく
一方で、角膜の損傷は瞼板法で埋没をおこなった際に起こりやすいリスクのひとつです。瞼板法は、上まぶたの縁にある軟骨部分「瞼板」に糸を留める手法です。瞼板は眼球に近い位置にあるため、糸で角膜を傷つけてしまうリスクがあります。
角膜に傷がつくと、目の痛みや違和感が現れ、目を擦ったりすることで結膜炎を引き起こしてしまうかもしれません。視力低下などの原因にもなりますので、違和感を感じたら早めに医師に相談しましょう。
まぶたが腫れる
埋没法では術中に使用する麻酔の影響や、施術によって傷がついた組織を修復するために血液が集まるため、腫れや浮腫みが生じます。腫れは翌日がピークで、1〜2週間もすれば目立たなくなります。完全に腫れが引くのは1〜2ヵ月後です。
糸の結び方が強すぎた場合や二重の幅を広くしすぎた場合は、まぶたへの負担が大きくなるため腫れが強く出る可能性があります。また、腫れやすい体質の人やもともとまぶたが分厚い人も、腫れが出やすい傾向にあります。
まぶたがピクピクする(眼瞼痙攣)
挙筋法で埋没法をおこなった場合、眼瞼下垂以外にもまぶたがピクピクする症状(眼瞼痙攣)が生じる可能性があります。顔の筋肉に負荷がかかって起こっている場合は二重の手術とは特に関係がないため、特に治療の必要はありません。
しかし、血管や神経などが圧迫されることで生じている場合は目の開きが悪くなったりする可能性があるため、痙攣が続くようであれば早めに医師に相談してください。
糸が取れることがある
埋没法はまぶたの内側から糸を留めているだけの状態ですので、時間の経過とともに留めた糸が緩んだり取れてしまうことがあります。
特に、もともとまぶたが分厚い人や二重の幅を広くしすぎた場合などは、まぶたへの負担が強くなり緩みやすくなったり外れやすくなったりしてしまいます。自分の骨格やまぶたの厚みを踏まえたうえで最適な二重ラインを形成するとよいでしょう。
実際に埋没法後で後悔をした人はどのような人?
埋没法で起こりえるリスクについて解説しましたが、ここでは実際に埋没法で後悔するケースについて詳しくみていきましょう。
二重の形や幅が左右非対称になった
埋没法後に二重の形や幅の左右差が大きく目立ってしまうことがあります。
人はもともと目の形や開き具合、骨格や脂肪のつき方などが左右非対称です。そのため、完全に左右対称の二重ラインを作ることはできません。しかし、医師の経験や技術力でできる限り左右差のない二重ラインを作ることは可能です。
事前に医師の症例写真や口コミを確認して、左右差のないデザインを得意としているかチェックしておくとよいでしょう。
また、埋没法で形成した二重ラインが完成形になるには1〜2ヵ月程度かかります。それまでは腫れの症状で特に左右差が目立つことがあります。腫れが完全に引くまでは様子をみましょう。
思うような二重にならなかった
二重の幅が狭すぎた・広すぎた、末広型を希望したのに平行型になってしまったなど、希望した二重のようにならなかったケースは非常に多いです。
脂肪の量や蒙古襞の状態などによっては、他の施術を併用しないと思うような二重にならないこともあります。そこで無理をして埋没法だけで理想の二重を作ろうとすると、不自然な二重に仕上がる可能性が高いです。
自分の目元の状態に埋没法が適しているかどうか、事前に医師に確認しておきましょう。
ダウンタイムが長引いた
埋没法は比較的ダウンタイムが短い施術です。しかし、体質や医師の技術力によってはダウンタイムが長引いてしまう可能性があります。ダウンタイムが短いからと埋没法後すぐに大事な予定を入れてしまうと、後悔してしまうかもれません。
埋没法後の腫れを抑えたい方は、ダウンタイムを抑えられる術式の埋没法を受けたり、術後の日常生活に注意して過ごすとよいです。ダウンタイムが長引いたり悪化している場合は、感染症を起こしている可能性があります。早めに医師に相談しましょう。
まぶたの腫れや違和感が残ってしまった
埋没法は医療用の糸をまぶたの内側に留めて二重ラインを作る施術です。糸は細くてしなやかなため、生体との反応も安定しています。しかし、身体に異物を挿入していることには変わりありません。そのため、まぶたの腫れや違和感は少なからず出ます。
通常、埋没法後の大まかな腫れや違和感は数日〜1週間程度で落ち着くことがほとんどです。1ヵ月以上続く場合や、目が開きにくい・痙攣が起こったなどのトラブルが起こった場合は、早めにクリニックを受診しましょう。
後悔をしないためのポイント
埋没法で後悔しないためには以下のポイントを押さえましょう。
自分に合った二重整形を選ぶ
二重整形には『埋没法』と『切開法』の2種類の術式があります。
それぞれメリットとデメリットがあり、目元の状態や希望するデザインなどによって適している方法が異なります。
埋没法が向いている人
埋没法は手術時間やダウンタイムが短いため、比較的手軽に受けられる施術です。初めての美容整形で不安な方は、まずは埋没法をおすすめします。希望どおりにならなった場合は二重まぶたの幅や形の変更ができ、糸を抜けばもとに戻すことも可能です。
