授乳中の二重整形は安全面に配慮して、控えたほうがよいとされています
二重整形はプチ整形とも言われる埋没法であっても、授乳中は控えたほうがよいとされています。
埋没法は比較的体への負担が軽い施術とされていますが、それでも施術の際には痛みを抑えるために麻酔などが用いられるからです。
麻酔はごく微量ですが、やはり赤ちゃんへの影響を考えると授乳中に施術を受けないほうが良いと言えるでしょう。
目次
二重整形では麻酔薬を使うので、授乳中は施術を行わないクリニックもあります
二重整形の中でも、医療用の極細糸などをまぶたに埋め込む埋没法は比較的安全性が高いとされています。
それでもまぶたに糸を入れ込む際に、痛みが生じるとされているので通常は麻酔が用いられます。
麻酔にも色々な種類があって、よく使われるのが笑気麻酔と局所麻酔です。
亜硫酸窒素という無臭の気体を鼻から吸いこむ笑気麻酔で痛みや恐怖を和らげたら、まぶたに局所麻酔注射を打ちます。
笑気麻酔も局所麻酔も使用しますが、低濃度の麻酔薬を微量使うだけなので、安全性は高いとされています。
しかし、麻酔薬を体内に入れることには変わりありません。
そのため、体内で作られる母乳への影響やリスクもゼロとは言い切れません。
体が小さく免疫力が弱い赤ちゃんにとっては、母乳を通じてではありますが、微量の麻酔であっても体が反応するケースもないとは言えないのです。
実際、授乳中の方に対する施術を避けるクリニックも多いと言います。
安全と言いきれないのならば、不安な気持ちを抱えて二重整形を受けても気持ちは晴れないものですから、それならば、少し待って卒乳してから安心して施術を受けたほうがよいと言えます。
二重整形後は、痛み止めなどの内服薬を処方されるのも授乳中の施術を控えた方がよい理由となります
二重整形の施術後はまぶたの腫れや化膿を予防し、痛みを和らげるために抗生物質や鎮静剤などの内服薬が処方されます。
母親が服用した薬の成分は、母乳にも移行しますが、母乳に含まれる薬の量は服用した量の1%以下とかなり微量です。
抗生物質などの薬の成分によっては、赤ちゃんの体内に入っても健康上ほぼ問題ないとされているものもあります。
しかし、中には赤ちゃんの成長などに少なからず悪影響を及ぼす成分が含まれている場合もあります。
つまり、麻酔と同じくリスクはゼロではないため、授乳中の服用はできる限り控えるべきだと言われているのです。
だからと言って、鎮静剤などを服用しないと人によっては痛みが出る、施術した箇所が赤く腫れる、膿んでしまうなどの可能性もあるため、飲まないという選択も難しいでしょう。
また、授乳中は女性ホルモンのバランスが不安定になりやすく、体調も崩しやすいとされています。
二重整形を行うことで、普段以上にまぶたが腫れるといったトラブルが生じることもあるため、授乳中はやめたほうが賢明だと言えるでしょう。
リスクもしっかり説明するなど、信頼のおける医師に任せると安心です
ここまで、授乳中の二重整形は控えたほうがよいと説明してきましたが、実はクリニックによって医師の考え方が異なる場合もあります。
授乳中であっても、産後3ヶ月程度経過していれば、二重整形でも体への負担が少ない埋没法を実施できるという見解を示している医師も中にはいます。
また、局所麻酔を使用する関係から術前に搾乳し、術後24時間から48時間は断乳できるならば可能だという見解もあります。
これまでの実績を考慮し、赤ちゃんへのリスクなどを踏まえたうえで、授乳中であっても自分が責任を持てる、安全性は高いと医師自身が判断しているからでしょう。
このように、授乳中の二重整形は、クリニックによって施術が可能であるという場所と、可能ではないと判断する場所があるのです。
自身の体を任せる以上、自分で実際に医師の事前カウンセリングを受けることが大事です。
その中で、リスクなどの説明もきちんと受けて、信頼できる、納得できると感じる医師を選ぶことがもっとも重要だと言えるでしょう。
(まとめ)二重整形は授乳中でもできるの?
美容整形の中で比較的体への負担が軽いとされる二重整形であっても、授乳中は控えたほうがよいとされています。
なぜならば、施術の際に麻酔を使用し、施術後は痛み止めなどの薬の服用が必要となるからです。
二重整形の埋没法は体への負担も軽めで、安全性も高いと言われています。
しかし、低濃度で微量とは言え麻酔薬が体内に入る以上は、母乳へも成分が移行すると考えられるため、授乳中の施術を行わないクリニックが多いとされています。
二重整形の施術後は、まぶたの腫れや痛みを抑えるために抗生物質などの内服薬が処方されます。
母親が飲んだ薬は母乳にも微量ですが、含まれてしまいます。
なかには赤ちゃんにとって安全だと言い切れない成分もあるため、影響もゼロではないとされています。
授乳中の二重整形は基本的には控えるべきだとされています。
しかし、クリニックによっては短期間の断乳などの条件つきで、可能だとの見解を示す医師もいます。
事前カウンセリングなどを受けて、信頼できる医師に任せるというのが最も大切です。