きちんと施術が行われれば埋没法の糸の結び目が目立つことはないです
埋没法には、まぶたの皮膚と上眼瞼挙筋を糸で結ぶ「挙筋法」とまぶたの裏側の瞼板に糸を通す「瞼板法」とがあります。
挙筋法は糸の結び目が皮膚の中に埋もれにくく、眼球を傷つける心配が少ない施術です。
そのため施術後すぐは糸の結び目が目立つことがあります。とはいえきちんと施術が行われていれば、徐々に目立たなくなるでしょう。
目次
埋没法の挙筋法では二重が定着するまで糸の結び目が目立つことがあります
埋没法と一言で言っても、施術の方法にはいくつか種類があります。その中の一つである「挙筋法」は、まぶたの皮膚とまぶたを持ち上げる筋肉「上眼瞼挙筋」を糸で結ぶ施術です。
挙筋法では糸が角膜に触れないため、眼球を傷つける心配は少ないです。糸の結び目が皮膚の中に埋もれにくく、施術をやり直す際に抜糸がしやすいという利点があります。
その反面、糸の結び目が皮膚表面の真下に存在することになるため、まぶたの状態によっては目立ちやすくなります。
とくに施術からまもない頃は二重まぶたが定着していないため、糸の結び目も気になりやすいといえるでしょう。
とはいってもきちんとした施術が行われていれば、術後1ヶ月で二重まぶたが定着します。それとともに糸の結び目も目立ちにくくなります。
目を閉じたときに、まぶたにボコボコとした結び目が生じる可能性がありますが、これも時間経過とともに目立たなくなるでしょう。ほとんどの場合、糸の結び目はメイクで隠すことが可能です。
またクリニックによっては、ばれにくい施術を得意としているところもあります。
瞼板法は結び目が目立ちにくい反面、眼球を傷つけるリスクがあります
挙筋法と並んでポピュラーな施術法が「瞼板法」となります。瞼板法は、まぶたの裏側にある瞼板に糸を通し、結膜側で結ぶという施術です。
施術にかかる時間が短いという点がメリットと考えられています。また瞼板法では糸の結び目が皮膚の深い所に埋もれる形となります。
挙筋法に比べて糸の結び目は目立ちにくくなりますが、その分デメリットも生じます。二重のラインを修正したいときに抜糸が難しくなること、仮に抜糸できても再び施術をするのに時間や手間がかかってしまうことなどです。
また糸が角膜に触れやすいことから、眼球を傷つけてしまうリスクがいくらか高くなります。糸が眼球に触れることで目に痛みや違和感を生じることもあるでしょう。
もちろん、施術が正しく行われていればそういった心配はありませんので、あくまでも可能性の話だと覚えておきましょう。
とはいえ挙筋法の方がこういったデメリットが少ないといえます。二重のラインを修正する可能性のある人、痛みが苦手な人は挙筋法の方が向いているかもしれません。
埋没法で用いる糸は人体への影響が少ないとされています
埋没法で用いる糸について疑問を抱えている方も少なくありません。挙筋法においても瞼板法においても、まぶたに糸を埋め込むことで二重のラインを形成します。
糸はナイロン素材でできており、外科手術など医療現場で多く使用されているものです。人体への影響が少ないとされており、アレルギー発生率も極めて少ないと考えられています。
そのためアレルギーを持っている、敏感肌などの方でも施術を受けることが可能です。万が一、アレルギーが発生した場合は、施術を受けたクリニックで抜糸してもらう必要があります。
埋没した糸によってアレルギーが起こっても、再施術で二重まぶたにすることができます。埋没法の別の方法を提案してもらうか、もしくは切開法で施術を受けることになるでしょう。
切開法であれば、施術後に抜糸を行うかどうか選択できます。抜糸を行えば、糸の結び目が気になるということはありません。
またアレルギー体質の方でも安心して受けられる施術です。埋没法と切開法、どちらの施術が適しているか、検討してみるとよいでしょう。
(まとめ)埋没法の糸の結び目は目立つの?
埋没法のうち、まぶたの皮膚と上眼瞼挙筋を糸で結ぶ「挙筋法」は施術後しばらくは糸の結び目が気になる方もいます。
糸の結び目が皮膚に埋もれにくく、眼球を傷つけるリスクが少ないゆえです。きちんと施術が行われていれば、通常は徐々に目立たなくなります。
埋没法の挙筋法はまぶたの皮膚と上眼瞼挙筋を糸で結ぶ施術です。糸の結び目が皮膚の真下にできることから、二重が定着するまでは目立ちやすくなります。
しかし時間経過とともに目立たなくなり、メイクで隠すことも可能です。
埋没法には、まぶたの裏側にある瞼板に糸を通し、結膜側で結ぶ「瞼板法」と呼ばれる施術もあります。瞼板法は糸の結び目が皮膚の深い所に埋もれるため、目立ちにくくなります。
その反面、抜糸が難しく、眼球を傷つけやすい点がデメリットです。
埋没法で使用する糸は、外科手術など医療現場で多く用いられているものです。ナイロン素材でできており、人体への影響も少なく、アレルギーも起こりにくいとされています。
切開法であれば、抜糸を行うため、糸の結び目が気になることはないでしょう。