一方、もともとの目によってはデザインの自由度が低い点がデメリットです。まぶたが厚い方や幅の広い二重をご希望の場合、対応できないことがあります。目元の状態によって異なりますが、一般的に埋没法は末広型やMix二重を作るのに適した施術です。
切開法が向いている人
切開法はどのような目元でもデザインの自由度が高いです。まぶたが厚い方や幅の広い平行型をご希望の場合は切開法をおすすめします。また、効果は半永久的ですので、何度も埋没法を受けている方は切開法を検討するとよいでしょう。
一方、ダウンタイムが長く腫れや内出血が目立つ、もとに戻すことはできないというデメリットがあります。
ダウンタイムの過ごし方に注意する
埋没法はダウンタイムが短く、軽い施術ではありますが、ゼロではありません。埋没法後の過ごし方に注意することで、ダウンタイムを最小限に抑えることができます。
・アイシングをすること
・血流がよくなる行動は避けること
・枕を高くして仰向けで寝ること
・過剰な塩分摂取を避けること
・しっかりと紫外線対策をおこなうこと
・目に負担や刺激を与えないこと
クリニック選びを慎重にする
二重整形の術後、できものができるなどのトラブルを極力避けるためには、クリニック選びを慎重におこなう必要があるといえます。
「最初に見つけたクリニックだから」「家から近いから」というような理由でクリニックを決めてしまうのはあまりおすすめできません。
最初のポイントは、二重整形の症例が多く、医師の経験が豊富であるかどうかです。クリニックのホームページで、二重整形の症例数やどのような医師が在籍しているのかなどを確認するのがよいでしょう。
また、実際にカウンセリングに出向いてみるのも一つのポイントとなります。施術の内容よりも料金の話や勧誘ばかりおこなうクリニックはあまり信用できません。
さらに、メリットばかりを話し、施術を受ける人が質問を投げかけてもリスクを説明しないクリニックもおすすめできません。メリットもデメリットもきちんと説明してくれるクリニックが理想的です。カウンセリングは、医師やスタッフの対応を見るよい機会だといえます。
失敗しないクリニック選びのポイント
埋没法で後悔しないためには、クリニックや医師選びが重要です。
以下のポイントを確認してから、クリニックや医師を選ぶとよいでしょう。
信頼できる医師を探す
埋没法を受ける際は、信頼できる医師を探しましょう。
経験が豊富で、技術力の高い医師であることはもちろん、カウンセリングを丁寧にしてくれる医師をおすすめします。
症例実績を見る
埋没法の実績があるかどうか、症例数や症例写真を確認しておくとよいでしょう。得意としているデザインや、こだわっているポイントなどが自分の理想の二重と同じだと、希望どおりの二重に近づけるかもしれません。
アフターケアが充実している
埋没法を受けたあとは通院の必要はありません。しかし、しばらくしてからトラブルが発生した場合、なかなか診察が受けられないと不安になりますよね。アフターケアが充実しているクリニックであれば、術後もフォローしてくれて安心です。
カウンセリングをしっかりとしてくれる
埋没法に限らず、美容整形をおこなうクリニックでは、手術の内容を決める前にカウンセリングをおこないます。このカウンセリングでお客さまのまぶたの状態や、希望のデザインを確認するためとても重要な時間となります。
医師と事前のシミュレーションをしっかりおこなってくれるクリニックを選びましょう。
保証制度が整っている
埋没法はその術式の特性から、糸が緩んだり取れたりすることがあります。これは医師の技術だけではなく、埋没法後の過ごし方なども影響してきます。
このとき保証制度が整っていると、トラブルを回避することができます。クリニックによって保証制度は異なりますが、術後の一定期間内であれば無料で再施術が可能というような保証制度が用意されています。こうした保証制度がしっかりと整っているクリニックを選びましょう。
SBCの埋没法がおすすめの理由
累計約80万件にも上る豊富な症例数(※2023年12月末時点)
湘南美容クリニックは開業以来、何度も二重術の改良を続けてきました。約80万症例からなる知識や経験をもとにした、お値段以上の価値のある二重術です。
経験豊富な技術力の高い医師が在籍
湘南美容クリニックには技術力の高い医師が多数在籍しております。これまでの経験をもとに、カウンセリングでお客さまの希望や重視するポイントをお伺いし最適な術式をご提案します。
充実の安心保証制度
「美容医療をもっと身近に」を合言葉に、価格だけでなく保証内容も見直し続けてまいりました。お客さまに安心して施術を受けていただけるよう、充実の安心保証制度をご用意しております。
SBCの埋没法をご紹介【症例写真あり】
フォーエバー二重術®
執刀医:澁川 直彦 医師
クイックコスメティーク・ダブルNeo
執刀医:金澤 紀臣 医師
クイックコスメティーク・トリプルNeo
執刀医:赤尾 健 医師