みなさん医療脱毛を行ったあとに何か特別なケアをしていますか?
「結局何がいいのかわからないし、いつもどおりのケアしかしていない」という方も多いかもしれません。
この記事ではどのようなケアをするべきか、逆にやってはいけないことはなにかを解説します。
脱毛後のお肌の状態
脱毛したあとのお肌はダメージを受けた状態になっていて、乾燥しがちです。
医療脱毛ではメラニンに反応するレーザーを照射するため、メラニンを含む肌に熱が発生するからです。
そのため、肌のバリア機能が低下し、乾燥しやすい状態になってしまっています。
さらに、以下の症状が出てしまうこともあります。
- かゆみ
- 赤み
- 色素沈着
つまり、脱毛後は乾燥がひどくならないようにケアをしていく必要がある、ということです。
脱毛後に必要なケア
主に脱毛後、必要なケアは次の三点です。
- 保湿
- 紫外線を避ける
- 十分な睡眠
体も化粧水やクリームで保湿
化粧水やクリームなどのスキンケア商品で保湿をしましょう。
スキンケア商品の中には油分を取りすぎてしまうものもあります。
皮膚のバリア機能を正常に保てるよう、保湿成分の含まれているスキンケア商品を選びましょう。
それぞれの肌質にあったスキンケア商品を選ぶことで油分のとりすぎを防ぐことが大切です。
また、スキンケア商品は説明書をよく読んで手順や使用量を守って、正しく使用しましょう。
紫外線を避ける
紫外線を避けるのも重要です。
健康的な皮膚でも紫外線によって皮膚の細胞がダメージを受けます。
乾燥して肌が弱くなった状態ならば影響はより大きくなるというもの。
日傘や衣服などで、できるだけ肌を露出しないように気をつけましょう。
なお日焼け止めクリームは脱毛当日にはしないほうがよいです(理由は後述)。
十分な睡眠
普段寝不足気味の人も、脱毛後しばらくは十分な睡眠を取るようにしましょう。
肌は睡眠中に発生する成長ホルモンにより修復されます。
十分な睡眠時間が具体的に何時間なのか、というのは未だ結論の出ないところではありますが、「日中の眠気で困らない程度」の睡眠時間を一つの目安としましょう(参考:厚生労働省:健康づくりのための睡眠指針2014)。
脱毛当日にやってはいけないこと
脱毛当日にやってはいけないことは、以下のとおりです。
- お風呂やサウナに入る
- 運動
- マッサージ・エステ
- 飲酒
- 制汗剤や日焼け止めの使用
- 毛抜きの使用
- カミソリや脱毛クリームの使用
- 予防接種
お風呂やサウナに入る
入浴により、肌の保湿細胞内の物質が溶け出すためです。
そのため、入浴後のお肌は乾燥しがちです。
普段でも入浴後のスキンケアは重要と言われていますが、脱毛によりダメージを受けたあとの肌への入浴の影響はより大きいものがあります。
脱毛当日は軽くシャワーで流す程度にしておきましょう。
翌日以降になれば入浴はできますが、入浴後の入念なスキンケアは忘れずにしましょう。
マッサージ・エステ
脱毛当日のマッサージやエステもやめておきましょう。
肌に摩擦などで余計な負担をかけることになります。
極力施術箇所に触らないのが吉です。
飲酒
飲酒も当日はやめておきましょう。
アルコールには利尿作用があり、体内の水分を外に出そうとしてしまいます。
その結果、もともと乾燥傾向だった皮膚がなおさら乾燥してしまうという結果につながります。
同様の理由でカフェインを含むものも当日は避けましょう。
あまり遅い時間にカフェインを取ると睡眠の質にも影響します。
制汗剤や日焼け止めの使用
制汗剤や日焼け止めの使用も当日はやめておきましょう。
ちなみに日焼け止めクリームを塗ってからクリニックに行くのもよくありません。
日焼け止めクリームが毛穴に入ってレーザー脱毛器のレーザーを反射し、効果が薄れてしまうからです。
脱毛の前は日焼け止めクリームはしない、を守りましょう。
毛抜きの使用
毛抜きを使用しての自己処理もやめましょう。
毛を抜くことで毛穴に余計なダメージとなります。
また、脱毛期間中に毛抜を使用すると、毛穴に毛がない状態となるため、次に脱毛するときに効果がない可能性があります。
カミソリや脱毛クリームの使用
カミソリや脱毛クリームでの自己処理も当日はやめておきましょう。
脱毛を終えても、すぐには毛が抜けないため気になりますよね。
でも、カミソリも脱毛クリームも肌に大きなダメージとなります。その日一日は我慢しましょう。
予防接種
予防接種も脱毛後はやめておきましょう。
予防接種といわず注射自体が皮膚に穴をあける行為だからです。
脱毛の施術でダメージを受けている皮膚に穴をあけることで、ダメージが重なってしまいます。
また、予防接種は「弱いウイルスを身体に入れて抵抗をつける」のが目的です。
皮膚のバリアが弱っているタイミングでウイルスを身体に入れることはリスクが高いと考えましょう。
お酒や自己処理はいつから再開できる?
お酒や自己処理は明確にいつから再開して大丈夫、ということはなかなか言いづらいものがあります。
肌質も脱毛によるダメージもひとそれぞれ、また季節や何をするのかによっても再開時期がまったく異なってくるからです。
ただ、皮膚の表皮の角質層は一般的にが繰り返されています。
そのため一週間からニ週間の間で、お肌の様子を見ながら再開していくとよいでしょう。
まとめ
脱毛後のお肌の状態
メラニンに反応するレーザーによって、脱毛後のお肌は乾燥しがちです。
肌のバリア機能が低下しているので、乾燥がひどくなると次のような症状が出やすくなります。
- かゆみ
- 赤み
- 色素沈着
脱毛後に必要なケア
脱毛後に必要なケアは、主に以下の三点です。
- 保湿
- 紫外線を避ける
- 十分な睡眠
あなたのお肌にあったスキンケア商品で十分に保湿をすること、日焼け止めクリーム以外の方法で紫外線を浴びないようにすること、日中に眠気を感じない程度の睡眠を取ることが重要です。
脱毛当日にやってはいけないこと
脱毛当日にやってはいけないことは以下の8点です。
- お風呂やサウナに入る
- 運動
- マッサージ・エステ
- 飲酒
- 制汗剤や日焼け止めの使用
- 毛抜きの使用
- カミソリや脱毛クリームの使用
- 予防接種
ポイントは肌にダメージを与えないこと、肌を乾燥させるようなことはしないこと。
これらは、日常的なスキンケアとしても重要ですが、脱毛後はより慎重に気をつけていきましょう。
やってはいけないことの再開時期
脱毛の施術後に「やってはいけないこと」を再開する時期は、明確に「いつからOK」というものはありません。
肌質も脱毛によるダメージも人それぞれです。
また、季節や何をするのかによって再開時期がまったく異なってくるからです。
しかし、角質層のターンオーバーから考えると最長二週間で元どおりの生活ができる場合が多いといえます。
お肌の調子をみながら、「どこまでならできるか」を考えて再開していきましょう。