脱毛前のカウンセリングで必ず確認されるのが服用薬についての質問です。しかし脱毛は肌にレーザーを当てるもの。服用薬って脱毛の施術とは関係ないんじゃないの?と疑問に思うこともありますよね。しかし、脱毛期間中に使用していると人体への影響が懸念される薬剤も存在します。脱毛時の薬に関する注意点を見ていきましょう。
脱毛前後の注意事項
脱毛を受ける際に注意しなければいけないことは、薬剤やクリームだけではなく、脱毛前後には避けた方がいい行動もあります。そうした注意点を把握することで、脱毛後の肌トラブルを未然に防ぐことに繋がります。脱毛前後の注意事項を見ていきましょう。
日焼け止めクリーム
脱毛を受ける際は、日焼け止めクリームを塗っていない状態が望ましいです。なぜなら、日焼け止めクリームによって脱毛効果が弱まる可能性があるからです。本来、レーザー脱毛の光が日焼け止めクリームよって阻害されることはありません。日焼け止めクリームが防止するのは紫外線ですが、レーザー脱毛の光に紫外線は含まれていないからです。ですが、日焼け止めクリームの中には塗った時に肌が白くなるものがあります。その際に毛穴にもクリームが詰まります。レーザー脱毛は黒色に反応して脱毛を行うため、毛穴が白くなることで効果が半減する可能性があります。
制汗剤・デオドラント
脱毛時の制汗剤の使用は脱毛効果を妨げる原因になります。制汗剤のデオドラント成分が毛穴に詰まってレーザーの光を阻害することがあるからです。また、制汗剤には香料、抗菌剤、防腐剤等の肌を刺激する成分が含まれています。普段の使用では問題がないという方でも、施術後のデリケートな肌では赤みや腫れ、シミなどを引き起こす原因になることがあります。脱毛後一週間程度期間を空けて使用しましょう。期間を置いても赤みなどが続いている場合は制汗剤の使用を控え方がいいでしょう。
メンソール入りのボディケア商品
脱毛直後の肌は乾燥しやすい状態になっているためボディケアは欠かせません。ですが、ここで注意してもらいたいのがボディケア商品に含まれる成分です。ボディケア商品の中にはひやっとさせるためにメンソールが配合されているものも少なくありません。脱毛直後の肌は軽い火傷をした状態になっています。ダメージを受けている状態の肌では、メンソールが刺激になってしまい、赤みや腫れを引き起こす可能性があります。脱毛直後は刺激の少ない天然成分配合のボディケア商品の使用をおすすめします。
飲酒
脱毛前後の飲酒は禁止されています。お酒を飲んだ状態でレーザー脱毛を受けると、赤みや腫れの原因になることがあります。血行が良くなり体温が上昇するためです。また、体内の水分が不足するため、痛みを感じやすくなります。そのため、脱毛前後12時間は飲酒を控えるのが望ましいとされています。ただし、アルコールの分解速度は個人差があるため、一概に12時間空けたから大丈夫とは言えません。12時間後に飲酒をした場合でも、赤みや腫れなど肌に異常が出た場合はお酒を止めて様子を見てください。
運動
脱毛前後の激しい運動は肌トラブルの原因になります。脱毛前後の運動が良くないのは、体温を上昇させてしまうためです。脱毛後の肌は熱を持ち、炎症を起こした状態になっています。その状態で運動してしまうと体温の上昇によって炎症が長引き、血流が良くなることで脱毛箇所に赤みや腫れが生じることがあります。また、運動によって汗が脱毛後の毛穴に入ることもよくありません。汗とともに細菌が入る可能性があるからです。脱毛後は運動を控え、脱毛部分を清潔に保ちましょう。
日焼け
日焼けした状態の肌では脱毛の施術を断られることがあります。レーザー脱毛は毛根の黒色に反応するため、肌の黒色にも反応して火傷をする可能性があるからです。また、脱毛直後の日焼けも肌トラブルの原因になります。脱毛後の肌は軽い火傷をしたような状態です。その状態での日焼けは肌にさらなるダメージを与えます。ダメージを受けた肌は赤みや腫れ、シミやシワなどを引き起こす可能性が高まります。脱毛前後二週間は日焼けを避けるようにしましょう。
まとめ
1.日焼け止めクリーム・制汗剤・デオドラント・ボディケア商品
日焼け止めクリームやデオドラント成分は、レーザー脱毛の効果を阻害する可能性が考えられます。ボディケア製品の使用には注意が必要です。
2.飲酒や運動
飲酒や運動による体温の上昇は、脱毛後の肌の炎症に悪影響を及ぼす可能性があります。脱毛後の飲酒や運動は控えましょう。