二重整形後の目は細菌感染しやすいので、目薬で防ぐ必要があります
二重整形の手術をすると、目薬を処方するクリニックが多くあります。この目薬は、手術によって傷ついたまぶたや、そのまぶたの近くにある眼球が細菌感染しないように防ぐ役割があります。
市販の目薬とは成分がまったく異なるため、医師の指示通りにきちんと最後までさしましょう。また、保存や目薬のさし方も正しい方法を覚えておかないと、効果がないばかりか目薬が痛む原因になるため注意が必要です。
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二重整形の手術後に処方される目薬は特定の成分に特化しています
クリニックから処方される目薬は、細菌感染を防ぐ、化膿止めの役割を持っています。まぶたや目は手術によって疲れており、普段ならなんともない細菌にも反応してしまう可能性があります。
化膿してしまうことがないよう、目薬を定期的にさすことで防いでいるのです。そのため、市販の目薬と同じようなものと考えて、安易に使用を中断してしまうと、結膜炎など思わぬリスクがあるため注意が必要です。
市販の目薬の場合は、疲れ目や目の充血、かゆみなどあらゆる症状に効能があるように書かれているものが多くありますが、クリニックから処方される目薬は、市販の目薬と違い特定の症状に対して特化しています。化膿止めなら化膿止めとしての成分を多く含んでいるため、クリニックからもらった目薬を使わないということは内服薬を飲まないのと同じです。
決して、乾いた目を潤したり、保護のためにとりあえずさしておいたりするものではないことを知っておきましょう。また、1日3回、というように決められた回数があるなら、必ずその通りにささなければ、効果を失ってしまうケースもあるため注意が必要です。
他の目薬との併用など、自己判断での使用にはリスクがあります
クリニックで処方される目薬は、医薬部外品として市販されている他の目薬とは異なります。目薬は内服薬などと同じように、使用方法を間違えたり、医師の指示に従わなかったりすると効果がないばかりか、副作用などの危険もあるため、くれぐれも自己判断は控えるようにしてください。
たとえば、普段もともと使っている目薬などがあって、同時にさしてもいいのか迷うこともあるかもしれません。また、コンタクトレンズの上からさしてもいいものかどうか悩むこともあるでしょう。
結論からいうとこれらは目薬の成分によって可能かどうかがまったく異なります。そのクリニックに聞いてみないとわからないため、必ず医師に相談しましょう。
処方された後であれば、電話で問い合わせるだけでも教えてもらうことができます。自己判断で複数の目薬を併用するなどすると、別の成分と混ざって思わぬ効果が生まれたり、特定の成分について体内に取り入れてもよい上限を超えてしまったりして、危険なことがあります。
また、目薬だけではなく他の飲み薬などを使う場合も、事前に医師に相談しておくと安心です。
目薬の取り扱いに注意しましょう
細菌感染防止のための目薬ですが、使い方を間違えれば逆に細菌感染の原因になってしまう場合があります。目薬の正しい取り扱い方を知っておき、無事に処方された分を使い終わるまで丁寧に守りましょう。
目薬は基本的に冷蔵庫で保管します。市販の目薬は長期保存できるように防腐剤が添加されていますが、クリニックの目薬は有効成分を濃くするため防腐剤は入っていません。
常に冷蔵庫に入れておき、使うときだけさっと出して、早めに冷蔵庫にしまいましょう。小さいだけに温度の変化が激しいため、あまり室内に出しっぱなしにしていると変質してしまうことがあります。
また、2滴以上は溢れてしまうため、さす時は目に1滴で十分です。1滴落としたら目を瞑り、そのまましばらく目を閉じて目全体に馴染ませましょう。
よく、目薬をさした後まばたきする人がいますが、まばたきすると目薬が1ヶ所に集まって排出されてしまうためよくありません。その他、とくに注意しておきたいのが、目薬の容器先端をまつげなどに触れさせないことです。
手術後は細菌が繁殖しやすい状態なので、目薬がまつげなどに触れると汚染されてしまう可能性があります。細菌を増やさないためにも、清潔な手で慎重に扱いましょう。
(まとめ)二重整形した後の目薬はどうして必要なの?
二重整形の後に処方される目薬は、手術で負担のかかったまぶたや眼球が細菌感染しないように防ぐ役割を持っています。正しく効果を得るためには、市販の目薬とは違うものとして考え、医師の指示通りに取り扱うことが重要です。
クリニックから処方される目薬は、市販の目薬と違い、化膿止めのような特定の効果に特化しているものです。内服薬を飲むのと同じように、目薬もさしたりささなかったり、適当につけたりするのではなく、指示通りにさしましょう。
目薬を他の目薬と併用してもよいか、またコンタクトレンズの上からさしてもよいかなどは、目薬の内容によって異なります。自己判断で併用すると副作用などのリスクもあるため、必ずクリニックに確認してから使用しましょう。
市販の目薬と違い、クリニックで処方される目薬には防腐剤などが入っていないことがほとんどです。保存の際は冷蔵庫に入れましょう。
また、1滴垂らしてまばたきをせず浸透させたり、容器にまつげなどが触れないようにしたりなど正しい取り扱いも重要です。