医療やサロンで脱毛中の自己処理は、電気シェーバーで行いましょう。電気シェーバーはカミソリに比べ、肌への負担が少ないからです。
実際に通い始めてからの自己処理のタイミングや脱毛期間中の妊娠はどうしたらいいのでしょうか。
今回は、脱毛前後の注意点や施術中の疑問について解説します。
目次
医療・サロン脱毛中の自己処理
医療・サロン脱毛中の自己処理は、電気シェーバーで行いましょう。自己処理の中で肌への負担が一番少なく済みます。
おすすめは電気シェーバー
医療・サロン脱毛中の自己処理のおすすめは電気シェーバーです。
電気シェーバーは肌に直接カミソリの刃が当たらないため、ダメージが最小限で済みます。
電気シェーバーにはボディ用、フェイス用、VIO用などの他、全身に対応できるアタッチメント付きの便利な物まで用途別に用意されています。
電気シェーバーのセルフ処理方法
電気シェーバーのセルフ処理方法は次の通りです。
1.長い毛をハサミでカットする
まずは、長い毛をハサミでカットします。ムダ毛をカットしてから電気シェーバーを使わないと、毛がシェーバーに絡まり、皮膚を傷める原因になります。
2.電気シェーバーで剃る
次に電気シェーバーで毛の流れに沿って剃ります。毛の流れに逆らう「逆剃り」をすると毛穴が開いたり、肌荒れの原因になります。
3.肌を保湿する
最後にシェービングした肌を保湿します。シェーバーでの処理は肌への負担は少ないものの、摩擦などが起きています。自己処理が終わったら、乾燥を防ぐため化粧水をたっぷりつけて乳液で潤いを閉じ込めましょう。
カミソリや毛抜きはNG
カミソリや毛抜きは肌を傷つけてしまうことがあるため、クリニックやサロンでの脱毛期間中は行わないでください。
カミソリでの処理は皮膚が赤みやかゆみなどの症状が出たり、毛抜きでの処理では無理に抜いたことで毛穴が開いたり、赤く腫れる症状が出ることがあります。
これは肌表面の角質層が削られたことや、毛穴を無理に開かせてしまったことが原因で起きています。
また、ダメージを受けた肌は、肌を守るためにメラニン色素を生成します。ダメージにより肌の代謝バランスが崩れ、本来排出されるはずのメラニンが皮膚に残り、黒ずみの原因となります。
医療・サロン脱毛前の自己処理
クリニック・サロン脱毛前の自己処理の注意事項を2点お伝えします。
自己処理をするタイミング
自己処理をするタイミングは1〜2日前がベストです。そうすることで、施術当日までにシェービングでダメージを受けた肌が回復できるからです。
自己処理は、電気シェーバーを使用したとしても少なからず肌の負担になっています。当日にシェービングしてしまうと肌に負担がある状態で施術することになり、痛みが強くなったり炎症が起きる原因となります。
医療脱毛とサロン脱毛の多くはメラニン色素に作用して脱毛を行うため、毛が生えた状態で施術を受けると、その伸びた毛に光が反応して火傷などのリスクが伴います。
また、剃り残しがあると施術してもらえないサロンもあるので注意しましょう。
どこまで剃っていけばいい?
