眼瞼下垂の原因は筋肉の衰えや皮膚のたるみなどです
基本的に、眼瞼下垂とは上まぶたが上がりづらい状態にある病気の総称で、その原因には先天性のもと後天性のものがあります。
まず先天性の眼瞼下垂の場合、生まれつきまぶたを持ち上げる筋肉が弱かったり、まぶたの筋肉が十分に形成されてなかったりすることにより起こるのです。
また眼瞼下垂の多くは、先天性によるものが多いといわれています。
対して、後天性の眼瞼下垂は先天性のような筋肉の問題は見られず、加齢による筋力の低下やまぶたの皮膚のたるみが原因となって起こる場合がほとんどです。
中には脳や全身の疾患をともなうケースもありますが、この場合、まぶたの筋肉が機能不良の状態にあることが見受けられます。
現代人はパソコンなどを長時間使用する環境にあり、アレルギー疾患を患っている人が増加していることなどから、眼瞼下垂の症状を訴える人が増える傾向にあるといわれています。
眼瞼下垂は生活習慣によっても起こりえます
眼瞼下垂には上まぶたが垂れ下がる、二重の幅が広くなりすぎる、ひたいにシワがよるなどの症状があるため、見た目に大きな影響を与えるといわれています。
そしてこのような症状は眠たそうに見えたり、目つきが悪く見えたり、年齢よりも老けた印象を持たれやすかったりすることからコンプレックスに感じる方も少なくありません。
通常、後天性の眼瞼下垂は年配の方に多く見られる疾患ではありますが、30代~40代の方にも増えてきています。
その原因として日常生活における毎日の習慣が関係していると考えられているのです。
たとえばコンタクトレンズの装置の際、まぶたへ加わる負担によっても、眼瞼下垂が発症するといわれています。
とくにハードコンタクトの場合、ソフトコンタクトに比べて厚みがあるため、つけている間常にまぶたを内側から圧迫し、こすっている状態にあります。
さらにコンタクトレンズを取り外すときに、まぶたを指で引き上げる行為も眼瞼下垂を引き起こすきっかけになりえます。
眼瞼下垂は日常生活における何気ない習慣の積み重ねが原因となり発症するおそれがあるため、注意が必要です。
眼瞼下垂の治療には保険が適応されます
※湘南美容クリニックの美容整形・美容外科手術は健康保険適用外となります。
まぶたに眼瞼下垂による異常が見られた場合、保険を適応して治療を受けることができます。
また眼瞼下垂は重症度によっても保険適応可能かどうかが判断されます。
この重症度は瞳孔と上まぶたの距離で度合いが決められており、軽度は1.5mm、中度は0.5mm、重度は-0.5mmと規定されています。
眼瞼下垂の度合いが規定内の状態にあることが認められた場合、保険が適応されるのです。
ほかにもその異常により体に頭痛や慢性的な肩こりなどの症状が現れたり、前がよく見えないために運転ができないなど日常生活に支障をきたしたりする場合も保険適応されます。
眼瞼下垂の症状を訴える患者様の中には、眼瞼下垂と似て非なる偽眼瞼下垂により上まぶたが上がりにくくなってらっしゃる方もいらっしゃいます。
この偽眼瞼下垂は眼瞼下垂のようにまぶたの皮膚がたるんでいることから、一見、眼瞼下垂にも見受けられます。
しかし単なるまぶたの皮膚のたるみやひたいの筋肉や皮膚のたるみが原因となり起こっていることから、眼瞼下垂とは区別されています。
偽眼瞼下垂は眼瞼下垂とは手術での対応方法が異なり、保険が適応されるかは医療機関によって対応がさまざまです。
ご自身の症状が保険適応かどうか知りたい場合は、医療機関で診てもらってから医師の判断に委ねましょう。
美容整形でも眼瞼下垂の治療は可能です
基本的に、眼瞼下垂を保険適応で治療する場合、まぶたの機能を回復させることを目的として行われます。
そのため二重の幅など細かいデザインについて考慮されることが難しいという側面があるのです。
たとえば眼瞼下垂を整形外科で治療した結果、思ったような仕上がりにならなかったため、美容整形外科で修正するための手術を受け直したという話もあります。
この場合、整形外科の治療で目がぱっちり開くようになったことから、QOL(Quality Of Life)が改善されたという点に置いては本来の目的を果たしており、治療は上手くいったと判断してもよいでしょう。
しかし目もとの印象はその人自身の印象をも左右する大切な要素のため、思ったような仕上がりにならなかったという方もいるかもしれません。
眼瞼下垂の手術で美しく自然な目もとに仕上げたいと考えた場合、美容整形で手術を受けるという選択肢もあります。
ただ美容整形で行う手術は保険が適応されないため、自費での治療ということになります。
しかし美容を専門とする医師による施術では自然な美しい仕上がりが期待できます。
(まとめ)増加傾向にある眼瞼下垂の原因とは?
眼瞼下垂の原因には先天性のものと後天性のものがあり、その多くを先天性によるものが占めているといわれています。
しかしパソコンを長時間使う環境にあることやアレルギー疾患を罹患する人が増えていることから、眼瞼下垂を患う人も増加傾向にあります。
基本的に、年配の方に多く見られる症状でしたが、生活習慣に起因する眼瞼下垂の症状を訴える人が、30代~40代の方の間で増えています。
何気ない生活習慣の積み重ねが眼瞼下垂を引き起こすこともあるため、注意が必要です。
眼瞼下垂は保険適応で治療を受けることができます。
しかし眼瞼下垂と症状が似ている偽眼瞼下垂は、まぶたやひたいの皮膚が単にたるんだことにより起こるため、医療機関も判断が難しいという側面があり、保険適応の可否は医師の判断に委ねられています。
眼瞼下垂の治療で希望の仕上がりを望む場合、美容整形で手術を受けるという選択肢もあります。
美容を専門とする医師による手術では、デザインの要望も出せることから、希望の仕上がりを期待することができます。