奥二重が無くなってきたのは眼瞼下垂のせいです
若いころはあきらかに奥二重のラインがあったのに、年齢とともに無くなってきた場合は、眼瞼下垂を疑う必要があります。
眼瞼下垂とは加齢とともに目を開く筋肉が衰え、まぶたが下がってくることです。
昔は二重のラインがくっきりあったのに無くなったのは、ラインが無くなったのではなくまぶたで覆いかぶさって見えなくなっています。
目次
眼瞼下垂かは自分で判断することができます
奥二重のラインが無くなってきた原因が眼瞼下垂なのかを自分で調べる方法があります。
最初に目を軽く閉じて、次に眉毛に指の腹を当てて動かないように固定しましょう。
そのまま眉毛を動かさないようにして、目を開けてみます。
このとき、目を開けられなかった方は加齢などの原因によりまぶたの筋肉が衰え、額を持ち上げないとまぶたを開けられなくなっている状態です。
この状態は眼瞼下垂だといえるため、二重のラインが無くなった理由は眼瞼下垂であることがわかります。
セルフチェックのやり方は、眼瞼下垂が軽度の場合は判断付きにくいこともあります。
その場合は、次の項目に当てはまるものが多いと、眼瞼下垂だと判断できるでしょう。
- コンタクトレンズを使用している
- おでこにシワが入る
- 目が小さくなった
- 奥二重のラインが無くなった
- 上まぶたがくぼんでいる
- 目と眉毛の間が広くなった
眼瞼下垂の原因は加齢によりまぶたを持ち上げる筋肉が老化するだけでなく、コンタクトレンズの長時間使用も原因のひとつです。
コンタクトレンズはハード、ソフトどちらもリスクがあるため注意してください。
毎日長時間パソコンを使う方も、まぶたを持ち上げる筋肉が衰えやすい傾向があります。
眼瞼下垂が軽症の方は予防法がオススメです
眼瞼下垂がおきても、まだ軽症の場合は治療の必要がありません。
奥二重のラインが昔と比べて無くなってきたように感じたら、眼瞼下垂の予防法を実践してみましょう。
眼瞼下垂は後天的な原因でおこりやすいため、予防法でリスクを軽減させることができます。
軽症であれば目の周りの筋肉をトレーニングして予防することもできますから、眼瞼下垂が気になっても軽症であれば、必要以上に心配する必要はありません。
コンタクトレンズの長時間使用は、眼瞼下垂の原因のひとつです。
1日中コンタクトレンズをつけるのではなく、自宅では眼鏡を使うなど、負担を減らすようにしましょう。
ハード、ソフトどちらも長時間の使用は眼瞼下垂の原因となりますが、ハードよりもソフトのほうがリスクは軽減することができます。
眼瞼下垂は目を擦ることも原因のひとつです。
アレルギーがある方は目を無意識に擦ってしまい、まぶたを持ち上げる筋肉のたるみにつながります。
花粉症があって目が痒くなる方は、痒み止めの目薬を使って対処させましょう。
病院でアレルギー症状を抑える治療を利用することも有効です。
眼瞼下垂を本格的に予防したいなら目の周りの筋肉トレーニングをしましょう。
眉毛を指で押さえてから、目を見開いてキープさせると、鍛えることができます。
切らない眼瞼下垂手術で対処する方法もあります
セルフケアでも二重のラインがもとに戻らず、どんどん症状が重くなってくるようなら、切らない眼瞼下垂手術で改善させる方法も考えてみましょう。
眼瞼下垂手術はまぶたを切開する方法と、切らない埋没式挙筋短縮術の2種類が利用できます。
切開法による眼瞼下垂手術は改善する可能性が高いのですが、その代わりメスを入れなければならず、ダウンタイムが長くなります。
一度切除してしまえばもとに戻すことはできなくなり、リスクを考えなければなりません。
一方で切らない眼瞼下垂手術は、二重手術の埋没法を用いた治療法です。
埋没法は糸で留める方法のため、途中で糸が切れてもとに戻ってしまうことがあります。
そのリスクは糸を留める方法を工夫することで軽減させることは可能です。
切開しないためダウンタイムが短く、仕事への復帰がしやすくなります。
埋没法のメリットは、仕上がりが気に入らなかったらもとに戻せることでしょう。
切る手術方法だと不安が残る場合や、傷跡やダウンタイムが気になる場合でも、切らない方法は最適です。
もとに戻らない方法を希望であれば、切る手術法を選びましょう。
医師によっては切らない方法は不完全でトラブルが多いため、採用しないという方もいます。
クリニックによって切らない方法と切開する方法どちらを扱っているかは変わるため、一度相談してみるとよいでしょう。
(まとめ)奥二重が無くなってきたのは眼瞼下垂のせいですか?
若いころは奥二重のラインがあったのに、年齢とともに無くなってきたのは、眼瞼下垂の可能性が高いでしょう。
ラインが無いのではなく、まぶたが覆いかぶさり見えないなら眼瞼下垂が原因です。
奥二重のラインが無くなってきた原因が眼瞼下垂なのか知りたい方は、セルフチェックしてみましょう。
目を閉じて眉毛が動かないよう指で押さえ、目を開けます。
開けられなかった方や開けづらい方は、眼瞼下垂の可能性が高いでしょう。
眼瞼下垂が軽症ならまだ予防法が実践できます。
長時間のコンタクトレンズの使用を控え、目を擦らないことです。
眉毛を指で押さえて、目を見開くトレーニングも実践してみましょう。
眼瞼下垂手術は切らない埋没法と、切開する方法があります。
切らない手術は傷跡が残らずダウンタイムが少ないのがメリットです。
医師によっては不確かな方法だとする方もいるため、よく相談して決めるようにしましょう。