自己処理でどこまで剃っていけばいいのかというと、全身脱毛の場合は「全部」です。前述したように光を使いメラニンに反応させる施術が多く、火傷や肌荒れの原因になります。そのため、ムダ毛が残っていると施術ができません。
自己処理しにくい背中などの背面や、Oラインを補助してくれたり、最近ではシェービングを無料で行ってくれるサービスがあります。自己処理が苦手な方はサービス面も考慮してクリニックやサロンを選ぶといいでしょう。
医療・サロン脱毛後の自己処理
医療・サロン脱毛後の自己処理を再開するタイミングと抜け落ちる毛の処理方法について紹介します。
自己処理を再開するタイミング
自己処理を再開するタイミングは施術日から4日後が目安です。医療・サロン脱毛後の肌は、いつも以上にストレスがかかっていて肌トラブルが起きやすい状態です。
施術で毛根やバルジ領域に熱を加えているので、肌が敏感になっています。肌を傷つけないように次の自己処理までの間隔を空け肌の調子を見て再開しましょう。
脱毛後にポロポロ抜ける毛の処理
脱毛後にポロポロ抜ける毛の処理は、とにかく「待つ」ことです。なぜなら、効果の出ていない毛を毛根から抜いてしまうと、施術と毛周期のバランスが崩れてしまう可能性があるからです。
脱毛は毛周期と深い関係にあり、脱毛に効果があるとされる成長期の毛に作用して脱毛を促します。自然に抜け落ちる前に抜いてしまうと、次の施術時に成長期にあたるはずの毛を抜いてしまい、結果的に脱毛効果が薄れてしまいます。
脱毛後は自然に毛が抜けるのを待ち、次回の施術がスムーズに行えるよう肌のケアを心がけましょう。
医療・サロン脱毛施術中に関するQ&A
医療・サロン脱毛施術中の疑問にお答えします
脱毛中に生理が来たら
脱毛日当日に生理が来てしまった場合はすぐにクリニック・サロンに連絡しましょう。
生理中はホルモンのバランスが変化し、肌が敏感になることから痛みを強く感じることがあります。しかし痛み止めなどの薬を服用していなければ、デリケートゾーンのVIO以外は施術できるクリニックやサロンも多くあります。身体の調子を見て判断しましょう。
脱毛中に寝ることはできる?
熟睡しない程度なら脱毛中に寝てしまっても大丈夫です。リラックスして施術を受けると痛みも和らぎます。
ただし、いびきをかいたり、寝返りをうったりしないよう、熟睡しないように気を付けましょう。
脱毛中に携帯は使用できる?
脱毛中に携帯は使用できません。施術中は強い光を使うため、安全に配慮して目にタオルやゴーグルがかけられます。
脱毛中にトイレに行きたくなったら
脱毛中でもトイレに行きたくなったら、我慢せずに施術者に伝えましょう。トイレ後はウォシュレットを利用したり、デリケートゾーン用のウェットシートで拭き取ると衛生面でも安心です。
脱毛期間中に妊娠が判明したら
脱毛期間中に妊娠が判明したら、直ちに施術を中断しましょう。なぜなら、妊娠中は毛の濃さや毛周期に変化が出たり、肌が敏感になるなど身体の変化が起きるからです。
妊娠中はプロゲステロンの増加で睡眠障害が起きたり、エストロゲンの増加が一因とされるつわりで心身ストレスが増加します。
脱毛の施術自体が妊娠に影響を及ぼすことはありませんが、肌や赤ちゃんのためにすぐに中断しましょう。ほとんどのクリニックやサロンで、妊娠期間中は施術期間を無料で延長してくれます。
(まとめ)医療やサロンで脱毛中の自己処理|脱毛前後の注意点や施術中の疑問について解説
1.医療・サロン脱毛中の自己処理
自己処理の中で肌への負担が一番少ないのは電気シェーバーです。シェービングの前に長い毛をハサミでカットし、毛流れに沿って剃ります。シェービング後は化粧水などで保湿しましょう。
2.医療・サロン脱毛前の自己処理
自己処理は施術の1〜2日前に行います。また全身脱毛であればできる限り全ての部分をシェービングしましょう。剃り残しがあるとシェービング代がかかったり、施術してもらえないこともあります。
3.医療・サロン脱毛後の自己処理
自己処理は最低3日間空けてから再開しましょう。脱毛後は施術の光による熱で肌にストレスがかかっています。皮膚を痛めないように保湿などのケアが大切です。
また、脱毛後は自然に毛が抜けるまで無理に抜くのは避けましょう。効果の出ていない毛を毛根から抜いてしまい、施術と毛周期のバランスを崩してしまう可能性があるからです。結果的に脱毛効果が下がり、脱毛完了までに時間がかかることになります。
4.脱毛期間中に妊娠が判明したら
妊娠が判明したら、すぐに脱毛を中断しましょう。女性ホルモンが増加することで毛の濃さや毛周期に変化が出たり、肌が敏感になることがあります。
施術が妊娠に影響を及ぼすことはありませんが、肌や赤ちゃんのためにすぐに中断しましょう。ほとんどのクリニックやサロンでは妊娠期間中は施術期間を無料で延長してくれます。