まぶたが重い場合、埋没法による二重整形では対応できない場合があります
埋没法は二重を手軽に作ることのできるとして、人気な二重整形の施術です。
しかし、まぶたが重いという状態がまぶたの脂肪の多さからくる場合は、埋没法の適用が難しい場合があるでしょう。
まぶたの腫れぼったさを改善しつつすっきりとした二重まぶたを作りたい場合は、切開法を用いて脂肪の除去や余剰な皮膚を除去し、二重のラインを作る必要があるでしょう。
また、重いまぶたの原因が眼瞼下垂である場合は、眼瞼下垂自体を施術によって改善する必要があります。
目次
埋没法は手軽に利用できる二重整形の施術です
埋没法は通称プチ整形とも呼ばれる施術で、施術期間の短さや、施術後の腫れや内出血の少なさなどが魅力的です。
クリニックによってはリーズナブルなものや、30分程度で施術が完了してしまうものもあり、その手軽さから、利用者も多い人気の施術だと言われています。
また、埋没法のメリットとしては、メスを使わないという点が挙げられます。
目元にメスを入れることはなく、医療用の特殊な糸によってまぶたの皮膚とまぶたの筋肉を縫い合わせて二重のラインを作ります。
そのため、まぶたへかける負担も少なく、施術を受ける利用者の心理的な負担も少ないと言えるでしょう。
しかし、埋没法には適したまぶたというものが存在します。
たとえば、脂肪が厚いまぶたなどの場合は、糸でうまく縫い合わせることができず、たとえ縫い合わせることが出来たとしても、糸に負荷がかかり過ぎることによってうまく二重のラインが形成できないとされているのです。
そのため、脂肪が厚いまぶたの場合は、埋没法の利用が推奨できないという場合があるのです。
しっかりとしたクリニックであれば、その旨を説明し、自分のまぶたに合った適切な施術を紹介してくれることでしょう。
まぶたが重い場合は切開法による二重整形がおすすめです
まぶたが腫れぼったくて重いと感じている方は、切開法と呼ばれる方法がおすすめです。
この方法では、まぶたを二重にするために、メスを使った施術でいらない皮膚や脂肪をまとめて除去するのです。
この施術を行うことで、重いまぶたの原因となっている要因を解消することができるでしょう。
もし重いまぶたに不満を持っているかたであれば、切開法の実施に力を入れているクリニックを探してカウンセリングなどに足を運んでみても良いかもしれません。
しかし切開法にも注意点があります。
埋没法と異なり、術後の結果に万一不満が出てきてもやり直しは基本的に難しいです。
また、メスを用いるため患部が内出血や腫れを起こします。
このため手術のあとしばらくの間、安静にしていることを要求されるでしょう。
しかしこのような腫れや内出血は、施術箇所を正常に回復するために必要なプロセスですから、正しく術後を過ごすことで、より美しい二重まぶたをつくることが叶うと言えます。
埋没法、切開法に関わらず、手術に踏み切るときは慎重に決断することが大事です。
クリニックに出かけたときは、まず自身のまぶたを慎重に調べてもらい、後悔をしないように専門医とよく話し合うことが大切です。
眼瞼下垂の場合は、専用の手術で解決したほうがよいでしょう
まぶたが重いと感じられるときは、眼瞼下垂という症状が進行しているケースもあります。
眼瞼下垂とは、主に上のまぶたがなかなか開かなくなる症状をもたらす疾患です。
その原因は、まぶたを動かす「眼瞼挙筋」という筋肉が衰えるためです。
眼瞼下垂を放置していると視野が狭くなります。
また、目が疲れやすくなるため頭痛や肩こりといった症状がはじまる恐れがあります。
眼瞼下垂の場合は、速やかに手術を受けることで症状を食い止めることが可能です。
症状の進行状態に応じていくつかの手術が実施されています。
もし症状が軽い場合は、筋肉を糸で留める方法でも対処できますが、症状が進んでいる場合はメスを用いた外科的な施術が必要になります。
メスを使用する方法では「挙筋腱膜前転法」という方法が代表的です。
この方法は症状が軽いケースでも重いケースでも使えるという利点があります。
なお、症状がまだ重くない状況なら、結膜を切開する方法も用いられるでしょう。
眼瞼下垂の手術は、専門のクリニックで依頼できます。
まずはカウンセリングなどでよく医師の話を聞いてから施術について決めることが大切といえるでしょう。
(まとめ)まぶたが重いと埋没法でも二重にできないって本当?
まぶたが重いという理由が脂肪の多さによるものである場合、埋没法による二重整形がうまく適用できない場合があります。
その場合は、切開法を用いて脂肪や余剰な皮膚を除去し、すっきりとした二重を作りましょう。
埋没法は施術期間も短く、施術後の腫れや内出血が少ない、手軽に利用できる二重整形の施術です。
しかし、脂肪が厚いまぶたの場合は、埋没法によって上手く二重のラインをつくることができない場合があり、そのほかの施術を推奨される場合があるでしょう。
切開法ならば、重いまぶたの腫れぼったさや重さの要因に直接アプローチして解消することが可能でしょう。
術後は腫れや内出血が生じますが、このプロセスを経ることでより美しい二重まぶたをつくることにつながります。
眼瞼下垂の症状が出ると、だんだんとまぶたを動かす眼瞼挙筋の機能が低下してしまいますから、悪化する前に手術を受けたほうが良いでしょう。
挙筋腱膜前転法などの施術はもちろん、まぶたを二重にする手術を併用することもできます。